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中学受験 社会|後半で伸ばすための土台づくり
みなさんこんにちは!ユウキです。 「社会は最後に詰め込めば間に合う、って聞いたんですけど、本当ですか?」——6年生の保護者から、この質問は本当によく受けます。算数や国語に時間を取られて、社会は後回し。「直前期に一気にやればなんとかなる」と思っているご家庭が、実は多いんですよね。 結論から言うと、社会は後半でグンと伸びる科目です。ただし、伸びるかどうかは「土台があるか」で決まります。土台のない子が直前に詰め込んでも伸びません。今日は、中学受験の社会を直前期にしっかり伸ばすための、後半に効く土台づくりをお話しします。 社会は「最後に伸びる」が、無条件ではない まず事実として、社会は6年生の後半、とくに直前期に一番伸びやすい科目です。算数のように積み上げに長い時間がかかる科目と違い、知識系は短期間で得点が跳ねることがある。だから「最後に伸ばす科目」という位置づけ自体は、間違っていません。 でも、ここに大事な条件があります。直前期に伸びるのは、土台ができている子だけなんです。地理・歴史・公民の「骨組み」が頭にあり、そこに知識をぶら下げる準備がで
ユウキ先生
19 時間前読了時間: 4分


中学受験 社会|地図・資料の読み取り問題への備え方
みなさんこんにちは!ユウキです。 「うちの子、知識はあるのに、グラフや地図が出た瞬間に固まるんです」——先日、ある6年生のお母さんからこんな相談がありました。一問一答ならスラスラ答えるのに、雨温図や統計のグラフ、地形図が出ると手が止まる。最近の入試は、こういう資料読み取り問題がどんどん増えているんですよね。 結論から言うと、資料の読み取りは「知識」とは別の、独立したスキルです。知識を詰めるだけでは対応できない。今日は、中学受験の社会で地図・資料の読み取り問題にどう備えるかをお話しします。 読み取り問題は「知識クイズ」ではない まず押さえてほしいのは、資料読み取り問題は、知識を聞いているのではないということです。雨温図を見せて「これはどの地域か」と問う問題は、「雨温図の特徴を覚えているか」ではなく、「グラフからその特徴を読み取って、知識と結びつけられるか」を見ています。 つまり、必要なのは2ステップ。①資料から情報を読み取る、②その情報を自分の知識とつなげる。知識だけ詰めている子は①が抜けているので、資料が出た瞬間に固まる。逆に、読み取り
ユウキ先生
1 日前読了時間: 4分


中学受験 社会|偏差値が安定しない子の共通点
みなさんこんにちは!ユウキです。 「社会の偏差値が、いい時は60、悪い時は45。同じ子とは思えないくらい乱高下するんです」——先日、ある6年生のお父さんからこんな相談を受けました。範囲の狭い回は取れる、範囲が広い回は崩れる。波が激しくて、本人も親も振り回されている、と。 社会は本来、算数より波が出にくい科目です。それなのに偏差値が乱高下する子には、はっきりした共通点があります。今日は、中学受験の社会で偏差値が安定しない子に共通する3つのパターンと、その直し方をお話しします。 共通点1:知識が「短期記憶」で止まっている 一番多いのがこれです。テスト前に詰め込んで、その回は取れる。でも次の回には抜けている。知識が長期記憶に移らず、毎回ゼロから詰め直している状態です。 このタイプは、範囲が狭い回(=直前の詰め込みが効く回)では高得点、範囲が広い回(=過去の蓄積が問われる回)で崩れます。波の正体は、まさにこれ。「直前に入れた分しか出せない」から、範囲の広さで点が上下するんですね。 直し方は、間隔をあけた復習です。一度やった単元を、1週間後・1
ユウキ先生
2 日前読了時間: 4分


中学受験 社会|公民・時事はどこまでやるべきか
みなさんこんにちは!ユウキです。 「公民って、いつから・どこまでやればいいんですか? 時事問題も出るって聞いて、ニュースを全部チェックさせたほうがいいのか不安で」——6年生の秋に近づくと、こういうご相談がぐっと増えます。先日も、あるお母さんが分厚い時事問題集を抱えて「これ、全部やらせたほうがいいですよね?」と聞いてこられました。 結論から言うと、公民と時事は「やりすぎ」が一番こわい分野です。範囲を広げればキリがなく、しかも配点はそこまで大きくない。今日は、中学受験の社会で公民・時事をどこまでやるべきか、その線引きをはっきりさせます。 公民は「後ろにある」が、軽視はできない まず公民の位置づけから。多くの塾で、公民は地理・歴史を終えた後、6年生で一気に学ぶ構成になっています。つまり時間的に後ろにある。だから「あとで詰めればいい」と油断されがちなんですが、ここに落とし穴があります。 公民は範囲こそ地理・歴史より狭いものの、短期間で一気に押し込むため、消化不良を起こしやすい。憲法、三権分立、国会・内閣・裁判所の仕組み、選挙、地方自治……これを
ユウキ先生
3 日前読了時間: 4分


中学受験 社会|歴史の流れを「物語」で入れる方法
みなさんこんにちは!ユウキです。 「歴史の年号が全然覚えられないんです。鎌倉の次が室町なのか安土桃山なのかも、ごちゃごちゃで」——先日、ある5年生のお母さんからこんな相談がありました。お子さんは一問一答の問題集を何周もしていて、単発の用語は答えられる。でも「並べ替え」や「流れを問う問題」になると総崩れになる、と。 結論から言うと、歴史を「用語の暗記」として入れている子は、必ずこの壁にぶつかります。歴史は本来、暗記科目ではなく「物語」なんですよね。今日は、中学受験の社会で歴史を物語として頭に入れる方法をお話しします。 バラバラの用語は、つながっていないから抜ける 歴史が苦手な子の答案を見ると、特徴がはっきりしています。用語は知っているのに、それが「なぜ起きたか」「次に何につながったか」が空白なんです。 たとえば「鎌倉幕府が滅びた」は覚えている。でも「なぜ滅びたのか」「そのあと誰がどう動いたのか」が抜けている。これだと、知識が空中にバラバラ浮いている状態で、ちょっと角度を変えて問われると答えられない。つながっていない情報は、人間の脳から真っ
ユウキ先生
4 日前読了時間: 4分


中学受験 社会|音声解説をスキマ時間に使う学習法
みなさんこんにちは!ユウキです。 「社会に回す時間がないんです。算数と国語でいっぱいいっぱいで、社会は後回しになって、結局テスト前に詰め込むだけ」——これ、共働きのご家庭を中心に、本当によく聞く悩みです。先日も、あるお母さんから「机に向かう時間はもう増やせない。でも社会の暗記が間に合わない」と相談されました。 結論から言うと、社会の暗記は「机に向かう時間」だけで戦う必要はありません。むしろ社会こそ、スキマ時間との相性が抜群にいい科目なんです。今日は、音声解説を使って中学受験の社会をスキマ時間で固めていく学習法を紹介します。 社会の暗記は「耳」で十分まわせる そもそも社会の知識のかなりの部分は、目で書いて覚えなくても、耳で繰り返し聞けば定着するものです。歴史の流れ、地理の特徴、公民の用語——これらは「聞いて、思い出す」を繰り返すだけで、机に向かわなくてもどんどん入ります。 考えてみてください。子どもが好きなアニメの主題歌や、CMのフレーズって、誰も机に向かって覚えていないのに完璧に言えますよね。人間の脳は、繰り返し耳に入った情報を勝手に覚
ユウキ先生
5 日前読了時間: 4分


中学受験 社会|地理は「前提知識」がないと暗記がきつい理由
みなさんこんにちは!ユウキです。 「地理がどうしても覚えられないんです。何度やっても、テスト前に詰め込んでも、すぐ抜けちゃう」——これ、中学受験の社会で一番多い悩みかもしれません。先日も、ある6年生のお父さんから「地理だけ偏差値が10低い。暗記の量が足りないんでしょうか?」と相談を受けました。 正直に言うと、地理が覚えられない子の多くは、暗記量が足りないのではありません。覚えるための「土台」、つまり前提知識が抜けているんです。今日は、なぜ地理は前提知識がないと暗記が地獄になるのか、その理由と土台のつくり方をお話しします。 地理は「点」で覚えると一生終わらない まず大前提として、地理の知識量はとんでもなく多いです。47都道府県、県庁所在地、山地・川・平野、農産物、工業地帯、気候区分……これを全部バラバラの「点」として暗記しようとすると、穴の空いたバケツに水を入れているのと同じで、入れた先から抜けていきます。 ある5年生の女の子は、地理のノートを真っ赤になるほど書き込んでいました。努力は本物。でも偏差値は45から動かない。理由は明確で、全部
ユウキ先生
6 日前読了時間: 4分


中学受験 社会|4年は「興味関心」、5年は「データ」へ切り替える
みなさんこんにちは!ユウキです。 先日、ある4年生のお母さんから「うちの子、社会だけはやたら詳しいんです。電車も都道府県もペラペラなのに、組み分けテストになると点が取れない」というご相談をいただきました。これ、実はものすごく多いパターンなんですよね。 結論から言うと、4年生の社会と5年生の社会は、求められる力がまったく別物です。ここを理解しないまま「うちの子は社会が得意」と思い込んでいると、5年生で一気に失速します。今日は中学受験の社会を「学年でどう切り替えるか」という、社会勉強法の土台になる話をします。 4年生の社会は「興味関心」を太らせる時期 4年生の社会で大事なのは、ぶっちゃけ点数ではありません。この時期にやるべきは、「社会っておもしろい」という感覚を体に入れることなんです。 旅行に行ったら「この県は何が有名だっけ?」と話す。ニュースで知らない地名が出たら地図で一緒に探す。スーパーで野菜の産地表示を見て「これ、どこの県?」と聞く。こういう日常の中の小さな興味が、あとで効いてきます。 僕が見てきた中で、5年・6年で社会が伸びる子の
ユウキ先生
8月27日読了時間: 4分


理科を「暗記科目」と思っていると失速する
みなさんこんにちは!ユウキです。 中学受験を始めたばかりのご家庭から、よくこんな声を聞きます。「理科は暗記すれば点が取れるから、後回しでも大丈夫ですよね」。先日も、あるお母さんが「うちは理科を暗記でなんとかするつもりなので、算数と国語に時間を集中させたいんです」とおっしゃっていました。 その気持ち、よく分かります。でも、正直に言わせてください。「理科は暗記科目」という思い込みこそ、5年生以降に理科が失速する最大の原因なんです。今日は、なぜこの思い込みが危険なのか、いっしょに整理していきましょう。 「暗記でいける」のは4年生まで まず事実から。理科を暗記で乗り切れるのは、せいぜい4年生のうちだけです。 4年生の理科は、植物・昆虫・星座・身近な自然など、覚えれば点になる内容が中心です。だから「理科=暗記」という成功体験を、この時期に親子で持ってしまう。ところが5年生になると、てこ・濃度・電流・中和・ばねといった計算と思考を要する単元がどっと増えます。ここで暗記一本槍の戦法は通用しなくなる。 実際、ある親御さんは「4年で理科の偏差値が58あ
ユウキ先生
8月26日読了時間: 4分


理科の考察問題に強くなる思考の型
みなさんこんにちは!ユウキです。 近年の中学受験で、確実に存在感を増しているのが理科の考察問題です。見たこともない実験のグラフや表が示され、「この結果から何が言えるか説明しなさい」と問われる。先日も、ある6年生のお父さんから「うちの子、知識問題は満点近いのに、考察問題になると白紙が多い。どう教えればいいのか見当もつかない」というご相談がありました。 これ、お子さんの知識が足りないわけではありません。結論から言うと、考察問題は知識量ではなく「思考の型」を持っているかどうかで決まります。今日は、その型を身につける方法をお話しします。 考察問題は「暗記の延長」では解けない まず大前提として、考察問題は暗記の貯金がそのまま通用しない領域です。 知識問題は「覚えているか・いないか」の勝負ですが、考察問題で問われるのは初見の情報をその場で処理する力。問題に出てくる実験は、テキストで習っていないものがほとんどです。だから「習ったかどうか」で挑むと、知らない実験を前にして固まってしまう。冒頭のお子さんが白紙だったのも、考察を「知識を思い出す問題」だと誤
ユウキ先生
8月25日読了時間: 4分


5年生から理科が急に難しくなる理由
みなさんこんにちは!ユウキです。 「4年生のうちは理科が得意科目だったのに、5年生になった途端に成績が落ちてきました」——この相談、毎年5月から6月にかけて本当に増えます。先日も、あるお母さんが「4年では理科の偏差値が60近くあったのに、5年に上がってから50台前半まで下がって、本人も自信をなくしています」と心配そうにお話しされていました。 これ、お子さんがサボったわけでも、急に頭が悪くなったわけでもありません。結論から言うと、5年生の理科は、求められる学力の「質」が4年生とまるで変わるんです。今日は、その変化の正体と備え方をお話しします。 4年理科は「好き」、5年理科は「処理力」 まず、4年生と5年生で理科の何が変わるのか。ひとことで言えば、「興味で点が取れる科目」から「処理力が問われる科目」への転換です。 4年生の理科は、植物や昆虫、星座、身近な自然現象など、好奇心と暗記でカバーできる内容が中心です。生き物が好きな子、星が好きな子は、勉強という意識すらなく高得点を取れます。ところが5年生になると、てこ・滑車、電流、濃度、中和、ばね、
ユウキ先生
8月24日読了時間: 4分


理科が「算数化」する単元の正体と対策
みなさんこんにちは!ユウキです。 「うちの子、理科は好きで暗記もできるのに、ある時期から急に点数が取れなくなったんです」——先日、ある5年生のお母さんからこんな相談をいただきました。よくよく聞いてみると、苦戦しているのは決まって数字がたくさん出てくる単元。生物や天体は得意なのに、です。 これ、理科という科目の「裏の顔」が原因なんです。結論から言うと、理科にはある段階から「算数の問題」に化ける単元があり、ここを理科だと思って暗記で攻めると必ず失速します。今日は、その「算数化する単元」の正体と対策をお話しします。 理科の半分は「算数の応用問題」である まず、はっきり言ってしまいます。中学受験の理科で出てくる計算分野——濃度、中和、気体の発生量、電流、ばね、てこ、滑車、溶解度といった単元は、理科の皮をかぶった算数です。 これらの単元で問われているのは、化学や物理の深い知識ではありません。「比例」「反比例」「比」「割合」といった算数の道具を、理科の文脈で正しく使えるかだけなんですね。たとえば中和の問題は、つきつめれば「ある量の酸とアルカリがちょ
ユウキ先生
8月23日読了時間: 4分


理科の計算単元を夏休みに一気に潰す戦略
みなさんこんにちは!ユウキです。 毎年6月になると決まって増えるのが、「夏休み、理科をどう使えばいいですか」というご相談です。先日も、ある5年生のお父さんから「ふだんの週は塾の宿題で手一杯で、苦手な理科の計算をやり直す時間がまったく取れない」と打ち明けられました。 これ、すごくよく分かります。そして僕の答えは決まっています。結論から言うと、理科の計算単元こそ、夏休みにまとめて潰すべきなんです。今日は、なぜ夏が最適なのか、そしてどう進めるのかをお話しします。 なぜ「夏休み」と「計算単元」の相性が抜群なのか まず、理科の計算単元——電流、濃度、中和、気体の発生量、ばねの伸び、てこ・滑車といった分野には、ある共通点があります。それは「いったん仕組みを理解すれば、あとは演習量に比例して安定する」ということ。 知識分野は毎日コツコツ触れるのが向いていますが、計算分野は逆で、短期間に集中して大量に解いた方が一気に伸びるんですね。なぜなら、同じ型の問題を連続で解くことで「解き方のパターン」が手に染みつくから。週に1問ずつだと毎回ゼロから思い出すことに
ユウキ先生
8月22日読了時間: 4分


植物・生物の暗記を図鑑で乗り切る方法
みなさんこんにちは!ユウキです。 中学受験の理科で、保護者の方が地味に頭を抱えるのが植物・生物の暗記です。双子葉類と単子葉類、花のつくり、昆虫の育ち方、メダカの飼い方……覚えることが膨大で、しかも文字だけだと頭に入りにくい。先日も、ある5年生のお母さんから「テキストの植物の図を丸暗記させているのに、写真で出されると分からなくなる」というご相談がありました。 これ、実はテキストの図だけで覚えようとしているのが原因なんです。結論から言うと、植物・生物の暗記は「図鑑」を相棒にすると一気にラクになります。今日はその使い方を具体的にお話しします。 テキストの図と「本物」のあいだに溝がある まず、なぜテキストの図を覚えても本番でつまずくのか。 中学受験のテキストに載っている植物や昆虫の図は、必要最低限に簡略化されたイラストです。覚えやすい反面、実物や写真とのあいだに大きな溝がある。テキストの「アブラナの花」のイラストは覚えていても、入試で実物のカラー写真や別アングルで出されると「これ知らない」となってしまうんですね。 冒頭のお子さんがまさにそうで
ユウキ先生
8月21日読了時間: 4分


理科の知識は「日常会話」で定着させる
みなさんこんにちは!ユウキです。 「うちの子、理科の暗記が全然頭に入らないんです。何度書かせても、テストになると思い出せなくて」——これ、本当によくいただく相談です。先日も、ある4年生のお母さんが「ノートに10回書かせても、雲の名前を翌週には忘れている」と肩を落としていました。 でも、ちょっと待ってください。結論から言うと、理科の知識は机に座って覚えるより、生活の中の会話で覚えた方が圧倒的に定着します。今日は、お金も特別な教材もいらない「日常会話で理科を定着させる」方法をお話しします。 なぜ「書いて覚える」が抜けやすいのか まず、なぜノートに何度も書いても抜けてしまうのか。理由はシンプルで、書く作業は「手の運動」になりがちで、頭がほとんど働いていないからです。 漢字練習と同じで、機械的に書き写しているとき、子どもの意識は「あと何回書けば終わるか」に向いています。これでは情報が記憶に引っかからない。心理学的にも、人は「自分ごととして使った情報」「感情が動いた情報」を強く記憶することが分かっています。雲の名前をただ書き写しても自分ごとになら
ユウキ先生
8月20日読了時間: 4分


振り子と物体の運動|算数で教えるという難所
みなさんこんにちは!ユウキです。 中学受験の理科には、「これは本当に理科なのか?」と保護者の方が首をかしげる単元があります。その代表が振り子と物体の運動です。先日、ある6年生のお父さんから「振り子の周期の問題、解説を読んでも親の自分が理解できなくて教えられない」と打ち明けられました。理系出身の方だったのに、です。 ぶっちゃけ、これは親御さんが悪いわけではありません。振り子と物体の運動は、理科の顔をした算数だからです。今日は、この難所をどう乗り越えるかをお話しします。 なぜ振り子は「教えにくい」のか まず、振り子の難しさの正体をはっきりさせましょう。 振り子の周期、つまり1往復にかかる時間は、おもりの重さでも振れ幅でもなく、糸の長さだけで決まる。これがまず直感に反します。「重いおもりの方が速く動くんじゃないの?」という子どもの感覚を、いったん裏切る必要があるんですね。 さらに厄介なのが、周期と糸の長さの関係が比例ではないことです。糸の長さを4倍にすると周期は2倍、9倍にすると3倍。つまり「長さの平方根に比例する」という、小学生がふだん使
ユウキ先生
8月19日読了時間: 4分


てこ・滑車でつまずく子への教え方
みなさんこんにちは!ユウキです。 中学受験の理科で「ここで一気に脱落者が出る」という単元があります。そう、てこと滑車です。先日も、それまで理科が得意だったある男の子が、てこの単元に入った途端に週テストで6割を割り込み、お母さんが「急に理科を嫌がるようになった」と慌てて相談にいらっしゃいました。 でも、これは才能の問題ではありません。ぶっちゃけ、教える順序がほんの少しズレているだけで、てこ・滑車は驚くほどスッと入ります。今日はそのつまずきの正体と、ご家庭での教え方を具体的にお話しします。 つまずきの正体は「公式の丸暗記」 まず、てこでコケる子のほとんどに共通するのが、「支点からの距離×おもり=反対側も同じ」という公式を、意味を理解しないまま暗記していることです。 公式自体は正しい。でも、なぜそうなるのかが腹落ちしていないと、ちょっと問題の形が変わっただけで手が止まります。支点が端っこにある問題、棒自体に重さがある問題、ばねばかりが絡む問題——少しひねられると「習った形と違う」と固まってしまうんですね。 冒頭の男の子も、典型的なパターンで
ユウキ先生
8月18日読了時間: 4分


中学受験 理科は「知識・計算・考察」の3つに分けて対策する
みなさんこんにちは!ユウキです。 先日、ある5年生のお母さんから「うちの子、理科だけ点数の波が激しくて、何をどう手伝えばいいのか分からないんです」というご相談をいただきました。聞いてみると、ある月の組み分けは偏差値58、次の月は48。同じ理科なのに、まるで別の科目のように上下していたんですね。 これ、実は理科という科目を「ひとつのカタマリ」として捉えているからこそ起きる現象なんです。結論から言うと、理科は「知識」「計算」「考察」という性質のまったく違う3つの領域の寄せ集めであって、ここを分けて考えないと対策のしようがありません。今日はこの中学受験理科の全体地図を、いっしょに描いていきましょう。 理科は1科目に見えて、中身は3つの別科目 まず大前提として、僕は保護者の方に「理科を国語や算数と同じ感覚で見ないでください」とお伝えしています。 なぜなら、理科の中には暗記でカタがつく「知識」、手を動かして数式を処理する「計算」、初見の情報を読んで筋道を立てる「考察」という、求められる脳の使い方がまるで違う領域が同居しているからです。植物の名前を
ユウキ先生
8月17日読了時間: 4分


【中学受験 国語】受験国語と学校の国語はまったく別物という話
みなさんこんにちは!ユウキです。 「うちの子、学校の国語のテストはいつも90点以上なんです。なのに塾の模試だと偏差値40台で……どうしてこんなに差が出るんですか?」。これ、4年生・5年生の保護者からよく寄せられる相談です。お母さんは「学校でできているなら、塾でもできるはず」と思っている。だから余計に混乱するんですよね。 でも、結論から言います。受験国語と学校の国語は、まったくの別物です。同じ「国語」という名前がついているから誤解されますが、中身は別競技。今日はそのレベルギャップの正体と、親が持っておくべき心構えをお話しします。 同じ「国語」でも、ゴールがまるで違う まず、学校の国語のゴールは何か。基本的には、授業で扱った文章をきちんと理解できたかを確かめることです。だからテストには、授業で読んだ教材がそのまま出る。先生の説明を聞いていれば、答えはだいたい予測がつく。これは決して悪いことではなく、学校教育として正しい姿です。 一方、受験国語のゴールはまったく違います。出題されるのは初めて読む文章です。授業の予習も先生の解説もない。その場で
ユウキ先生
8月16日読了時間: 4分


【中学受験 国語】家庭学習、何を宿題にすべきか
みなさんこんにちは!ユウキです。 「国語の家庭学習、毎日何をやらせればいいのか分からないんです」——これ、算数や理科ではあまり出ない、国語特有の相談です。算数なら「この問題集を◯ページ」と決まりやすいのに、国語はメニューが見えにくい。だから結局、塾のテキストの読解問題を一日一題やって終わり、という家庭が多いんですよね。 でも、その「なんとなく一日一題」が、いちばんもったいない。今日は、限られた時間の中で国語の家庭学習に何を宿題として組み込むべきか、具体的なメニューをお話しします。すでに「国語をやるべきか」の判断がついている前提で、その次の段階の話です。 国語の宿題は「3つの引き出し」に分けて考える まず大前提として、国語の家庭学習を「読解問題を解く」の一本に頼るのは危険です。読解は大事ですが、それだけだと量も時間も読めず、達成感も出にくい。 僕がおすすめするのは、国語の宿題を3つの引き出しに分けることです。①毎日やる「積み立て系」、②週に数回の「読解トレーニング系」、③テスト前の「見直し系」。この3つを役割分担させると、毎日の宿題が組み
ユウキ先生
8月15日読了時間: 4分


【中学受験 国語】漢字・語句で確実に点を取るルーティン
みなさんこんにちは!ユウキです。 模試の答案を見ていると、毎回もったいないなと思う場面があります。冒頭の漢字・語句問題で、2問も3問も落としているんです。ある6年生の子は読解では健闘しているのに、漢字で毎回6点ほど落としていて、それがそのまま偏差値の頭打ちにつながっていました。 漢字・語句は、中学受験の国語で唯一「努力が裏切らない」分野です。読解は相手のある勝負ですが、知識問題は自分次第で満点が狙える。今日は、ここで確実に点を取るためのルーティンをお話しします。 漢字・語句は「読解の補強」ではなく「独立した得点源」 まず発想を切り替えてください。漢字や語句を、語彙力アップのオマケだと思っている家庭が多いんです。でもこれは違います。 語彙を増やすこと(読解の土台づくり)と、漢字・語句で確実に1点ずつ取ること(得点ルーティン)は、目的がまったく別です。語彙は読むための栄養、漢字・語句は取りこぼさないための得点技術。今日話すのは後者です。 考えてみてください。漢字・語句は配点として侮れない割合を占めます。ここを毎回満点近くで固めるだけで、読
ユウキ先生
8月14日読了時間: 4分
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