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2027年入試の「2月4日廃止」が意味すること――城北中学の新入試制度から読み解く


こんにちは、ユウキです。


「先生、城北が2月4日をやめるって本当ですか?」――実はこれ、城北中学校だけの話ではありません。2027年度入試に向けて、首都圏の中学入試に「静かな地殻変動」が起きています。


今回は、GW明けのこの時期だからこそ押さえておきたい、2027年度入試の最新動向をお伝えします。


城北中学校、2027年度から「算数選抜」と「帰国生選抜」を新設


まず、大きな注目を集めているのが城北中学校(東京都板橋区・男子校)の入試制度変更です。


城北中学校は2025年12月21日、2027年度入試から入試制度の一部を見直し、新たに「帰国生選抜」と「算数選抜」を導入すると発表しました。


具体的な変更点を整理します。


【新設される入試】

  1. 帰国生選抜: 2027年1月5日に実施予定。試験科目は国語・英語・算数の3教科で、募集人数は男子約20名。

  2. 算数選抜: 2027年2月1日の午後に実施する予定。試験科目は算数1教科のみ、試験時間は60分、配点は100点。募集人数は男子約30名。


【廃止・変更される入試】

  1. 従来2月4日の午前に実施していた「第3回」は2027年度入試より廃止される方向。

  2. 第1回は2026年度の約115名から約100名へ15名減、第2回は約125名から約130名へ5名増。


算数選抜は第2回よりも難易度が高い問題の割合が多くなる予定で、帰国生選抜の英語に関しては英検2級程度のレベルを想定しています。


城北中学校は「帰国生をはじめとする海外経験を持つ生徒や、算数などに優れた力を持つ生徒が本校に加わることで、お互いに刺激し合える環境が生まれる」と説明しています。


この変更で注目すべきは、2月4日入試の廃止です。「最後まで諦めない受験生のチャンス」だった後半日程が消え、代わりに2月1日午後の算数1科目入試が新設されるという構造変化が起きています。


「早期決着化」の流れ


城北中学校の2月4日入試廃止は、より広いトレンドの一部です。すでに洗足学園は2026年入試で5日の日程を廃止しており、吉祥女子も以前4日の入試を廃止しています。


これらの動きが示しているのは、学校側の「優秀な生徒を早期に確保したい」という明確な戦略です。2月1日・2日で勝負が決まる傾向がより強まることを意味しています。



2026年度入試の振り返り――受験率は高水準を維持


ここで、終わったばかりの2026年度入試の結果も確認しておきましょう。


2026年度の首都圏(1都3県)中学入試は、小学6年生の児童数が前年より減少する中にあっても、高い受験率を維持しました。ONETES(旧・首都圏模試センター)の推定では実受験生数52,050名、受験率18.06%となっています。


一方で、合格率は前年とほぼ同水準にとどまりました。受験率が高水準を維持する中で合格率が変わらないという事実は、見方を変えれば、競争の厳しさが「固定化」していることを意味します。


埼玉県内の動向としては、開智中学校および開智所沢中等教育学校は、2026年度においては2回目以降の出願が落ち着きを見せ、実質倍率はやや緩和されました。しかしながら、首都圏全体の出願総数ランキングでは、依然として両校が上位を占め、これに栄東中学校が続く構図に大きな変化は見られません(いずれも出願総数1万人超)。


模試情報のアップデート――首都圏模試センターは「ONETES」に


模試に関するニュースもお伝えしておきます。


2026年3月1日より「首都圏模試センター」が「ONETES(ワンテス)」に社名変更し、模試名も「合判模試」から「合格ONEテスト」に変わりました。旧称で検索してくる保護者の方も多いと思いますが、同じ模試です。


最大の特徴は受験者数の多さ。個人塾・無塾の生徒も多く参加するため、「首都圏の受験生全体の中での自分の立ち位置」を把握するのに最適です。


模試を受ける前に知っておきたい重要な前提が1つあります。中学受験の偏差値は高校受験より一般的に10以上低く出ます。これは母集団が「受験専門の勉強をした子どもたち」に限定されているためで、数字だけを見て落ち込む必要はありません。


保護者の皆さまへのアドバイス


以上の動向を踏まえ、2027年度受験を目指すご家庭に向けて、この時期に意識していただきたいポイントをお伝えします。


1. 「2月1日・2日集中型」の併願戦略を早めに検討する


後半日程を廃止する学校が増えている以上、2月1日・2日での勝負がますます重要になります。「4日・5日で巻き返す」という従来の発想は、選択肢として狭まってきています。志望校の入試日程変更は、こまめにチェックしてください。


2. 午後入試・1科目入試の活用を視野に


城北中学校の算数選抜のように、1科目や2科目で受験できる午後入試を新設する学校が増えています。算数が得意なお子さんにとっては、新たなチャンスになり得ます。ただし、難易度は高めに設定されることが多いので、過去問やサンプル問題での準備が必須です。


3. 模試は「立ち位置確認」と「本番練習」の両面で活用を


GW明けのこの時期、6年生は模試の頻度が上がってきます。偏差値の数字に一喜一憂するのではなく、「本番と同じ緊張感で受ける練習」として活用してください。会場受験で、知らない環境に慣れることも大切な準備です。


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2027年度入試は、「後半日程の縮小」「早期決着化」という大きな流れの中にあります。変化を正しく把握し、お子さんに合った戦略を立てていきましょう。


何かご不明な点があれば、いつでもご相談ください。


ユウキ


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参考リンク


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