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来年合格するための10のポイント 前編

首都圏の大手中学受験塾で教室長をしているakiraと申します。今年は定期的にブログを書いていければ思っています。XやYouTubeでも「中学受験Walker」の名前で情報発信していますので、こちらの方も興味ある方はぜひご覧ください。


①声教過去問昨年比は貴重な情報

入試過去問集の売れ行き動向が11月に第一報としてわかります。過去問販売会社声の教育社から各塾に情報を提供していただきます。皆さんもYouTubeの声教チャンネルで直接知ることもできます。



昨年の過去問売れ行き動向の例(前年比・抜粋) 

男子校

①佼成128.3% ②日本学園 116.6% ③足立115.1% ④獨協112.3% ⑤聖光111.0% 

⑥立教池袋109.3% ⑦慶應普通部 108.1% ⑨本郷 107.3% ⑩城北 105.9%

女子校

①淑徳与野 126.1% ③実践女子 121.3% ④東京女学館 114.7% ⑥共立女子 111.4% 

⑦普連土110.9% ⑧恵泉 109.7%

共学校 

①城西大城西 152.2% ②開智・開智所沢 148.8%  ④学芸大竹早 121.9%

⑦青山学院 118.0% ⑨桜丘 116.9% ⑩淑徳巣鴨 116.1%


11月の時点である程度2月入試の人気度を把握することができます。ただこれらの数字に極端に神経質になる必要はありません。過去問が売れている学校の多くは午後受験を実施しており受けやすい学校です。併願校、押さえ校として考えられていて、必ずしも第一志望で考えているわけではないのです。(太字の学校が午後入試を実施している学校)だから、たとえ人気があったとしても第一志望校の場合は受験してほしいのです。


逆に、押さえ校として考えていた学校がBEST10にラインナップされている場合は昨年よりも厳しい入試になる可能性があります。そのあたりは昨年の情報をいったん忘れて用心する必要があります。

毎年ルールが変わるのが中学入試です。昨年の卒業生の保護者の話や、上の子の受験の時の感覚のままいくと厳しい入試になります。必ず毎年情報をアップデートしましょう。ここ最近人気が急激に上がる要因は高大連携です。人気の大学から推薦枠を中高一貫校がもらったという話になるとその年の入試は荒れます。ですからそういった情報にも敏感になっておきましょう。

②埼玉入試を舐めない

埼玉入試は1月からはじまります。特に栄東、開智、開智所沢、大宮開成は埼玉の受験生にとっては憧れの学校です。埼玉の受験生は11月に開催される入試問題説明会に参加して対策をして入試に挑みます。1月入試の目的により併願校のラインナップは変わります。練習でいくのか、合格がほしいのか、進学も視野にあるのかで戦い方が変わります。もし、進学も視野に入れているのであれば、入試問題説明会に参加して過去問も実施して挑みましょう。合格がほしいのであれば、少しランクを下げればそれほど対策をしなくても合格可能です。このあたりは塾と相談しましょう。練習であれば実力相応校を受験すれば大丈夫です。ただし、過去問をやらずに挑むと1回では合格は難しいかもしれません。複数回受験したり、午後入試を入れて押さえを作りましょう。埼玉入試は多くの学校で得点開示があります。この時期に1点の厳しさを知ったり、入試の厳しさを目の当たりにすると1月後半の勉強の質が変わります。これは多くの先輩たちの意見でもあります。特に上位生は厳しい入試も経験しておきましょう。


開智所沢については、今年は予想を超えた人気でした。1/10の第1回は予想では52でしたが結果は54。1/12の第2回の予想は51でしたが結果は56と激戦でした。来年は3年目、3学年そろう入試になるので生徒もそんなにたくさんはとれないので要警戒です。(偏差値は日能研の結果R4偏差値です)https://www.nichinoken.co.jp/np5/schoolinfo/r4/resultr4.html



③相談は早めにする

埼玉入試の出願は12/1からはじまります。都内入試と違って埼玉の学校は自分の学校以外でも入試が可能です。開智中学はアクセスのよい埼玉スーパーアリーナでも受験を実施します。(逆に本校のある東岩槻はアクセスが悪く前泊が必要な人もいるでしょう)一方でこれらの会場は人気が高いので12/1の早い時間で埋まります。11月中には1月校は決めておきましょう。もたもたしているとアクセスが悪い試験会場になって入試当日、移動に時間がかかってしまいます。栄東を受験する場合前泊で人気なのが「むさしのホテル」です。7月には予約でいっぱいになるそうです。https://mghs.jp/


2月入試の場合、大学附属校や難関校の出願期間は非常に短いです。慶應中等部の出願は1/10と1/11の2日間のみです。これでも充分定員を確保できているので構わないのです。塾は冬期講習に入ると身動きできません。実際に授業をやっていたり、空きの教室がないためです。早めに数パターンシミュレーションをしておきましょう。





④入試問題の正答率は崖

模試と入試は当然ですが受験者層が異なります。公開模試はすべての成績の生徒たちが受験しますから正答率はなだらかな斜面のようになっています。たとえば、算数の場合だと前半の方が正答率が高く後半に行くにつれ正答率が低くなっています。しかし、入試の場合は自分の偏差値+-5の子が受験していることがほとんどです。自分ができる問題はたいていの場合他の受験生もできていますし、自分が手も足も出ない問題は他のライバルにとっても同様なのです。結局どこで差がつくかというと前半の問題のケアレスミスということになります。ですからふだんミスを軽視している人は入試で痛い目を見ます。ケアレスミスは致命傷(=不合格)を意味します。


埼玉の中学校は得点を開示してくれます。そのため合格者最低点と自分の点数との差をリアルに見ることができます。1点で受かることもあるし1点で落ちることもあります。1点を今まで以上に大切にしましょう。逆に最後の問題などには固執しないことが大切です。これはどの受験生もできていない可能性があります。本郷中は過去問の正答率をHPで公表しています。2024年の立体図形の最後の問題は正答率1.3% 461人中6人の正解でした。ここは差がつく問題ではありません。過去問のやり方はまた夏以降にアドバイスしますが、目指すは合格者平均と受験者平均点の間です。


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