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2027年度入試は「見る力」から「見せる力」へ――学校が求める受験生像の変化


こんにちは、ユウキです。


「うちの子、4教科バランスよく勉強するのが苦手で……」――つい先日こんなお悩みを聞きました。実はこの悩み、2027年度入試に向けて知っておきたい大きな変化と深く関係しています。


今、私立中学の入試制度は大きな転換期を迎えています。従来の「4教科・知識重視」から、「多様な入口・個性重視」へ。この流れを象徴する動きが、すでに各校から発表され始めています。今日は、この時期だからこそ押さえておきたい最新の入試情報をお伝えします。


聖園女学院が「活動アピール型入試」を新設――2027年度の注目変更点


神奈川県藤沢市の聖園女学院中学校が、2027年度入試の主な変更点を発表しました。


注目すべきは、2月4日午後に「活動アピール型入試」を導入することです。


このほかにも、受験生の努力を最大限評価すべく「いいとこどり」の適用範囲を最終試験まで拡大すること、2月2日午後の「特待適性検査型入試」に横浜市立高等学校附属中学校の適性検査Ⅰをモデルにした試験を追加することが発表されています。


最新の募集要項冊子は5月30日(土)第1回説明会より配布されるとのことですので、関心のある方は説明会への参加をご検討ください。


「活動アピール型入試」という名称からもわかるように、学校側は「テストの点数だけでは測れない生徒の良さ」を評価したいという意思を明確にしています。これは聖園女学院に限った話ではありません。


2027年度は複数校で入試制度が変わる――城北など


城北中学校は2025年12月21日、2027年度入試から入試制度の一部を見直し、新たに「帰国生選抜」と「算数選抜」を導入すると発表しました。従来の4教科選抜に加えた新制度の実施により、社会や教育環境の変化に対応した多様な生徒の受け入れを図るとしています。


海外経験を持つ生徒や算数に優れた力を持つ生徒が加わることで、刺激し合う角度を増やし、より高め合える豊かな環境づくりのため、というのが、新制度導入の目的です。


算数が得意なお子さんにとって、算数1教科で勝負できる入試は大きなチャンスです。一方で、こうした入試では高得点勝負になりやすく、ケアレスミスが命取りになることも。算数選抜を視野に入れるなら、今のうちから「解ける問題を確実に取りきる」訓練を意識してください。


模試の名称変更にもご注意を――「首都圏模試」が「ONETES」へ


受験生の立ち位置を測る上で欠かせない模試にも変化があります。


株式会社首都圏中学模試センターは、2026年3月1日付で社名を「ONETES(ワンテス)株式会社」に変更しました。

模試名も「合格ONEテスト(旧:合判模試)」となっています。旧称で検索してくる保護者の方も多いと思いますが、同じ模試です。


首都圏最大規模の公開テストであり、個人塾・無塾の生徒も多く参加するため、首都圏の受験生全体の中での自分の立ち位置を把握するのに適しています。


模試選びについては、首都圏なら自分のレベルにあわせて、サピックス・四谷・日能研・首都圏模試を使い分けることが大切です。「何のために受けるのか」を親子で共有してください。


大学連携校の注目度上昇――明大世田谷の例


大学と新たに連携を始めた学校は注目度が一気に上がる傾向があります。


東京都世田谷区にある明大世田谷中学校は、2026年4月、日本学園中学校が明治大学の付属校として、校名を変更し開校しました。明治大学との連携を活かした教育環境や内部進学制度で注目が集まっています。


明治大学の付属校や共学化が決定したことで、日本学園中学校の頃から偏差値は大きく上昇しました。


一方で、大学附属校の倍率は以前ほどの過熱ぶりが見られず、全体的に落ち着きを見せているという声もあります。「希望する学部に必ずしも進学できるとは限らない」「大学は子ども自身に決めてほしい」「大学受験を経験させたい」というご家庭のお考えも増えているようです。


保護者の皆さまへのアドバイス――5月の今だからできること


GWが明け、生活リズムが整ってきたこの時期。2027年度入試を見据えて、今できることを整理しましょう。


1. 志望校の入試変更情報をチェックする


各校の2027年度入試要項は、これから秋にかけて順次発表されます。聖園女学院のように5月末の説明会から情報が出る学校もあれば、秋以降という学校もあります。気になる学校のホームページはブックマークしておき、定期的に確認する習慣をつけてください。


2. 「多様な入試形態」を選択肢に入れる


4教科入試だけが道ではありません。算数選抜、適性検査型、英語入試、活動アピール型など、お子さんの強みを活かせる入試形態が増えています。「うちの子に合った入試はどれか」という視点で情報収集を始めましょう。


3. 模試は「場慣れ」の機会として活用する


中学受験生にとって、見知らぬ中学校の教室で、独特の緊張感に包まれて試験を受ける経験は非常に貴重です。偏差値の数字だけに一喜一憂するのではなく、「本番に近い環境で力を発揮する練習」として模試を位置づけてください。


4. 学校選びの軸を家族で話し合う


学校選びにおいて、「偏差値」や「点数」だけでは、子どもたちの未来を十分に描けない時代が到来しています。学校選びにおいても、学力水準だけでなく、教育理念や校風との相性、学びのプロセス、そして子ども自身の個性や可能性が、より重視されるようになっています。偏差値表とにらめっこするだけでなく、「わが家が大切にしたい価値観は何か」を話し合う時間を設けてみてください。


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入試制度の多様化は、見方を変えれば「お子さんの個性が評価されるチャンスが増えた」ということ。4教科の点数だけでは見えない強みを持つお子さんにとって、追い風が吹いています。


大切なのは、情報に振り回されるのではなく、「わが子にとって最良の選択肢は何か」という軸を持つこと。その軸さえしっかりしていれば、どんな入試制度の変化にも対応できます。


これからも最新情報をお届けしていきます。一緒に頑張りましょう。


ユウキ


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参考リンク


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