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算数苦手克服シリーズ②

首都圏で中学受験塾の教室運営をしておりますakiraです。

「算数が苦手かも…」と思ったとき、家庭でできることは?

そんなお悩みにこたえる、4回完結の算数学習サポート連載です。


中学受験を目指すご家庭にとって、4年生〜5年生前半は「算数が好きになるか、嫌いになるか」の分かれ道。この時期に「つまずきをどう乗り越えるか」で、後半の伸びが大きく変わります。


この連載では――

「計算が遅い」「ミスが多い」子への具体的な声かけや習慣づくり

「宿題の取り組み方」「ノートの使い方」など、家庭学習で意識すべきポイント

「テストの活用法」や「ケアレスミス対策」など、1点を拾う工夫

といったテーマを、すぐに実践できるアドバイスとともに紹介していきます。

「得意じゃなくてもいい。でも、できる気がする」――その一歩を、家庭から。

今回は全4回の2回目、ぜひお付き合いください。


第2回 ミスを減らす!成績が伸びる!

「計算ノート」の使い方、間違っていませんか?


「計算ミスが多くて困ってます」「間違い直しがいつも適当で…」「子どものノートを見ても、何をやったのかさっぱり…」

保護者からよく寄せられるこの悩み。実は、ノートの使い方をちょっと工夫するだけで解決することがとても多いのです。


■ 計算ノートとは、「思考の痕跡」を残す場所!

計算ノートって、「とにかく問題を解くための紙」じゃありません。本来は、

  • 子どもがどう考えたのか

  • どこでミスしたのか

  • 何を復習すべきか

を“見える化”するための道具です。

にもかかわらず、

  • 途中式がない

  • 赤で答えだけ写して終わり

  • 記録も感想もゼロ

……これでは、せっかくの努力も活かしきれません。


■ ステップ1:まずは「丸つけ」のルールを決めよう

親が丸つけしてOK!

特に4年生前半までは、丸つけはぜひ親が担当してあげてください。

なぜなら…

  • 子どもは答えを見たくなってしまう

  • 丸つけに対する「丁寧さ」が身についていない

  • 間違っていても「まあいっか」で終わらせがち

目の前に解答があれば…チラ見したくなるのが人間です。これは“弱さ”ではなく“普通の姿”だからこそ、大人のサポートが必要です。


■ ステップ2:「直し」は自力で!写すだけはNG!

ここが最重要ポイント!

赤で正解を写して終わり――これは「直し」ではありません。

 やるべきこと:

  • 必ず自分の手で再チャレンジ!

  • 解けるまでノートに残す!

  • スペースが足りなければ紙を貼る!

▶ おすすめアイテム:

  • コクヨ「まとめがはかどるノートふせん」

  • コピー用紙

小さなふせんや紙を使って「(直し)」と書いて、“やり直し”の証拠を残しましょう。


■ ステップ3:「途中式を残す」が当たり前になる!

たとえばこの式:

(□+3.33)÷2.25=1.54

子どもが「答えだけ 0.135」と書いても、チェックする側はお手上げ。

「え? どうやってこの数字になったの?」

途中式がなければ、ミスの原因がまったくわかりません。

ポイント:

  • ひっ算でも式でも、とにかく“残す”

  • 別の紙ではなく、ノートに記録(または貼る)

※消しゴムで消してしまうと、“なぜ間違えたか”も消えてしまいます!


■ ステップ4:ひっ算は堂々と書こう!

子どもたちは、ひっ算をちょっとだけ書いてすぐ消したり、斜めにこそこそ書いたりしがち。

なぜか?

「ひっ算=かっこ悪い」と思っているから。

でも、実は逆です。

“できる子”ほど、丁寧にひっ算を書いています。

家庭での声かけ例:

  • 「ひっ算、上手に書けてるね!」

  • 「そのひっ算があったから正解できたんだね!」


■ ステップ5:「直し回数」は色で分けよう!

間違えた問題に、何回チャレンジしたのかが見えると、やる気が続きやすくなります。

カラーペン3色で丸付け!

  • 1回目:赤

  • 2回目:青

  • 3回目:緑

◎4色ボールペン1本あれば十分!

「この問題、3回目でできた!」そういう“自己分析”が学力を支えてくれます。


■ ステップ6:ノートの“たまりぐせ”対策には「徳政令」!

「気づいたら3日分たまっていた…」「宿題がどこかわからなくなった…」「もうノート書く気がしない…」

誰でもあります、そんな日。

そんなときは、「徳政令」を出してリセット!

子どもにこう言ってあげてください:

「今日から始めよう!今からやるなら、もういいよ」

過去を帳消しにして、今を動かす。その一言が、子どもの背中を押します。


■ノートは“親子のコミュニケーションツール”

保護者の中には、「ノートを見てもよくわからない」「見たところで…」という方も。

でも、ノートを見ること=応援しているよ、のサインになります。

書かれた文字を見て、「ていねいに書けてるね!」間違えた部分を見て、「ここ、もう1回だけやってみようか」

こうした声かけで、子どもは安心し、また進みはじめます。


■ ケアレスミスは「防げる失点」です!

ケアレスミスとは、具体的には…

  • 桁を読み間違えた

  • ひっ算を書き間違えた

  • 単位のそろえ忘れ

  • 計算スペースが足りず途中でごちゃごちゃに

  • 小数点を落とした

「急いでたから」「集中力が切れてたから」と済ませがちですが、それは技術で補える“癖”の問題です。


■ Step1:テスト中に“見直しタイム”を設けよう!

まずは、「気づく時間」=見直しタイムをテスト中に確保することが第一歩。

おすすめの見直しタイミング:

  • 残り5分で必ず手を止める

  • 特に□1の(4)(5)あたりは要チェック!

  • 最後に“1問だけ見直す”だけでもOK!

“全部見直し”は現実的ではありません。「絶対に落としたくない問題」から順に確認する癖をつけましょう。


■ Step2:「桁ずれ」を防ぐ“縦線ワザ”

ノートでは上手に書けているのに、テスト本番では桁ずれでミス……これ、本当によくあります。

なぜなら、テスト用紙には罫線がないから。

対策:「自分で軽く縦線を引く!」

  • かけ算・わり算の筆算時に縦ラインを意識

  • 数字をそろえて書く習慣をつける

  • 特に大きな数(4桁×3桁など)は要注意!

“小数点や位のずれ”で1問落とすのは、受験では超もったいない!


■ Step3:計算スペースを確保する習慣

テスト用紙の余白が少ないと、「小さく書こう」「詰め込もう」という意識が強くなり、結果、ミスの温床に。

対策チェックリスト:

  • 余白はあえて広く使う

  • 狭くなったらページをまたいでもOK

  • ひっ算は小さくまとめない

  • 消さずに“残す勇気”を!

消しゴムで途中計算を消してしまうと、自分の考えの“痕跡”が残らず、復習できません。


■ まとめ:ミスを減らし、自信を育てる“ノートの作法”

  • 丸つけは、親がチェックしてあげるのが◎

  • 直しは“自力で解き直し”!写すだけはNG!

  • 途中式を残す → 「思考の見える化」が大切

  • ひっ算は“堂々と”書く!消さずに残す!

  • 色ペンで「何回目で正解したか」を記録しよう

  • ノートがたまったら「徳政令」でリセット!


明日からできるアクション:

  1. ノートに「(直し)」の欄を作る

  2. 色ペンを3色(赤・青・緑)で用意する

  3. 「ひっ算は消さずに残そう」と声かけ

  4. 今日からノートに「日付」と「タイトル(例:5/9 計算ノートD)」を書く

  5. 3日以上たまっていたら、「今日からでOK!」とリセット宣言!

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