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算数苦手克服シリーズ③

首都圏で中学受験塾の教室運営をしておりますakiraです。

「算数が苦手かも…」と思ったとき、家庭でできることは?

そんなお悩みにこたえる、4回完結の算数学習サポート連載です。


中学受験を目指すご家庭にとって、4年生〜5年生前半は「算数が好きになるか、嫌いになるか」の分かれ道。この時期に「つまずきをどう乗り越えるか」で、後半の伸びが大きく変わります。


この連載では――

「計算が遅い」「ミスが多い」子への具体的な声かけや習慣づくり

「宿題の取り組み方」「ノートの使い方」など、家庭学習で意識すべきポイント

「テストの活用法」や「ケアレスミス対策」など、1点を拾う工夫

といったテーマを、すぐに実践できるアドバイスとともに紹介していきます。

「得意じゃなくてもいい。でも、できる気がする」――その一歩を、家庭から。

今回は全4回の3回目、ぜひお付き合いください。


第3回

宿題で“差がつく”子と“終わらせるだけ”の子

――「わかった」で終わらず「できる」に変える家庭習慣とは?


「宿題は毎回きちんと出してるのに、成績がいまいち伸びない…」「うちの子、なんとか終わらせてるけど、内容はあやふやで…」そんな悩み、ありませんか?

実は、“宿題との向き合い方”が成績に直結しているケース、非常に多いんです。

今回のテーマは、「宿題を“成績を上げるためのツール”として使う方法」。「やった」「終わった」ではなく、“できるようになった”を目指す宿題のやり方を紹介します。


■ スタートは“授業の復習”から!

宿題を始める前に、まずやっておきたいことがあります。

それは…

授業内容のふり返り

「ノートを見返す」「間違えた問題をもう一度やってみる」――これを宿題に入る前にやることで、“我流”を防ぎ、正しい理解で取り組めるようになります。


■ 「先生のやり方」と違うのはなぜダメ?

子どもによくあるのが、

  • 「解けたからいいでしょ?」

  • 「自分のやり方でやったら正解だったし!」

という“オリジナル解法”へのこだわり。

でもこれ、初期のうちは超危険。

例えるなら…

「フォームなんて気にせず走ってたら、足を痛めた」「自己流で弾いてたら、指の動きに限界がきた」

算数も同じ。正しい型(やり方)を繰り返して身につけることが、応用力につながります。


■ 宿題は“翌日までに”手をつける!

これ、本当に大事です。

授業から3日経ってから宿題をやろうとしても、

  • 「この問題、どうやって解くんだっけ…」

  • 「ノートどこいった?」

  • 「もう内容ほとんど覚えてない…」

…ということになりがち。

だからこそ、

「翌日までに“少しでも”手をつけておく」

これだけで、学びの質が大きく変わります。


■ できる子は“宿題でわかろうとしていない”

ここ、すごく大事なポイントです。

「宿題は“確認”であって、理解の場ではない」

授業で理解しておく→ 宿題で再確認する→ 解けなかったら復習&質問

この流れが“宿題を学びに変える”黄金パターン!


■ 解答の管理は親がサポート!

宿題でつまずきがちな子の特徴:

  • 答えを先に見ちゃう(=ズル習慣)

  • 解説をそのまま写す(=考えていない)

  • 答えが手元にあるとついチラ見…

解決策はシンプルです。

答えは親が管理!丸つけは子どもが自分でやってOKだけど、“見る順番”は守らせる

「自力でやる→答え合わせ→直す」この順番を守らせるだけで、宿題の意味がグッと変わります。


■ 色で“苦手の見える化”を!

おすすめの方法、それが「色分けマーク」。

回数

状態

1回目で間違えた

要注意ゾーン

翌日もう一度やっても×

忘れてる可能性アリ

模試前にもできなかった

完全に定着していない

フリクションマーカー小さな丸シールを使うと便利!

→ 復習時に“どこをやるべきか”がひと目でわかる!


■ テキストを“苦手コレクション”に変える!

テキストに色をつけていくと、それがそのまま“あなただけの復習マップ”になります。

たとえば…

  • 夏期講習前:ピンクの問題だけ総復習

  • 冬休み:黄色だけ集中対策

  • 春:青の問題を仕分けして苦手単元を洗い出し

勉強は“データ戦”です。どの問題を何度ミスしたかがわかるだけで、復習の効率が激変します。


■ 繰り返すことが“おなじみ”になる!

中学受験の算数は、「できる」では足りません。

  • 時間内に

  • 正確に

  • 反射的に

このレベルまで持っていくために必要なのが、「くり返し」

「あ、またこの問題か」「前も間違えたな」「今回はできた!」

この感覚が、「おなじみの問題=確実に得点できる問題」をつくっていくのです。


■ 塾の宿題は“1回で終わらせるもの”じゃない!

学校の宿題は、出された→やった→提出、で完了。でも塾の宿題はちがいます。

「解いた」→「直した」→「またやった」→「本番で得点した」

この“ぐるぐる反復サイクル”を回すことが、合格力に直結します。


■ 宿題ルーティン例(理想モデル)

  1. 授業翌日までに少しだけ着手

  2. 解けなかったらノートに印(?)

  3. 丸つけは親サポート(チラ見防止)

  4. 直しは自力+別スペースで

  5. 色でマークして記録

  6. 復習日 or 模試前に再チャレンジ!

このリズムが“宿題力”のある子を育てます。


■ ノートが“ごちゃごちゃ”のままでは、力が伸びない!

まず最初に注目したいのが、「ノートの使い方」です。

ノートは「計算を書くための紙」ではなく、“学びの記録”。つまり、「どう考えたか」「どこでつまずいたか」「どうやり直したか」が見える形で残っていることが大切です。


ノートを見てわかる3つのこと

  1. どこでミスしたか(思考の痕跡)

  2. どんな考え方をしているか(式・途中式)

  3. やった証・がんばった形跡

→ 「何をやってるか」が親にも先生にも伝わることで、的確なサポートができるようになるんです。


■ ノート活用の工夫5選

工夫

効果

1ページに1日分+日付を記入

学習量・進度の見える化

行間を空けて書く

ミスの発見がしやすくなる

計算の途中式を残す

思考の流れを確認できる

ミスした問題に色ペンで印

復習ターゲットがすぐ見つかる

直しや再チャレンジには(再)とメモ

やり直しの履歴を記録


■ ノートに“ナンバリング”して、自信を見える化!

ノート1冊をやり切るたびに「○冊目」と記録を残す。それだけで、「これだけやったんだ!」という達成感が生まれます。

表紙や1ページ目に…

  • 「5年 算数ノート・4冊目」

  • 「2025年4月〜6月」

  • 「テスト直し用ノート」

などと書いておくと、“努力の積み重ね”が目に見える形になるのです。

テプラやラベルシールでラベリングするのもおすすめ!


■ まとめ:「終わらせる」より「育てる」宿題へ

  • 宿題は“復習の場”。理解の土台は授業中に!

  • 翌日までに着手するだけで、記憶の新鮮さが違う

  • 解答の管理は大人のサポートが命!

  • 色分けで“苦手の見える化”を習慣に

  • テキストは“復習マップ”。やりっぱなしはもったいない1回じゃ終わらない。“反復”ができる子を育てよう!


明日からやってみよう!宿題改革アクションリスト

  1. 宿題は“翌日までに少しでも”着手する

  2. 自分なりの色分けルールを決めて実行(青・黄・桃)

  3. 解答は親が一時預かり!チラ見防止で効果倍増

  4. 宿題の“直し欄”をノートに設ける

  5. 1週間に1回、「苦手マーク」だけやり直す時間をつくる!

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