夏休みの宿題「読書感想文」、これでもう迷わない!~“正解のない作文”を、スラスラ書ける3ステップ~
- akira/中学受験Walker

- 2025年7月18日
- 読了時間: 5分
こんにちは!首都圏で中学受験塾の教室運営をしております、akiraです。
夏休みの宿題といえば、定番の読書感想文。でも、「何を書いたらいいか分からない」「とにかく書き出せない」と悩んでいる人、
多いんじゃないでしょうか。
実はこれ、大人でもよくあることなんです。だからこそ、最初にこう伝えたい。
読書感想文に“正解”はありません!
うまくまとめなくてもいいし、立派なことを書こうとしなくて大丈夫。必要なのは、「自分の言葉で、自分の感じたことを書く」ことだけです。
そこで今回は、読書感想文をラクに、しかも読みごたえのある文章にするための《3ステップ》を紹介します!
ステップ①:「心が動いた場面」をひとつ決めよう!
まずやることは、たった一つ。
本の中で「気になったところ」をひとつだけ選ぶ。
つまり、「全部まとめなきゃ!」と気負わず、いちばん印象に残ったシーンやセリフに注目するんです。
たとえば…
登場人物が本音をこぼしたシーン
自分の経験と重なるセリフ
「自分なら、こうはしないな…」と思った行動
こうした“ひっかかり”が、感想文のスタート地点です。
ワンポイント:「えっ? これだけでいいの?」と思った方、むしろそれが感想文では一番大事。
1つの場面を深く掘り下げる方が、読む人にも伝わる文章になります!
ステップ②:「なぜ心が動いたのか」を考えてみよう
次にやるのは、「その場面で、なぜ自分の心が動いたのか」を深掘りすること。
ここで大切なのは、「自分ごと」で考えるということです。
自分も似たような経験をしたことがある
自分なら違う選択をすると思った
登場人物の気持ちに共感した/想像できた
そのセリフが、自分にとって新鮮だった など
ポイント:大人が「感想文って、思ったことを書けばいいんだよ」と言っても、子どもにとっては「その“思ったこと”が出てこない…」のが悩み。でも、「なんでそれが気になったのか?」という問いを投げかけると、自然と感情があふれてきます。
ステップ③:「読んだあと、自分は何を考えたか」で締めくくろう
最後に、「この本を読んで、自分の中にどんな変化があったか」を書いてみましょう。
ものの見方や考え方が変わった
自分と違う立場の人の気持ちが分かった
興味のあるテーマが見つかって、もっと知りたくなった
この“読後の気づき”を添えることで、感想文に深みが生まれます。
まとめのヒント:「ふつうって何だろう?」とか「自分だったらどうする?」と問いかけるだけでも立派な締めくくり。答えを出そうとしなくても、「考えたこと」そのものが、感想文にとっては大きな価値になります。
感想文を書くときのテンプレートはこちら!
スラスラ書くには、ある程度の「型」があると安心。以下の4ステップで構成すると、
書きやすさがグッと上がります。
この本を選んだ理由 → 表紙が気になった/タイトルに惹かれた/先生にすすめられた etc.
印象に残った場面やセリフ → どこにひっかかった? なぜ印象に残った?
それについて、自分はどう思ったか → 自分の経験・考え・気持ちと重ねて書く
読んだあとに考えたこと/気づいたこと → 自分の中で変化したこと、興味がわいたことなど
感想文にぴったりな“書きやすい本”3選!
「どんな本を読めば書きやすい?」と悩む方へ、作文に向いているおすすめ本をご紹介します。
『きみの話を聞かせてくれよ』村上雅郁(偕成社)
短編集だから、1話だけ読んでもOK!どの話も“ちょっと切なくて、でもあたたかい”。「この子に声をかけてあげたい」と思える登場人物に出会えます。
感想文ポイント:「この話がいちばん心に残った」と選べるから書きやすい!
『給食アンサンブル』如月かずさ(講談社)
給食の時間をテーマに、小学生の日常と心のゆれを描いた連作短編集。「この気持ち、わかるな〜」という共感からスッと入りやすい1冊です。
感想文ポイント:「自分にも似た経験がある」から、スラスラ書ける!
『あと少し、もう少し』瀬尾まいこ(新潮文庫)
駅伝に挑む中学生たちの成長と葛藤を描いた青春小説。語り手が章ごとに変わるので、「この子、自分に似てる!」と感じるキャラから書き出せます。
感想文ポイント:「自分ならどうする?」を自然に考えられる構成。深いテーマもあり、作文映えします!
書き出しに迷ったときの“魔法のフレーズ”集
「とにかく1行目が出てこない…」そんな人におすすめの“書き出しテンプレ”を紹介!
✔ 共感したとき
「○○さんの気持ちがすごくわかると思いました。」
「私も同じ気持ちになったことがあります。」
✔ びっくりしたとき
「○○の場面で、思わずびっくりしました。」
「こんな考え方があるんだ!と初めて知りました。」
✔ 考えさせられたとき
「読み終わったあと、“自分だったらどうする?”と考えました。」
「ふつうって、何だろう…そんなことを考えました。」
✔ 登場人物とのちがいから
「○○さんは自分と正反対で、びっくりしました。」
「自分の毎日とはちがう生活をしている主人公の気持ちを想像して読みました。」
感想文は“読む力”と“書く力”のかけ算!
読書感想文を書くということは、「読んで、感じて、考えて、言葉にする」というプロセスを体験すること。
これは実は、国語力や記述力を育てる、最高のトレーニングなんです。
「書くこと」が苦手な子も、「感じること」から始めれば、文章は自然に生まれてくる。
だからこそ、この夏は、ぜひ「自分の言葉」で1つの本と向き合ってみてください。
おまけヒント
「はじめ・なか・おわり」の3段構成を意識すると、読みやすくなります。
感想が浮かばないときは、「自分とのちがい」「自分だったらどうする?」を手がかりに。
最初から上手に書けなくても大丈夫。まずは書いてみることが大切です。






