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「1校だけ」のつもりが4校6回に——入試直前の受験校変更と、7月の学校見学で知っておきたいこと


こんにちは、ユウキです。

「第一志望1校だけでいいと思っていたんです」——先日、卒塾生の保護者からこんなご報告をいただきました。結果的には4校6回の受験になり、見事に第一志望に合格されたとのこと。実は、入試直前に受験校を増やすご家庭は決して珍しくありません。今日は、こうした受験校決定のリアルな事情と、来月開催される学校見学会、そして「受験しない派」のご家庭が今意識しておきたいことについてお伝えします。




「1校だけ受験」から複数校へ——直前で方針が変わる理由


中学受験において、複数校を受験するのは一般的な戦略です。


私立中高一貫校の入学試験は、御三家などの超難関校を除き複数回設けられています。しかし、2回、3回と日程が後ろになるにつれ倍率が上がる試験でもあります。


では、なぜ「1校だけ」のつもりだったご家庭が、直前で受験校を増やすのでしょうか。私の経験では、主に3つの理由があります。



第一に、「お子さんのメンタル面への配慮」です。


受験直前に子どもたちにネガティブな経験をさせる必要はないという考えから、お試し校として挙げられる学校は難易度よりは合格させやすく、子どものメンタル面に配慮をした選び方をします。



第二に、「合格という成功体験の確保」です。


合格校を勝ち取れることは子どもたちの自信にもなります。保護者にとっても安心材料ができることで、本番までの時間を落ち着いて過ごせるようになるでしょう。



第三に、複数回受験の優遇制度の存在です。


複数回受験には加点などの「優遇措置」があります。同じ学校を複数回受ける受験生は、その学校に入りたいという強い意志があるということで「熱望組」とも呼ばれます。



ただし注意点もあります。


優遇措置といっても圧倒的に有利になるというより、ボーダーライン上のときに考慮してくれたり、繰り上げ合格の対象となったりといったものです。




7月の学校見学会——今から動くべき理由


来月7月には、有名私立中学校の学校見学説明会が多数開催されます。


TOMASが主催する「有名中高一貫校 学校見学説明会2026」では、2026年7月に浅野中学校、海城中学校、駒場東邦中学校、洗足学園中学校をはじめ、首都圏の有名私立中学校17校が参加します。開催日程は7月1日から27日にかけて、各学校で順次行われます。


参加条件は学校ごとに異なります。たとえば、安田学園中学校、大宮開成中学校、浅野中学校は保護者限定となっており、浅野中学校は1組1名まで、洗足学園中学校は1組2名までと人数制限が設けられています。


会場は基本的に各中学校内ですが、浅野中学校はTOMAS武蔵小杉校、本郷中学校はTOMAS城北本部で実施されるなど、一部例外もあります。



なぜ6月の今、この情報をお伝えするのか。それは、


定員になり次第締切となる


からです。人気校の説明会はすぐに埋まりますので、早めの申込みをおすすめします。




「中学受験しない派」の小学生が今意識したいこと


一方、中学受験をしないご家庭からも「周りが受験組ばかりで焦る」というご相談をよくいただきます。


結論から申し上げると、中学受験をしないのであれば中学受験の勉強は一切必要ありません。特殊算については、中学数学を理解するのには使いませんし、方程式を習えば特殊算で解いていた問題が簡単に解けるようになります。


ただし、学校の勉強に対する理解が深まり、勉強習慣が身につけば、受験をしないとしても中学校でいいスタートを切れる可能性が高まります。中学校に進学すると授業も教科もテストも大きく変わりますが、勉強のベースとなるのは小学校で学んだことです。


中学受験対策をしないなら、お子様が使える時間や学ぶ内容の自由度は飛躍的に増します。この自由を活かして、博物館や図書館に出かけたり、興味のある分野を深掘りしたりすることが、将来の学びの土台になります。




保護者の皆さまへのアドバイス


この時期、受験生のいるご家庭では期末テスト対策と夏期講習の準備が重なり、何かと慌ただしくなります。そんな中で、私から3つのことをお伝えしたいと思います。


1. 受験校は「増やせる」ことを前提に考える


最初から完璧な併願プランを立てる必要はありません。


Web出願が主流となり、入試前日の23:59や当日の朝まで出願を受け付ける学校も多くなりました。


秋以降の模試結果や、お子さんの精神状態を見ながら柔軟に調整できます。



2. 学校見学は「比較」のために複数校へ


1校だけ見て「ここだ!」と決めてしまうと、後から「他も見ておけばよかった」と後悔することがあります。最低でも3校、できれば5校程度は見学しておくことをおすすめします。



3. 受験しない選択も「戦略」である


中学受験をしないことは、決して「何もしない」ことではありません。出題範囲にとらわれない学習ができることは、中学受験をしないメリットの一つです。お子様の興味や関心が高い教科や分野があれば、どんどん伸ばしていきましょう。


梅雨の時期は体調を崩しやすい季節でもあります。受験生も、受験をしない小学生も、まずは日々の生活リズムを整えることが、この先の成長につながります。

何かお困りのことがあれば、いつでもご相談ください。



ユウキ



参考リンク


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