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過去問とコミュニケーション(志望校判定テスト過去記事リンク付き)

小5志望校判定テストがあるかと思いますので記事を再掲します!

志望校判定テストを受ける意義についての記事はこちら!

①会場選び

②試験対策

③結果成績と志望校選びについて

④A,Bコース生の心構え


さて本編です!

そろそろ過去問の季節でしょうか。

私の校舎では原則先週土曜の午前が最初の過去問チャレンジ回となっていまして、多くの子供たちが初めて「四教科」や「二教科」あるいは国数英や理などの「三教科」揃えて過去問を解きました。

そして、今年塾講師キャリアで初めての驚きとしてあったのが、今までも初めて過去問を解いた時に子どもたちが「こうだった」であるとか「変な問題があった」とか、様々な気付きを報告してくれるのですが、今年はその日だけで実に12人もの生徒が過去問についての報告や質問(問題がわからない系のものではなく、過去問の使い方や直し方について)をしてくれて、今まで自分が現在の生徒を担当していて「私からのコミュニケーション」ではなく、「生徒主体のコミュニケーション」がたくさん生まれたことにとても強く感動を覚えました。

逆に、そうでなかったお子様たちにはしっかり、「過去問ノートでしっかりコミュニケーションを取ろう」と決意を新たにした次第です。

お子様の毎日の学習手帳も、とても楽しく毎回読ませていただいています。本当に、みんな違うことをたくさん書いてくるんです。正直、誰が何を書いたのかなどはもうほとんど覚えていられませんが、私もその子供たちの思いのたけにパッと思いついたことを日付ごとに書いて返しています。


さて、話を戻しますと、子どもたちのほとんどが「問題の特徴」を話してくれたり、「今までで一番集中してテストをやったかも」というテスト自体への意気込みの感想であったり様々なことを聞くことができました。今まではカリテ、組分け、YT、首都圏模試、合不合と私から「こうだったよね」というアプローチだったのが、子供たち自身、「他のことは違って自分はこのテストを解いている」という感想をもって、受験が自分ごとになったのではないかと想像しています。

実は過去問の意義はそこにもあって、①実際の自分が入学するかもしれない学校の問題の特徴をつかむ、②当事者意識をもって問題に取り組み、課題を見つけるなど、もう少し考えたらたくさんあると思います。

早稲アカの皆様は「過去問進行ノート」があるとおもいますから、お子様の思いのたけをそこにぶつけていただきたいです。(2年前は各科目2行だったのが3行に増えている・・・!)

我々から与えられた情報よりも、自分自身で気づけた情報の方が確実に身に付きます。そのための「過去問進行ノート」や「学習手帳」の反省なのです。


直前期になるにつれて、保護者の皆様もストレスが溜まっていきますが、子供たちも当然相当なストレスを抱えていきます。恐らく多くの講師たちはそんな子供たちにきっと寄り添ってくれるはずです。そのなかで、雑談になりすぎない程度にお子様とコミュニケーションをとり、お子様のかかえている思いや、考えを吐き出す、まとめることで、少しでも合格に近づけるよう、子供たちと接していると思います。

教育産業はビジネスではありますが、現場の講師はビジネスだと感じていない人間も一定数います。すべてを子供たちのために、と考えている講師もいます。だからこそ、ある程度稼ぎのあるビジネスマンである保護者の方と波長が合わなかったりすることもあります。


ここまで読んでいただいて「えっ、うちの子、そんなこと全くなさそうなんだけど…」と思っていただく必要はございません。私は過去問が難しいから嫌いでしたし、こんな問題があったなどは全く印象に残っていません。むしろ模試の方が他の子とこんな問題があったね、などと話し合えて楽しかったです。(今思うと、志望校別コースで「一緒に」学校対策の勉強をできたことは恐らく上記に書いたお子様に対して精神的に幼かった自分にとって大きなものだったと思います。)

あと、12人の男女内訳は男2,女10なので、やはり女の子の方が精神的な成長なども早いのかな、とは思っています。男の子もとても興奮して話してくれました。

お子様はこれからも、日々プレッシャーにさらされながらいろいろなことに気づきプレッシャーの中でどんどん成長を続けていきます。本当にここからの伸びは素晴らしいものですし、それを信じて、是非、頑張るお子様たちの力になり続けてあげてください。

第一志望校への合格を目指しましょう!

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