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【四谷大塚】合不合判定テストに対する取り組みの指針

ユウキ先生

みなさんこんにちは、ユウキです。

受験期の2月が終わって、若干燃え尽き症候群でしたが、少しずつリズムを取り戻しつつある今日この頃です。


さて、今回は合不合判定テストについてどのように考えるべきか?を書いていきます。


1.過去3年分の平均点推移

まずは、この表をご覧ください。




過去の結果資料集から、3年分各科目の平均点を列挙してみました。


年によって変動は多少ありますが、概ね平均点が安定している模試と言えるかな、と思います。


ただ、各科目で特徴が結構ありますのでそのあたりをしっかり押さえて模試の準備をしていく必要がありそうです。


2.算数について

こちらは、過去記事で詳細を書いています。あらためてそちらの内容をご確認ください。


3.理社について

理科は特に顕著ですが、計算単元がたくさんでた回は総じて平均点が下がります。平均40点とかですと、ふつうに20点台とかたたきだす子はたくさん出ます。なので、理社の点数がいつも30点台とかで、モチベーションあがらない(親子共に)の場合は、即首都圏模試の受験をご検討ください。だいたい、偏差値の出方として合不合の偏差値結果から+10〜20くらいの差が出ます。合不合テストだけでは基礎力が測れないので、Y55までの生徒は首都圏模試も併用した方がいいと感じます。


また社会が難化するのは、複数資料にまたがった出題や、工業生産額や人口などの穴抜けのあるデータから都道府県を推測されるなど、単純暗記ではまったく太刀打ちできないパターンです。Y50前後なら、そんな出題はされませんし、基本的な流れの暗記で十分です。

(たまにY50前後で理社めっちゃ難しい学校がありますが、そこはおいおい)


4.国語について

文章の難度、選択肢の難度、抜き出しの多さによって難度が変化します。個人的には、最近記述させる学校が増えているので、へんな抜き出しとか増やすより記述が増えてほしいなぁと感じます。漢字と知識は満点目指せ!ですが、割合としては少ないので1〜2問ミスまでは許容範囲かな、と思います。



5.目標設定について

さて、最後に目標設定について書いていきます。

まず、4月の合不合判定テストに向けてですが、ざっとこのくらいの点数が1つの目安かな、と思います。


あくまでわかりやすい基準での目標設定なので、これがすべて!ではないと思います。過去の平均点から、このくらい取れれば偏差値このくらいかな?という目安ですし、当日の平均点によっても変動はありますので、ここに満たなかったから悪い、というものではないのでご安心ください。


さて、そのためにはしっかりこの春頑張ることが重要ですね。

会員向けには春の計画表を配布しましたので、もし作成してなかった場合はそちらを活用いただき、どの程度勉強して何をがんばるのか?を書いておく良いでしょう。


また早稲アカ生向けに小6春期講習会算数動画を鋭意作成中なので、会員さんは春休み中にご活用いただけるようにいたします。


4/6夜には算数解説スペースをXにて実施予定です。

当日の自己採点をしつつ、僕の解説までご自宅では「余計な嵐」を起こさぬよう、よろしくお願いします笑



それではまた!








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1 Comment


倉田 宙
倉田 宙
Mar 22, 2024

3.理社について(補足)

理科の計算問題が増えているのも、社会の資料問題が増えているのも昨今の入試傾向を反映してのことになります。三田国際など、算理で受験できる学校は増えましたし、昔から灘など社会を出さないうえに国語の知識で一日使う学校もあります。首都圏で社会を出さないのは芝浦工大附属くらいでしょうか。水溶液の溶解度の表など、資料問題も出題できますし、純粋な「頭の良さ」をはかる上位校が増えているところです。

資料から推測する問題や、読み取って正誤を判断する問題は栄東、大妻、高輪などでの出題が増えています。また、慶応普通部、攻玉社、田園調布など「字数指定」で漢字指定を要求してくる学校や、選択肢が特に歴史で一問一答ではなく文章の選択肢になっている鴎友、大妻、高輪などが挙げられます。これは改めて、社会は単純な「暗記ゲーム」ではないことを示しています。ちなみに、

ジーニアスの松本先生が「社会の単純暗記はたくさんやらなくてOK」というポストを先日したのも、過去にAyaさんが「四谷大塚 合不合判定テスト 勉強方法 (threestars-online.com)」で時間をかけないように、と仰っていたのも、上記を反映してのことです。


4.国語について(補足)

昨今の受験事情を踏まえて、記述問題を4個以上出題したのが2022年の第5回です。平均点が下がりすぎて志望校判定としての機能を為さなくなってしまった結果、2023は平均点が上がった印象です。ただ、問題が簡単になっただけではなく(肌感は毎回ちょっと難しいかな程度だったので)、予習シリーズの知識で「文章の読み方講座」に切り替えたことがお子様の地力を上げた要因だと思っています。

法政第二や中央大横浜のように1~2題は長い抜き出しをする学校、大宮開成のように内容に関する抜き出しをする学校がある以上、抜き出しは残り、基本的には得点源になりつつ、遠いところはすぐに捨てるという判断力を求めます。

漢字知識は当然範囲がないので、親としては高得点を取ってほしいでしょうけれど、講師側としては×をみつけたら、苦手単元を見つけたらラッキーだと思って復習する・直しをするでよいと思っています。

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