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新校長13人の人事が示す私立中高一貫校の今後と、2026年入試「国語」で狙われる物語のテーマ


こんにちは、ユウキです。「雙葉の校長にイエズス会の神父が就任」——このニュースを目にしたとき、私は思わず二度見してしまいました。創立から7代続いたシスター校長から、OGが二代続いた後の異例の人事。学校の方針転換を読み解く上で、校長人事ほど雄弁なものはありません。


今回は、ダイヤモンド・オンラインで報じられた東京23区の新校長人事と、2026年入試から見えてきた国語・物語文の出題傾向について深掘りしていきます。



東京23区で13人の新校長が就任——注目すべきポイントは?


2025年には46人の新校長が誕生した首都圏私立中高一貫校。26年は30人まで減りましたが、27年入試の行方を示唆するような人事にも注目したいと思います。まずは東京23区内にある13校について見ていきましょう。


今回の記事では、東京23区内にある13校の新校長人事が取り上げられました。中でも保護者の関心が高いのは、雙葉中高の動向でしょう。


雙葉中学校・高等学校(千代田区)の校長交代は唐突な印象を与えたのか、一部で話題となりました。学校法人雙葉学園理事長で、イエズス会神父の萱場基氏が校長も兼任することになりました。


設立母体である幼きイエス会(旧サン・モール修道会)の修道院が隣接し、創立から7代続けてシスター(修道女)だった雙葉中高の校長は、お茶の水女子大学理学部卒の数学科教員で12年就任の和田紀代子氏、上智大学外国語学部卒の英語科教員で20年就任の日下部和子校長と、OGが二代続いた、という経緯があります。



また、カトリック校を取り巻く環境の変化も見逃せません。


開智所沢中等教育学校の開校で埼玉の受験地図を塗り替えた学校法人開智学園が、茨城(開智望)、東京(開智日本橋学園)に続いて、2027年度に神奈川にも初の系列校を設けることになりました。


横浜市鶴見区にあるカトリック校・聖ヨゼフ学園がその対象です。


聖ヨゼフ学園小学校が日本初の国際バカロレア認定校となり、2018年からは中学校・高等学校も国際バカロレア教育の導入を始めていることから、国際バカロレア(IB)が取り持つ縁という側面があり、比較的距離の近い開智日本橋学園との協力関係が今後注目されます。


カトリック校、特に女子校を取り巻く環境は厳しくなっています。札幌聖心女子学院中学校・高等学校(札幌市中央区)は25年に閉校し、また、盛岡白百合学園中学高等学校(岩手・盛岡市)は26年から共学化しました。



志望校選びの際には、こうした学校運営の長期的な安定性も一つの視点として持っておくとよいでしょう。



2026年入試の国語——「他者理解」と「挫折からの再生」が二大テーマに


2026年入試の国語を振り返ると、物語文の出題傾向に明確な特徴が見えてきます。


のべ200校400題の入試問題を分析しました。その結果、2025年入試の素材文の4割は、2023年の9月から2024年の8月ごろまでに発売された本から出題されていました。新刊本から出題される傾向は今後も続きそうです。


テーマ面では、

「他者理解を通じて自己理解を深める」という最頻出パターンが多くの学校で出題されました。


また、「他者理解」の中でも頻出の「友人関係」、「自己理解」の中でも重要な「挫折からの再生」というテーマを真正面から描き切った作品も、城北中、栄東中、山脇学園中などで出題されています。


来年2027年入試に向けて、

「不可視化された他者への想像力」と「象徴を通じた再生」の二点が重要テーマとして浮上しています。


具体的には、夜間中学、聴覚障害、ヤングケアラーといった、社会システムの中で見えにくくなっている存在に光を当てた作品が急増しています。



2027年入試で狙われそうな作品——夏休みの読書リストに


来年の受験を見据えた5年生以下のお子さんには、今のうちから「入試で出そうな本」に触れておくことをお勧めします。


来年2026年度中学入試の国語・物語文で出題確率が高い作品を、ベストテン形式で選びました。


その中で、

第1位は『ぼくたちの卒業写真』天川栄人(文研出版)【中堅校から最難関校。特に海城中、駒場東邦中、学習院女子は要注意】


主人公が他者を理解することの難しさに直面しながら、自らの弱さ、至らなさに立ち返り、新たな一歩を踏み出して行く過程を通して、「他者理解を通じて自己理解を深める」という最頻出パターンが鮮やかに具現化された傑作です。


今後の模試で出題された素材文の中で、出版時期が2024年の9月以降の本であれば2026年入試に出題される可能性が高いです。模試の問題を取っておいて入試直前期に読み直すことはもちろん、夏休みなど時間があるときに、素材文に当たってじっくり読んでみてください。




保護者の皆さまへのアドバイス


志望校選びでは「校長人事」にも目を向けましょう


私立中高一貫校の多くは、教職員を合わせても100人に満たない小規模な組織のため、教育現場の責任者である校長の采配次第で、学校の運営が大きく変化することも珍しくない。


説明会では、新校長のビジョンや就任の経緯にも耳を傾けてみてください。特に今回取り上げられたカトリック校の動向は、女子校を志望されているご家庭にとって長期的な視点で把握しておく価値があります。



国語対策は「読んだことがある」を増やすことから


入試では、既知の作品が出ると非常に有利です。6年生のお子様方は作品を読む時間がないかと思いますので、各作品をご紹介したメルマガのリンクをそれぞれ貼っておきますので、あらすじ、中学受験的テーマ、予想問題を確認して、解答のポイントをつかんでください。5年生以下の皆さんにはぜひご紹介した本を手に取って読んで頂きたいです。


読書は国語力だけでなく、受験を乗り越える精神的な土台も育ててくれます。


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梅雨の時期は外出がおっくうになりがちですが、だからこそ読書や学校研究には最適な季節です。ジメジメした空気に負けず、着実に準備を進めていきましょう。



参考リンク




中学受験のお役立ち動画


中学受験スリースターズでは、受験のプロが解説する動画コンテンツを多数公開しています。学習法・志望校選び・科目別対策・保護者のサポート術など、保護者の皆さまの不安解消や戦略立案にお役立ていただける内容ばかりです。



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