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今週末の学校見学と「算数一教科入試」の広がり、そして中堅校から医学部を目指す道——6月最終週の中学受験情報まとめ


こんにちは、ユウキです。「偏差値53の中学校から東大理三に3人合格」——この数字を聞いて、あなたは何を思いましたか?実は今週、ダイヤモンド・オンラインで報じられた暁星中学校の特集記事が、中学受験を考える保護者の間で静かに話題になっています。


今回は、今週末に開催される学校見学イベントの情報、入試科目の多様化トレンド、そして「入口の偏差値」だけでは測れない学校の価値について、最新ニュースをもとにお伝えします。



今週末6/27-28は首都圏10校で学校見学——申込締切に注意


梅雨空が広がる6月下旬の週末、首都圏各地の中学校でイベントが開催されます。今回は、フェリス女学院、東洋英和女学院、逗子開成など10校がピックアップされています。


フェリス女学院中学校では6月27日にオープンスクールを開催。対象は小学4年生から6年生と保護者(1人)で、講堂にて約30分の学校説明の後、教室で授業体験を行います。


ただし、申込締切は2026年6月24日(水)17:00と、本日が締切です。検討中の方は急いでください。


東洋英和女学院中学部もオープンスクールを6月27日に開催。申込締切は2026年6月25日(木)23:59となっています。


男子校では、逗子開成中学校が土曜見学会を6月27日に実施。25分ほどの説明会の後、小グループにわかれて学校施設の案内を行います。


この時期の学校見学は、秋以降の説明会とは違った空気感があります。在校生が普段通りに過ごしている様子を見られることが多く、「その学校に通うお子さんの姿」をより具体的にイメージできる貴重な機会です。



「算数一教科入試」は2027年入試でさらに広がるか


先日の記事でも触れた「ネオ中受」の流れと関連して、入試科目の多様化が進んでいます。


ここ20年ほど、中学入試算数は難度・高度ともに上昇を続けてきました。学校が新しい切り口で出題し、塾がそれを分析しカリキュラムに組み込み、さらに学校がその一歩先を出題する。この循環は、受験生の学習負担を年々増大させてきた側面があります。


一方で、今年の入試問題を見ていると、その流れが少し落ち着き始めたように感じられます。翌年以降の受験生が対策として身につけるべき内容を、際限なく増やしてしまうような出題は減り、「既に学んできた内容を土台に、いかに思考を工夫するか」を問う問題が増えていた印象です。


こうした変化の中で、算数一教科入試を新設・拡充する学校が増えています。午前中に4教科入試を受けた後の「午後受験」として活用できる点、採点時間を短縮できる点など、学校・受験生双方にメリットがあるのです。


ただし私は、算数一教科入試が「すべてのお子さんに向いている」とは考えていません。算数が得意で、じっくり考える力があるお子さんには有利ですが、「算数だけなら楽そう」という理由で選ぶのは危険です。一教科で合否が決まる分、ミスが致命的になりやすいからです。



偏差値53の暁星から東大理三に3人——「入口」と「出口」の乖離に注目


中学受験における暁星の難易度は、四谷大塚の「Aライン(合格率80%)」偏差値で53(第1回入試)と、いわゆる中堅校に相当します。にもかかわらず、2026年の大学合格実績を見ると、東京大学に現役合格者を出し、しかも、そのうち3人が理科三類(医学部)です。


特に東大理三の合格者数を出身高校別で比べると、麻布や聖光学院と同数の3人で、全国7位タイです。


なぜこのような結果が出るのでしょうか。


例年、卒業生の約3分の1が医学部に進学を希望しています。同校では中学受験組の多くは、入学後に学力を後伸びさせて医学部に挑戦するケースがかなり見られます。


カトリック系の男子校として「他者への奉仕」を基本理念に掲げ、人格の形成と学力の向上に力を注いでいます。キリスト教の理念に基づく教育環境が、結果として「人を助ける仕事」である医師を志す生徒を自然に育てているのかもしれません。


26年入試の東大理三の合格者のうち、医師家庭の出身者は1人。当初から医学部志向というわけではなく、入学後に医学部を目指すようになる生徒がかなりいます。



保護者の皆さまへのアドバイス


今週のニュースから、保護者の皆さんにお伝えしたいことは3つあります。


1. 学校見学は「できるときに行く」が鉄則


秋になると説明会の予約競争が激化します。6月〜7月の今こそ、気になる学校には足を運んでおきましょう。「まだ志望校が決まっていないから」と躊躇する必要はありません。むしろ、複数校を見比べることで初めて「うちの子に合う学校像」が見えてきます。



2. 入試科目の多様化は「選択肢が増えた」と前向きに捉える


4教科入試が王道であることは変わりませんが、お子さんの得意・不得意に応じて併願校を組み立てる幅が広がっています。塾の先生と相談しながら、2027年入試に向けた併願戦略を少しずつ考え始めてもよい時期です。



3. 偏差値の「入口」だけで学校を判断しない


暁星の事例が示すように、入学時の偏差値と6年後の進路は必ずしも一致しません。学校のカリキュラム、雰囲気、生徒の価値観がどのように育まれるか——そうした「見えにくい部分」こそ、学校見学で感じ取ってほしいのです。


梅雨空の下、体調管理が難しい時期ですが、お子さんと一緒に「未来の学校生活」を想像する時間を楽しんでいただければと思います。



参考リンク



中学受験のお役立ち動画


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