小5国語 最難関問題集下巻 第13回
- 大谷琢也
- 6 日前
- 読了時間: 2分

小6生は本番まで残り2か月、ラストスパートの時期ですが、記述対策をしていて実感するのは「記述に使う語彙」の大きな差です。これは一朝一夕に身につくものではなく、いかにこれまで記述問題に向き合ってきたかが如実に表れます。
さぁ、残り1年と2か月、しっかり最難関問題集に向き合っていきましょう。
第13回は物語文です。
問四
「その声がかすかに震えていた」という部分から百井のどのような気持ちがわかりますか。
心情記述に用いる材料にはある程度パターンがあります。
【できごと(きっかけ)】→【心情】→【行動・様子】
まずはこのフローに沿って材料を集めてみましょう。
【できごと】
「あんなふうに全力で走ったの、初めてだった。水切りも取っ組み合いも、全部。」
⇒転校する最後の日、友人と子どもらしく全力で遊んだ
【心情】
「僕、今日のこと、いつか思い出す気がする。」
「何度も、何度でも思い出す気がする。」
「矢代くん」ありがとう、と百井が言った。
⇒自分のことを思いやってくれた友人への感謝
【行動・様子】
その声がかすかに震えていた
という流れを考えると、「かすかに震えた声」はどんな気持ちを表しますか?
「泣きそうになっている」という様子とイコールになるのは分かると思いますが、「泣きそう」は心情ではありません。
「別れがせつなくなっている」から「泣きそうになって」「声が震えている」と理解できれば解答の核ができますね。
こうやって材料を集めれば、
「俺」と全力で遊んだことが忘れない思い出となったことを、心から感謝するとともに、別れを悲しんでいる気持ち。
と解答が作成できます。

「できごと」「心情」「行動・様子」のフローを意識して材料集めをする。これは毎回意識しましょう!
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