図形問題は「余白の使い方」で点数が変わる【中学受験 算数】
更新日:8月29日

みなさんこんにちは!ユウキです。
今日はちょっと地味だけど、効果はバツグンの話をします。テーマは「余白」。中学受験 算数の図形問題で点数が伸びない子の答案を見ると、ほぼ共通して余白の使い方が下手なんですよね。逆に言えば、ここを直すだけで取れる問題が一気に増える。今日はその具体策をお話しします。
図形が苦手な子は「小さく描く」
あるご家庭で、4年生の男の子の算数ノートを見せてもらったときのことです。図形問題のページが、まるで暗号のようでした。問題用紙のすみっこに、消しゴムのカスより小さいくらいの三角形がちょこんと描いてある。これでは解けるものも解けません。
結論から言うと、図形問題は描いた図の大きさで勝負が決まります。なぜか。図形の問題は「目で考える」科目だからです。補助線を引く、角度を書き込む、長さの比を書き添える——こうした作業は、図がある程度の大きさでないと物理的にできません。小さい図は、思考のスペースそのものが小さいということなんですよね。
僕はよく「ノートの3分の1を1つの図に使っていい」と伝えています。もったいないと思うかもしれませんが、ノート代をケチって失点するのは本末転倒です。
「書き込める図」を自分で描き直す
問題用紙に印刷された図は、たいてい小さくて書き込めません。ここで多くの子が、その小さい図の上で無理やり考えようとして手が止まります。
正解は、自分のノートに大きく描き直すこと。これは「写す」だけの単純作業に見えて、じつは思考の準備運動になっています。三角形を自分の手で描くと、どの辺とどの辺が等しいのか、どこが直角なのかを、描きながら脳が確認していくんです。
描き直すときのコツは3つあります。
- わかっている情報をすべて図に書き込む(長さ、角度、平行・垂直の記号)
-求めたいものに「?」マークをつける(ゴールを視覚化する)
- 補助線は色を変える(元の図と区別がつき、後から見直しやすい)
この「情報の見える化」ができると、頭の中だけでこねくり回していたときには見えなかった解法の糸口が、ふっと浮かび上がってきます。
立体・複合図形こそ「余白」が命
平面図形でこれなら、立体図形や複合図形はなおさらです。展開図、切断面、影の問題——こうした単元は、図を1つで済ませようとすると確実にこんがらがります。
おすすめは、過程ごとに図を描き分けること。たとえば立体の切断なら、「切る前の立体」「切断面だけ取り出した図」「真上から見た図」を別々に描く。1問に図を3つ4つ使ってもまったく構いません。プロの算数講師でも、難しい立体は何枚も図を描いて解いています。
「図をたくさん描くと時間が足りないのでは?」という声もありますが、逆です。図がないまま考え込んで5分悩むより、30秒で図を描いて解いたほうが速い。余白は時間を食うのではなく、時間を生むんですよね。
まとめ 図形問題で点が伸びないのは、センスの問題ではありません。多くの場合、図を小さく描きすぎて、考えるスペースを自分で奪っているだけです。ノートを贅沢に使い、情報を書き込み、過程ごとに図を分ける。この余白の使い方を習慣にすれば、中学受験 算数の図形は確実に変わります。 スリースターズ(Three Stars★★★)の土台は、学年別・単元別の解説動画です。図形問題は、講師が実際にどう図を描き、どこに補助線を引くかを手元で見せながら解説しています。まずはこの動画を、ご家庭の予習・復習に取り入れてみてください。お子さんが自分で理解を進められるようになり、親の伴走がぐっとラクになります。 そのうえで、「うちの子の図の描き方、どこを直せばいい?」といった個別・具体的なご相談が必要になったら、有料カウンセリングや、継続的に支えるプレミアムプランをご活用ください。動画で日々の学習を回し、要所だけプロが伴走する——これがいちばん効率のいい中学受験のかたちです。 それでは、また! ※本記事の事例は、複数のご相談内容をもとに、個人やお住まいが特定されないよう再構成しています。





