受験未経験の親が「教える」前にやるべきこと|中学受験の家庭学習
- ユウキ先生
- 1 日前
- 読了時間: 4分

みなさんこんにちは!ユウキです。
先日、自身は中学受験を経験していないというお父さんから、こんなご相談をいただきました。「子どもに算数を教えようとしたら、つるかめ算で僕のほうが固まってしまって……。これ、親が教えていいんでしょうか」と。
すごく正直で、いい悩みだと思います。結論から言うと、受験未経験の親が教えること自体は、まったく問題ありません。ただし、いきなり「教える」に飛び込むと、たいてい親子げんかで終わります。今日は、教える前にやっておくべき準備の順番を、一緒に整理していきましょう。
いきなり「即興で教える」のがいちばん危ない
まず、いちばんやってはいけないのが、お子さんが解いている横で、その場でパッと解いて教えようとすることです。これ、中学受験未経験の親御さんが最もやりがちな失敗なんですよね。
理由はシンプルで、中学受験の算数は、大人の感覚で解くと「方程式で一発」みたいな解き方になりがちだからです。でも子どもは方程式を習っていない。つまり、親が出した答えと、塾で習う解法がズレる。お子さんは「お父さんのやり方と先生のやり方が違う」と混乱し、親は「なんで分からないんだ」とイライラする。パソコンに2つの異なるOSを同時にインストールしようとして、フリーズしているような状態です。
ある未経験のお母さんは、これで一度親子関係がギスギスしてしまい、「もう教えない」と決めたそうです。でも、それは教え方の準備の問題であって、親の能力の問題ではないんです。
教える前に「親が先に解法を把握する」
ではどうするか。僕がおすすめしているのは、お子さんに教える前に、親が先回りして解説を見て、塾の解法を把握しておくという順番です。
具体的には、その単元の解説を親が10分でいいので先に確認しておく。解説動画を1.5倍速で見るのでも、解答解説を読み込むのでもいい。ポイントは、「正解」を知ることではなく、「塾がどういう手順で解かせたいか」を知ることなんですよね。これさえ頭に入っていれば、子どもがつまずいたときに「ここでこの図を描くんだよ」と、塾と同じレールの上で声をかけられます。
ぶっちゃけ、これをやるだけで親の教える精度は段違いに上がります。ある共働きのご家庭では、お父さんが夜のうちに翌日扱う単元の解説をひととおり見ておくルーティンに変えたところ、「教えるたびにケンカ」だったのが、週末に親子で落ち着いて取り組めるようになったそうです。準備に5分、10分かけるだけで、本番のサポートがまるで別物になる。
「教える」のゴールは答えを出すことではない
もうひとつ大事な視点を。受験未経験の親御さんほど、「正しい答えにたどり着かせること」がサポートだと思いがちです。でも、家庭学習における親サポートの本当のゴールは、お子さんが自分で考えるきっかけを作ることなんですよね。
だから、解法を把握したうえでも、すぐに全部を教えてしまわない。「この問題、まず何が分かっている?」「図に描くとしたら、どこから描く?」と、親が把握した手順を、質問の形で小出しにする。これができると、子どもは「教わった」のではなく「自分で気づいた」感覚を持てます。この感覚の積み重ねが、のちのち自走する力につながっていく。
受験未経験であることは、むしろ強みにもなります。子どもと同じ目線で「これ難しいね」と言える親は、子どもにとって心強い伴走者です。知識でマウントを取る必要はまったくありません。
まとめ 受験未経験の親が中学受験の家庭学習に関わるとき、大切なのは順番です。いきなり即興で教えない。まず親が先に解説を見て塾の解法を把握する。そのうえで、答えを与えるのではなく質問でサポートする。この3ステップを守れば、未経験でも立派な伴走者になれます。知らないことは、先に調べておけばいいだけなんです。 スリースターズ(Three Stars★★★)の土台は、学年別・単元別の解説動画です。「親が先に解法を把握する」準備に、動画はぴったりの教材です。親が短時間で手順を確認でき、そのままお子さん本人の予習にも使える。まずはこの動画を、ご家庭の予習・復習に取り入れてみてください。お子さんが自分で理解を進められるようになり、親の伴走がぐっとラクになります。 そのうえで、「うちの子に、どこまで親が踏み込んで教えるべき?」といった個別・具体的なご相談が必要になったら、有料カウンセリングや、継続的に支えるプレミアムプランをご活用ください。動画で日々の学習を回し、要所だけプロが伴走する——これがいちばん効率のいい中学受験のかたちです。 それでは、また! ※本記事の事例は、複数のご相談内容をもとに、個人やお住まいが特定されないよう再構成しています。






