偏差値ではなく「将来の戦い方」から志望校を選ぶ
- ユウキ先生
- 2 時間前
- 読了時間: 4分

みなさんこんにちは!ユウキです。
「先生、ウチの子の偏差値で行ける学校って、どこですか?」——面談でいちばん多い質問のひとつが、これです。気持ちはとても分かります。数字は分かりやすいし、安心材料になりますからね。でも僕はいつも、心の中で「ちょっと待ってください」と思っているんです。
偏差値はあくまで「いまの学力の位置」を示す物差しにすぎません。志望校選びを偏差値だけで進めてしまうと、大事なものを見落とします。今日は、偏差値依存から一歩抜け出して、「将来の戦い方」から志望校を選ぶという発想についてお話しします。
偏差値は「順位」であって「中身」ではない
結論から言うと、偏差値というのは集団の中での相対的な順位を表しているだけで、お子さんがどんな勉強に向いているか、どんな環境で伸びるかは何ひとつ教えてくれません。
正直に言いますね。偏差値58の学校と偏差値60の学校、この「2の差」に、ご家庭が悩む価値はほとんどないんです。それよりも、その2校が「どんな子を伸ばす学校なのか」のほうが、6年後の結果に何倍も効いてきます。
僕が以前見ていたあるご家庭では、模試の偏差値が1上がった下がったで、毎回、家の空気がガラッと変わっていました。お子さんも「また下がった」と落ち込む。でも、その数字に振り回されている間、肝心の「この子は将来どう戦いたいのか」という話は一度も出てこなかったんですよね。偏差値という物差しは、便利すぎるがゆえに、もっと大切な問いを覆い隠してしまうんです。
「将来の戦い方」を先に決める
では、偏差値の代わりに何を軸にするか。僕がおすすめしているのは、「お子さんが将来どう戦うか」を先にイメージすることです。
たとえば、コツコツ努力を積み上げて学力一本で勝負するタイプなのか。それとも、好きなことに打ち込んで、その実績で道を開いていくタイプなのか。人前で話したり、自分の考えをまとめたりするのが得意なのか。この「戦い方の仮説」が決まると、合う学校の輪郭がぐっとはっきりします。
努力を点数に変えるのが得意な子なら、学力をきっちり鍛えてくれる環境が向いています。一方、ひとつのことに没頭するタイプの子なら、その情熱を評価してくれる進路ルートを持つ学校のほうが報われやすい。同じ偏差値帯でも、片方の子には天国、もう片方の子には窮屈、ということが普通に起きるんですね。
ここで大事なのは、「いまの戦い方」で決めつけないことです。小学生の子の特性なんて、これからいくらでも変わります。だからこそ、ガチガチに固定するのではなく「いまのところ、こういう方向かな」という仮説でいい。その仮説を持っているだけで、学校を見る目が変わります。
偏差値は「使う」もので「振り回されない」もの
誤解しないでほしいのですが、偏差値を無視しろと言っているわけではありません。志望校が射程に入っているかを測る道具として、偏差値はとても有効です。要は「使う」か「振り回される」かの違いなんですね。
将来の戦い方という軸を持ったうえで、その方向に合う学校群を3〜4校ピックアップし、そこではじめて偏差値で現実的なラインを確認する。この順番なら、数字に飲み込まれずに済みます。先に「どこで戦いたいか」、後から「届くかどうか」。この順序を逆にしないことが、志望校選びの肝です。
まとめ
偏差値は集団内の順位を示すだけで、お子さんの向き不向きは教えてくれません。志望校選びは「将来どう戦うか」という仮説を先に立て、それに合う学校群を絞ってから、最後に偏差値で現実ラインを確認する。この順番を守れば、数字に一喜一憂せず、お子さんが本当に伸びる学校に出会いやすくなります。偏差値は振り回されるものではなく、賢く使う道具なんです。
---
スリースターズ(Three Stars★★★)の土台は、学年別・単元別の解説動画です。偏差値に振り回されず学力の土台を固めるうえでも、自分のペースで理解を深められる動画が力になります。まずはこの動画を、ご家庭の予習・復習に取り入れてみてください。お子さんが自分で理解を進められるようになり、親の伴走がぐっとラクになります。
そのうえで、「ウチの子の場合、どんな戦い方の学校が合うのか」といった個別・具体的なご相談が必要になったら、有料カウンセリングや、継続的に支えるプレミアムプランをご活用ください。動画で日々の学習を回し、要所だけプロが伴走する——これがいちばん効率のいい中学受験のかたちです。
それでは、また!
※本記事の事例は、複数のご相談内容をもとに、個人やお住まいが特定されないよう再構成しています。






