長いようであっという間の夏が終わりました。私は小6の集中特訓にも参加しましたが久々に「楽しい」授業をできたなと感じた次第でした。本日の首都圏模試は午前組は受験できますが午後組は中止という難しい判断が為されました。冬は降雪による交通機関の混乱もありますので、ご注意願います。関東で「中止」まではいかないと思いますが、試験開始時刻を遅らせる処置はあります。
夏前に同内容で記事を書きましたが、国語は内容がほとんど変わりませんので、こちらのリンクから改めてご確認いただければと思います。一方で社会は3点、気になる部分がありましたので、変更点について特に触れていければと思っています。
今回の記事では以下のメニューで記事を書いていきます
①後期YTについて ~オリジナル問題~
②家庭学習について ~標準量の宿題は多すぎる~
③授業の進め方について ~『統計Book』と講師の裁量~
①後期YTについて
後期YTがすでに始まっていますが、前回書いた記事で「オリジナル問題」の存在について触れておりませんでしたので、今回の記事ではまずはYTの問題構成について触れさせていただきます。
昨日の第1回では大問1~3が該当回の問題で、大問4は授業範囲に関係ない東南アジアのことからはじまる国際知識の問題でした。今後も大問4は四谷大塚オリジナルで、予習シリーズでカバーしきれていないあるいは忘れていがちな問題、そして今年出てきそうな入試予想問題となります。今回であればASEANに東ティモールが、また、RCEP、TPPなどのFTAを確認する問題でした。
ですから、前回も掲載した以下のカリキュラムではありますが、
第1回 都道府県と地形図 地理
第2回 人物史 歴史
第3回 政治総合 公民
第4回 民衆史 歴史
第5回 川を中心にした地理 地理
第6回 産業 地理
第7回 文化史 歴史
第8回 戦乱史 歴史
第9回 世界地理・環境 公民・地理
第10回 国際社会と日本 公民
第11回 世界遺産 地理
第12回 交通史・交通 歴史・地理
第13回 地理総合
第14回 歴史総合
第15回 公民総合
これに縛られても「満点」は目指せないことだけはご承知おきください。どちらかといえば「点数を取ること」をお子様に求めるというより「問題の楽しさ」をお子様と共有することの方が重要だと考えます。過去問も楽しんでいくことが大事です。
②家庭学習について
上位生におすすめの勉強法は
問題の回に縛られず、過去問で出てきた苦手そうな回の『演習問題集』「基本のチェック」+『予習シリーズ』下巻を自由に実施するのが良いかと思います。
ボリュームゾーンである程度のお子様も本社指示の標準量の宿題である
『演習問題集』「基本のチェック」「練習問題」+『四科のまとめ』のテスト範囲
という量が出ていたら一旦担当と相談するべきだと思います。他科目も同じくらいの量の宿題が出ていたら確実に宿題のせいで過去問ができないことになりパンクします。
③授業の進め方について
また、先日本社から授業のカリキュラム指示が出てきましたが、基本的には
①『四科のまとめ』からのチェックテスト
②『予習シリーズ』の練習問題
③(10月ごろからは)『統計Book』のチェックテスト
という授業カリキュラムになるかと思います。
前回の記事で書かなかった『統計Book』について触れていくと早稲アカオリジナルの教材で『日本国勢図絵』や『県勢』のデータを集約して入試に出るものをまとめた冊子です。
ごきょうだい生で夏期講習中に『マスターテキスト』をつかっていらっしゃった家庭は『基本事項』の進化版だと思っていただければ結構です。端的に言えば表やグラフ、データを単元ごとに紹介し、今年の改訂ではデータの紹介にとどまらない状態に進化したとのことです。
講師の裁量というのは、このカリキュラムを別に守る必要性もあまりないのかなということです。正直授業で扱いたいのは『演習問題集』の「練習問題」ですし(実際の学校名が出ているので、お子様のテンションが上がる)特にSS生だと、ドラゴンボールの悟空のように「ワクワクすっぞ」状態になってきて、授業が「楽しんで学ぶ」本来の社会科的な空間になっていきます。実際その方がお子様の定着度は高いです。
なので、校舎によってはフリーに授業を行う校舎もあるかと思いますので、9月の保護者会で最終確認をするのが良いかと思います。ここで言う「フリー」とは「適当」ではなくお子様の様子や苦手科目、受験校の傾向などを考えてのことであることがほとんどです。(一部本当に何も考えていない講師もいるかもしれませんが…)
なにはともあれ、残り半年を切りました。
保護者の皆様は過去問のコピーなど、いわゆる「手間」が増えていく時期だと思いますが、お子様とともに、「楽しんで」残りの日程を過ごしていただければと思います。
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