小5国語 最難関問題集下巻 第7回
- 大谷琢也
- 10月12日
- 読了時間: 3分

早稲アカや四谷大塚、臨海セミナー、進学くらぶなど予習シリーズカリキュラムで学習を進めている中学受験生で、偏差値63以上の難関校を目指す人たちは、「最難関問題集」で学ぶのが最適解だ!と思う私大谷の解説集です。
組み分けテストでSコースに入れる学力があるなら、そこから先は組み分けテストの結果にこだわらず、最難関問題集で本質的な国語力を磨くことをお勧めします。
第7回は説明文です。
説明文のだいたいは「え?そうなの?知らなかった!」と読者に思ってもらうために書いています。
・一般的に知られていないこと・もの
・一般的に考えられていることと実は違うもの
こういった切り口で話が展開していく、と予想して読むと筋がつかみやすくなりますよ。
さて、問4を扱いましょう。
問四
「受難の時代」とありますが、ここではどういうことですか。文章中の言葉を使って、七十五字以内で答えなさい。
「どういうことですか?」という問いかけは「中身をわかりやすく言い換えて答えなさい」つまり言い換え問題であることはもうマスターできていますね?
下線部の前後をチェックすると、
少なくとも現在は大きな種子は受難の時代を迎えている。
とあるので、主語は「大きな種子は」です。
つまり、「大きな種子が迎えている受難ってなあに?」という問題だということです。
では、まず言葉の意味として「受難」とは何でしょうか?
辞書の意味を覚えていなくても、漢字から予測できますね。
「難を受ける」→「苦しみやわざわいを受けること」という意味です。
「大きな種子にふりかかっている苦しみやわざわいってなあに?」という視点で本文から材料を探してみましょう。
すると、
ゾウやゴリラが果実を食べ、彼らに種子散布を依存していた大きな実をつける樹木は、子孫を増やす道を絶たれ絶滅するだろう
ここに線が引けますね。
ここから、解答の核を作ると
「大きな実をつける樹木は、子孫を増やせず絶滅に向かっているということ」
という解答の核が導けます。
これが33字なので、あと40字程度の説明を加えます。
説明は「●●だが」「●●ので」のかたちで考えるとスムーズに進みます。
本文をチェックすると、
「ヒトがその獲物として大きな動物を狙って殺す」
とあるので、ここを前半に持って来て
ヒトが大きな動物を獲物として殺すため、大型動物に種子散布を依存していた大きな実をつける樹木は、子孫を増やせず絶滅に向かっているということ。
という解答が出来上がります。

説明文の記述は、原則本文の材料を切り貼りすればできますので、いかに「材料チェック」を丁寧にするかがポイントです!
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