小5国語 最難関問題集下巻 第10回
- 大谷琢也
- 11 分前
- 読了時間: 2分

開成、麻布、武蔵、桜蔭、女子学院、雙葉、駒場東邦、フェリス、栄光、聖光、芝、洗足、鴎友を目指す受験生はもれなくこの教材やっておこう!とおすすめする、四谷大塚教材 最難関問題集の解説集です。
ただ模範解答をうつすだけでなく、解答を導く論理をしっかりたどって学習をしていきましょう。
さて、第10回は総合回ですが、最難関問題集は組み分けテストを目標にしていませんので、テスト対策など目もくれず(笑)、物語文の記述を学んでいきましょう。
問三
「『あっ』僕は大きく叫んだ」のはなぜですか。文章中の言葉を使って、六十五字以上七十五字以内で答えなさい。
物語文の記述には、ロジックがいくつかあります。
その中でも基本中の基本にあるのが、
「行動・表情の【なぜ】は心情を答える」
「心情はきっかけとセット」
のふたつです。
まず、
「行動・表情の【なぜ】は心情を答える」
ですが、
たとえば
「少年は泣き出した」のはなぜですか。
という問題があったとき、
「怒られたから」という解答では△です。
「怒られて悲しかったから」「怒られて悔しかったから」「怒られたことに感謝したから」
心情によっていろいろなパターンの解答ができることが分かりますね?
これをふまえて問3を解いていきましょう。
「あっ」僕は大きく叫んだ
という「行動」のきっかけは何だったかを考えます。
すると、
「じゃあ、空に川があればいいのに」
というつーやんのセリフを聞いたことがきっかけだと分かります。
このセリフを聞いて「僕」はどんな気持ちになったか。
直後に
「いいこと思いついた」
とあるので、「心情」は
「いいことを思いついて興奮したから」
と材料を導けますね。
あとは「いいこと」の中身を詳しくすれば完成です。

今回は、心情の記述を攻略するための基本ロジックをふたつ扱いました。
受験までずーっと活用するロジックですので、これを機に身に付けてくださいね。
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