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GWは“読書力”を育てるチャンス 後編― おすすめブックリストや論説文をご紹介します ―

首都圏で中学受験塾の教室運営をしておりますakiraです。ゴールデンウィークって、ちょっと不思議な時期です。春期講習も終わって、新学年にも慣れ始め、でもまだ夏までは少し遠い。この中だるみしがちな時期こそ、“静かな伸びしろ”を育てる絶好のチャンスなのです。勉強のギアをあえて上げすぎず、少しペースをゆるめて「心の栄養」をたっぷり吸収する――その代表格が、読書です。


受験に「読書が大事」とはよく言われますが、それは決して“語彙が増える”とか“漢字に強くなる”とか、そういう表面的な話だけではありません。

読書を通して育つのは、

・見えない気持ちを想像する力

・曖昧な表現をかみ砕く力

・登場人物の選択を自分ごととして考える力

そして、長い文章にじっくり向き合い、心を動かす経験そのもの。こうした力が、中学受験のあらゆる科目――特に国語・社会・総合型の記述問題で効いてくるのです。


今回ご紹介する本は、

・ 成績に直結する「読解力」や「思考力」を育てるもの

・ 感情や価値観にゆさぶりをくれる青春物語

・ 知的好奇心や社会への目線を深めてくれるテーマ性の高い作品

など、中学受験生の「今」と「これから」にしっくりくるラインナップです。


長期休みのちょっとした空き時間に、ぜひ1冊、手にとってみてください。

きっと、「読み終わったあとに少しだけ賢くなった気がする」ような、そんな本と出会えるはずです。


全校生徒ラジオ(有沢 佳映/講談社)2024/8/8



全校生徒でやるラジオって、想像しただけでワクワクするよね?でも、実際にやってみたら…うまくいかないこと、いっぱいある。伝えたいことが伝わらなかったり、誰かがしゃべりすぎたり、沈黙がこわかったり。でもその中で少しずつ、気づいていくんだよね。「伝えること」は「考えること」なんだって。


おすすめポイント!・国語が苦手でも「ことば」に向き合いたくなる本!・友だちとの距離感が変わってくる中学生活、ヒントがもらえるよ・読書感想文にもおすすめのテーマ性あり◎



ピーチとチョコレート(福木 はる/講談社)2024/11/14



ピーチのように明るくて、チョコレートのようにちょっとビター。これは、まったく性格が違うふたりの女の子の友情の物語。最初はぶつかってばかり。でも少しずつ、おたがいの「よさ」に気づき始めて…。この本を読んでると、不思議と「私にも大切な誰かがいるな」って思えてくる。


おすすめポイント!・性格が合わない子との関係に悩んでる人にぜひ読んでほしい・優しいイラストと、あたたかい会話文が魅力的!・読後、思わず友だちに手紙を書きたくなるかも?



ハロハロ(こまつ あやこ/講談社)2024/12/12



南国の風を感じるような、ちょっと不思議な読後感。転校先の学校で出会った“ハロハロ”ってあだ名の子。その子と過ごした数ヶ月が、主人公の心をじわじわと変えていく。いつの間にか、「あの時こうしておけば…」が「こうしてよかったな」になる。そんな一冊。


おすすめポイント!・「名前」の大切さや「呼び方」について考えさせられるよ・雰囲気重視の作品が好きな子におすすめ・夏休み読書にもぴったりの空気感!



オリオンは静かに詠う(村崎 なぎこ/小学館)2025/1/29



「星」と「短歌」と「心の奥の声」。現実の生活にちょっと疲れたとき、こういう本が必要なんだ。オリオン座の季節、言葉にしづらい想いを短歌にしていく少年少女たちの姿が、まるで夜空みたいに広がっていく。言葉って不思議だね。短いのに、深い。静かに刺さる。


おすすめポイント!・短歌にハマる子が続出中!?・内向的なタイプの子に「これ、自分かも」と思わせる力あり・「静かな感動」が好きな人に超おすすめ



願わくば海の底で(額賀 澪/東京創元社)2025/2/19



タイトルからして、ちょっとドキッとするよね。でも内容はもっと深い。家族のこと、進路のこと、自分が「ここにいる意味」…全部が波のように押し寄せてくる。一気読みというより、じっくり噛みしめる一冊。


おすすめポイント!・受験前の中学生に刺さる心理描写のリアルさ・自己肯定感が揺らぐときに読んでほしい・心がざわつく読後感、それもまた読書の醍醐味



それいけ!平安部(宮島 未奈/小学館)2025/4/16



平安時代が好き? いや、よく知らない?どっちでもOK! この「平安部」、ぶっ飛んでます。百人一首? 着物? 和歌? なんでも来いのゆる〜いオタク部活が大活躍!笑えるのに、どこか感動もある。歴史がちょっと好きになる入口にぴったり!


おすすめポイント!・平安時代×青春って、なんか新しい!・歴史が苦手でも笑える!百人一首が気になってくる!・クラスの読書紹介にもおすすめの「ウケる系」


僕には鳥の言葉がわかる(鈴木 俊貴/小学館)2025/1/23



ちょっと不思議で、やさしくて、あたたかい。鳥と話せるようになったら、どんなことを伝えたい?「自然」と「人」と「気持ちのすれちがい」がゆるやかにつながっていくストーリー。読み終わったあと、空を見上げてみたくなるかも。


おすすめポイント!・環境問題や自然との共生について考えるきっかけに・理科と国語のあいだのような知的な読書体験・言葉にできない感情に寄り添ってくれる


読めば分かるは当たり前?(犬塚 美輪/ちくまプリマー新書)2025/1/10



読書って、ただ読むだけじゃ足りない!?この本では、「本当の読み取り力」って何? というテーマにズバッと切り込んでいきます。「読んだけど分からなかった」って感覚、みんなあるよね?でも、それを乗り越えるヒントがここにある!


おすすめポイント!・中学〜高校の読解力トレーニングにおすすめ・大人も唸る、本当の“読解力”ってこういうこと・読書感想文に出すと「おっ」と言われる系!





AIにはない「思考力」の身につけ方(今井 むつみ/ちくまQブックス)2024/11/7



AIが何でもやってくれる時代に、「人間の思考力」って必要?この本はその答えを出してくれる。ロボットに任せられない“考える力”をどうやって育てるか、実例つきで教えてくれる一冊。大人もこっそり読みたいくらいの良本です。


おすすめポイント!・探究・STEAM・ディスカッション教材にも使える!・「考えるって、どういうこと?」を本気で考える・AIと人間の違い、すっごく分かりやすく解説されてる!



5文字で百人一首(すとう けんたろう/講談社)2021/5/27



百人一首って、長くて覚えにくいよね。でもこの本、なんと「五文字」で要約してくれてるんです!まるで百人一首の“見出し”みたいで、覚えやすいし楽しい!受験にも、カルタにも、使える超実用系ユニーク本!


おすすめポイント!・暗記が苦手な子にも「これなら覚えられる!」ってなる・国語の授業や百人一首大会の前に読んでおきたい!・ことば遊びとしても楽しい!家族で盛り上がれるかも?


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