適正校を目標にされると困ると塾に言われたとき
- ユウキ先生
- 13 分前
- 読了時間: 4分

みなさんこんにちは!ユウキです。
先日、ある保護者の方からこんな相談を受けました。「ウチの子にちょうど合いそうな学校を第一志望にしたいと塾に伝えたら、『そこを目標にされると、ちょっと困るんです』と言われて…どういう意味でしょうか」。これ、言われたほうはモヤモヤしますよね。せっかく子どもに合う学校を見つけたのに、なぜ困ると言われるのか。
今日は、この「適正校を目標にされると困る」という塾の発言の真意を、業界の内側を知る立場から解きほぐしていきます。そのうえで、ご家庭がどう志望校を設定すればいいのかを一緒に考えましょう。
「困る」の裏にある、塾側の事情
結論から言うと、この発言の背景には、塾側のいくつかの事情が隠れていることが多いです。決して悪意ではないのですが、知っておかないと判断を誤ります。
ひとつは、塾は「より上の学校への合格実績」を伸ばしたいという事情です。お子さんの偏差値からすると、もう少し上を狙えると塾が見ている場合、適正校で満足されると「実績になる上位校を狙ってもらえない」と感じることがある。正直に言えば、これは塾のビジネス上の都合が混ざっているケースなんですね。
もうひとつは、逆のパターン。その学校が、お子さんの現在地から見て「合格が微妙なライン」だと塾が判断している場合です。第一志望に固定されると、もし届かなかったときに「指導力を問われる」と塾側が身構える。だから「目標にされると困る」と予防線を張る、ということもあります。同じ言葉でも、上向きか下向きか、まったく意味が違うわけです。
まず「どっちの意味で言っているのか」を確かめる
だからこそ、ご家庭がやるべき最初のことは、感情的に反応する前に「それはどういう意味ですか」と具体的に聞き返すことです。
「もっと上を狙えるという意味ですか?それとも、今は届きにくいという意味ですか?」——こうストレートに聞いてみてください。塾の発言は、その理由まで掘り下げて初めて、ご家庭にとって有益な情報になるんです。ふわっとした「困る」のまま受け取ると、不安だけが残ってしまいます。
僕が現場で見てきた中でも、保護者がきちんと真意を尋ねたことで、「実はもっと伸びると思っている」という塾の本音が引き出せて、前向きな話に変わったケースがありました。逆に、「合格ラインに少し足りないので、併願をしっかり組みましょう」という現実的なアドバイスだったと分かって、安心されたケースもあります。聞かないと、塾の言葉はただのプレッシャーで終わるんですね。
適正校は「ブレない軸」として持っていい
そのうえで、僕がお伝えしたいのは、お子さんに合う適正校を第一志望に据えること自体は、まったく悪いことではないということです。
塾の実績や都合に流されて、本人に合わない上位校を無理に目指す——これでお子さんが疲弊してしまっては本末転倒です。志望校は、塾のためではなく、お子さんとご家庭のために設定するもの。適正校をしっかり軸に置きつつ、塾の意見は「上を狙える根拠」や「届きにくい理由」として参考にする。この主従関係を逆にしないことが大切なんです。
ただし、頑固になりすぎるのも違います。塾はお子さんの答案や日々の様子を、ご家庭以上に客観的に見ている部分もある。「軸はブレさせない、でも根拠ある助言には耳を傾ける」——この姿勢でいれば、塾の発言に振り回されることなく、納得のいく志望校設定ができます。
まとめ 「適正校を目標にされると困る」という塾の言葉には、「もっと上を狙ってほしい」か「今は届きにくい」かのどちらかの事情が隠れています。まずは感情的にならず、その真意を具体的に聞き返すこと。志望校はあくまでお子さんとご家庭のために設定するものなので、適正校を軸に据えるのは正当な選択です。塾の意見は参考にしつつ、軸はブレさせない。この姿勢が、中学受験の志望校設定では何より頼りになります。 --- スリースターズ(Three Stars★★★)の土台は、学年別・単元別の解説動画です。志望校をどこに置くにせよ、その学校に近づく力をつけるのは日々の学習。その土台を、動画がしっかり支えます。まずはこの動画を、ご家庭の予習・復習に取り入れてみてください。お子さんが自分で理解を進められるようになり、親の伴走がぐっとラクになります。 そのうえで、「塾にこう言われたが、志望校をどう設定すべきか」といった個別・具体的なご相談が必要になったら、有料カウンセリングや、継続的に支えるプレミアムプランをご活用ください。動画で日々の学習を回し、要所だけプロが伴走する——これがいちばん効率のいい中学受験のかたちです。 それでは、また! ※本記事の事例は、複数のご相談内容をもとに、個人やお住まいが特定されないよう再構成しています。






