【中学受験 算数】演習問題集は「数字替え」|本質理解を確かめる使い方
- ユウキ先生
- 2 日前
- 読了時間: 4分

「解いたことのある問題は解けるのに、初見の問題だと固まるんです」——先日のカウンセリングで、ある5年生の女の子について、お母さんがこう打ち明けてくれました。演習問題集はちゃんと丸がついている。なのにテストになると点が取れない。お母さんは「演習が足りないのかな」と、さらに問題集を買おうとしていました。
ちょっと待ってください。これ、演習量の問題ではない可能性が高いです。今日は中学受験 算数で、演習問題集を**「数字替え」で使う**という、本質理解を確かめる方法をお話しします。
「解ける」の正体が、実は暗記なことがある
子どもが演習問題集で丸をつけているとき、その「解けた」は2種類あります。ひとつは**本当に理解して解けた**。もうひとつは**解き方の手順を覚えていて、なぞっただけ**。この2つは、丸の見た目がまったく同じなので、親も本人も区別がつきません。
特に演習問題集を2周3周していると、子どもは問題を見た瞬間に「あ、これは答えが12になるやつ」と**答えごと記憶している**ことがあります。これだと、理解しているように見えて、実際は何も身についていない。初見の問題で固まるのは、当然なんですね。「分かった」と「覚えた」は、似て非なるものなんです。
数字を1つ替えるだけで、ボロが出る
そこで使えるのが「数字替え」です。やり方は拍子抜けするほど簡単。**演習問題集の問題の、数字を1つか2つだけ親が書き換えて、もう一度解かせる**んです。
たとえば「時速4kmで歩く」を「時速6kmで歩く」に変える。「全部で15個」を「全部で18個」に変える。問題の構造はそのまま、数字だけ別物にします。すると——本当に理解している子は、何事もなかったように解けます。一方、手順を暗記していただけの子は、**同じ問題のはずなのに固まる**。ここで、その子の理解が「本物」か「暗記」かが、一発で見抜けるんです。
これは追加の問題集を買う必要がありません。**いま持っている演習問題集が、そのまま理解度テストに化ける**。コスパ最強の方法だと思っています。
数字替えで「本質」に意識が向く
この方法のいいところは、診断だけで終わらないこと。数字を替えられると分かっている子は、**問題を解くときの意識が変わります**。
「どうせ数字を替えて出されるなら、答えを覚えても意味がない。だったら、なぜこの式になるのかを理解しておこう」——こう考えるようになるんです。つまり、暗記でごまかせない仕組みを作ることで、子どもの注意が自然と**「手順」から「本質」へ**移っていく。これが数字替えの本当の狙いです。
ちなみに、固まったときは責めないでください。「ここで固まるってことは、暗記でやってたんだね。じゃあ今、本当の意味を一緒に確かめよう」——固まった瞬間こそ、本質を入れ直す最高のチャンスです。
まとめ 演習問題集の丸は、理解と暗記が混ざっています。数字を1つ替えて解かせるだけで、その子の「解ける」が本物かどうかが見抜けます。さらに、暗記でごまかせない環境を作ることで、子どもの意識が本質理解へ向かう。中学受験 算数の演習問題集は、量をこなす道具ではなく、**理解を確かめ、深める道具**として使ってあげてください。 --- スリースターズ(Three Stars★★★)の解説動画は、**「なぜこの式になるのか」という根っこの部分**まで全問ていねいに解説しています。だから数字が替わっても通用する、本物の理解が育ちます。まずはこの動画を、ご家庭の予習・復習に取り入れてみてください。お子さんが自分で考えて解けるようになり、**親の伴走がぐっとラクになります**。 そのうえで、「うちの子は理解で解いてる?暗記で解いてる?」といった個別・具体的なご相談が必要になったら、実際の解き方を見て診断する**有料カウンセリング**や、継続的に支える**プレミアムプラン**をご活用ください。動画で日々の学習を回し、要所だけプロが伴走する——これがいちばん効率のいい中学受験のかたちです。 それでは、また! ※本記事の事例は、複数のご相談内容をもとに、個人やお住まいが特定されないよう再構成しています。






