「御三家を目指せますか?」の問いにどう答えるか
- ユウキ先生
- 4 日前
- 読了時間: 4分

みなさんこんにちは!ユウキです。
「うちの子、御三家を目指せますか?」——これは僕が面談で本当によく受ける質問のひとつです。先日も、4年生のお子さんを持つお父さんから、ほとんど挨拶代わりにこの問いを投げかけられました。気持ちはすごくわかります。中学受験という大きな挑戦に臨むなら、最高峰を狙いたい。でも、この問いには正直、簡単に「イエス」とも「ノー」とも答えられないんですよね。今日は、最難関の射程をどう見極めるか、そして親はこの問いとどう向き合えばいいのかをお話しします。
「目指せますか」と「届きますか」は別の質問
まず整理したいのは、「御三家を目指せますか」という質問には、実は二つの意味が混ざっているということです。ひとつは「挑戦する資格があるか」、もうひとつは「合格する可能性があるか」。この二つはまったく別物なんですよね。
挑戦する資格、という意味なら答えはシンプルです。誰でも目指していい。中学受験に出願資格の制限はありません。問題は二つ目、「現実的に届くのか」のほうです。
ここで僕がいつもお伝えするのは、最難関校の合格者層は、模試の偏差値で言えば常時65以上を安定して取り続けている層が中心だという事実です。一度や二度その数字に乗ることと、何度受けてもその水準を維持することの間には、大きな差があります。ぶっちゃけ、ここを混同したまま走り出すと、後でしんどくなるご家庭が多いんです。
学年によって「答え方」を変えるべき
この問いへの僕の答えは、お子さんの学年によって変わります。
4年生なら、僕は「まだ決めなくていい」とお伝えします。この時期は伸びしろの塊で、半年後に景色がまるで変わることが珍しくありません。ある4年生の女の子は、最初の組み分けテストでは平凡な成績でしたが、学習サイクルが回り始めた5年生の夏に一気に上位層へ食い込みました。早い段階で天井を決めつけるのは、もったいないんですよね。
一方、6年生の夏以降なら、より現実的に話します。この時期になると、過去の模試の積み重ねから到達ラインがある程度見えてきます。ここで大事なのは、「届きそうな最難関」を一校だけ追うのではなく、その下の層に手応えのある併願校をきちんと組むこと。最難関はチャレンジ枠として残しつつ、心から通いたいと思える「実力相応校」を本命に据える——この設計ができているご家庭は、結果がどうであれ笑顔で受験を終えています。
親が本当に向き合うべき問い
最後に、少し踏み込んだ話をします。「御三家を目指せますか」という問いの裏側には、ときどき「最難関でないと意味がないのでは」という親の不安が隠れていることがあるんですよね。
でも、考えてみてください。最難関校は確かに素晴らしい学校です。けれど、お子さんが6年間を生き生きと過ごし、その先の進路へつながっていくかどうかは、偏差値の数字だけでは決まりません。「御三家を目指せますか」の前に、「うちの子はどんな環境で伸びる子だろう」という問いを、ぜひ一度立ち止まって考えてほしいんです。最難関が答えになることもあれば、そうでないこともある。それでいいんです。中学受験のゴールは、合格証ではなく、その子らしい6年間の入り口に立つことですから。
まとめ 「御三家を目指せますか」という問いには、「挑戦する資格」と「合格の可能性」という二つの意味が混ざっています。4年生なら天井を決めず伸ばすこと、6年生なら現実的な到達ラインを見て併願を設計すること。そして親自身は、「最難関でないと意味がない」という思い込みを一度手放し、「この子はどこで伸びるか」を考えること。それが、この問いへの一番誠実な答え方だと僕は思います。 --- スリースターズ(Three Stars★★★)の土台は、学年別・単元別の解説動画です。最難関を目指すにせよ相応校を固めるにせよ、土台となる単元理解はこの動画で一つずつ積み上げられます。まずはこの動画を、ご家庭の予習・復習に取り入れてみてください。お子さんが自分で理解を進められるようになり、親の伴走がぐっとラクになります。 そのうえで、「うちの子の今の力で、最難関は現実的な目標になるのか」といった個別・具体的なご相談が必要になったら、有料カウンセリングや、継続的に支えるプレミアムプランをご活用ください。動画で日々の学習を回し、要所だけプロが伴走する——これがいちばん効率のいい中学受験のかたちです。 それでは、また! ※本記事の事例は、複数のご相談内容をもとに、個人やお住まいが特定されないよう再構成しています。






