2025年中学入試概観(男子校編)
- akira/中学受験Walker

- 2025年3月1日
- 読了時間: 3分
更新日:2025年3月2日

首都圏の大手中学受験塾で教室長をしているakiraと申します。今年は定期的にブログを書いていければ思っています。XやYouTubeでも「中学受験Walker」の名前で情報発信していますので、こちらの方も興味ある方はぜひご覧ください。
付属校人気が再燃 手厚さ、面倒見 プチサンデー
今回は2025年入試概観として男子校編をお送りします。今年の首都圏中学受験者数は減少しました。まずこれが大きなトピックです。受験者数の算出方法は塾によって異なりますが、2月1日午前の受験者数ということで計算すると昨年比で3000人減、4.8%減となっています。これを頭に入れて今年の男子校の受験者昨年比を見ていきましょう。
まずは御三家です。〔 〕は実質倍率、( )は受験者昨年比です。
開成〔2.65倍〕(98.0%) 麻布〔2.16 倍〕(92.1%) 武蔵〔2.74 倍〕(94.9%)
事前の模試の志望者動向の通り麻布はチャンスでした。私の教室でも5分の5と全員合格でした。この2/1の御三家受験者が減った分はどこに行ったかというと1つは海城①〔2.98倍〕(105.8%)でしょう。2024年東大実績もベスト10入り(49名)し、9位の麻布(54名)に迫っています。
海城は海外大学への進学も積極的で、私の教え子でもMITに進学した子もいました。また、ここ2年落ちついていた付属校人気が再燃しました。慶應普通部は〔3.33倍〕(118.6倍)となっています。御三家の受験者減を見てわかる通り安全志向、そしてその行き着く先が附属校人気。中学受験で入試を終わりにしたいという層も増えています。
御三家に次ぐ男子校だと本郷①〔3.45倍〕(119.0%)が一番人気でした。面倒見、手厚さが人気の秘密のようです。学校説明会や在校生による校舎見学会など12月に入ってからも開催しています。Xでの情報発信も頻繁です。巣鴨駅の目の前というアクセスのよさも魅力的です。2/1の御三家(難関校)受験者にとっては、この本郷人気は2/2の併願校戦略に変化が起きそうです。本郷で止まらないということが起き始めています。2/2を城北にする、2/1の午後に巣鴨を入れるなど検討する必要が今後はあるかもしれません。
2024年の東大実績でいうと聖光①〔3.38 倍〕(108.8%)の100名のインパクトがすごかったですね。塾いらずで面倒見のよさも評価が高いです。(鉄緑会の比率が他の進学校に比べてかなり低い)2/1麻布、2/2聖光で聖光進学のパターンも増えているようです。
最後にプチサンデーについて言及しておきましょう。2025年は2/2が日曜日であったため、青山学院が2/3に移動しました。そのため空いた2/2は同じ大学附属校の立教池袋①〔3.95 倍人気〕(125.2%)に人気が集まりました。これは一時的で来年はもとに戻りそうです。
その他の私の教室の近隣の学校になってしまいますが、男子校の状況を載せておきます。
駒場東邦〔2.01倍〕(95.8%) 城北①〔2.71倍〕(93.0%) 巣鴨①〔2.80倍〕(87.5%)
成城①〔2.98倍〕(103.0%) 獨協①〔3.05倍〕(96.5%) 日本学園①〔4.1倍〕(149.3%)
※日本学園は来年から明治の付属校になって校名変更、共学化します。来年以降も人気が続きそうです。早稲田①〔3.04倍〕(97.2%)
何としても2/2までに進学許容校を確保しておきたいです。男子校の後半は定員も少ないですし、倍率もはね上がります。精神的にも追い込まれます。2/5の保護者控室では泣いている保護者様も何人もいたそうです。その前に必ず前半で合格を取りましょう。後半戦の倍率を紹介しておきます。
城北③5.69倍 成城③6.78倍 獨協④6.78倍 本郷③13.20倍 立教池袋②8.65倍 本郷の実質倍率13.20倍の場合 7.57%合格 92.43%不合格ということになります。
また、過去問出版社の声の教育社のYouTubeチャンネルでは毎年11月中旬に過去問の売り上げ動向を配信しています。その順位と入試の人気がある程度一致しているので貴重な情報と言えます。興味がある方はこちらもぜひご覧になってみてください。(品切)と書いてあるのは11月の時点で版元にすでに在庫がなかった学校です。
※声教過去問昨年比(抜粋) ①佼成128.3%(品切) ②日本学園 116.6% ③足立115.1%(品切) ④獨協112.3% ⑤聖光111.0% ⑥立教池袋109.3% ⑦慶應普通部 108.1% ⑨本郷 107.3%(出庫数トップ) ⑩城北 105.9%






