予習シリーズの知識事項って意味あるの? ~小4編~
- 倉田 宙
- 2024年3月16日
- 読了時間: 4分

今週も、校舎によっては保護者会があったかと思います。先日、「新年度保護者会の臨み方 (threestars-online.com)」で保護者会に対してのお話をしました。また、シュン先生が「予習シリーズ算数5年㊤ 第4回 いろいろな差集め算 (threestars-online.com)」で算数を、木ノ下先生が「小6予習シリーズ理科の学習ポイントを徹底解説!(上巻1回〜4回範囲) (threestars-online.com)」で理科を保護者セミナーとして実施してくださっていますが、国語はどうしてもスルーされがちです。
今回の記事では2024受験生カリキュラムで大幅改訂がかかったつまり、2022年からカリキュラムが変わった、「国語の予習シリーズで触れられている知識事項」の重要性について触れていければと思います。どんなものを学んでいるのかなという点についても御理解頂けると幸いです。概要として、日本語に長けていない帰国子女などにも通用するような考え方に変わったと思っています。今までは「文章を読む教科書」という位置づけだった予習シリーズがさらに、「日本語を理解し、文章を読めるようになる教科書」という位置づけに発展したと言えます。
結論から申し上げますと、入試で出るわけではないが、「役に立つ」というのが、予習シリーズの知識分野のところです。一方で、漢字とことばの知識事項は直接役に立ちますが、家庭学習で頑張りましょうという方式に変わりました(これがしんどい…!いずれ練成問題集の知識事項の記事で書きます!)。ではどのように役に立つのか、学年別に書かせていただきます。11回以降は5月に記事にしようと思います。
当記事は小4向けです。
第1回「文字・五十音」第2回「かなづかい」はそもそもの「日本語」の基礎とも言えます。案外「おおどおり」は「おうどうり」と間違えるポイントが二つあります。「もとずく」なのか「もとづく」、「つまずく」なのか「つまづく」なのかなど、前者は「基づく」が正解ですが、後者はどちらでもよいようです。この単元も厳密に行くと非常に難しく、最終的には「勘頼り」になります。
第3回「送りがな」は入試直結ではありますが、このあたりから「完璧なルールなど存在しない」のでやはり日本語は「経験を踏まえた勘」に頼らざるを得なくなってくるということがわかってくると思います。まだ習いませんが「たがやす」や「あやつる」「あやまる」などは小5,6も間違える難しい単元です。
第4回「国語辞典の使い方」はここまでで学んだことの総復習、「五十音並び」に「正しいかなづかい」で「言い切りの形(終止形)」で辞書に載るということを確認します。
第6回「漢字の成り立ち・音訓」では特に形声文字が重要で、次の回の「部首」を見抜く際に「意味の部分・読みの部分」に分けることで、「問」などの字やいずれ覚える「土壌」と「醸造」「謙譲」などの同じパーツで同じ音読みをする字であることがわかります。
第7回「部首」では「料」は「とます」なのに「粉」は「こめへん」であると触れます。Why Japanese people!? ただ、形声文字がわかっていると「問」は「門」が音で、「粉」は「分」が音であることがわかるはずです。
第8回「画数」「筆順」も、大人でも意識していない「飛」「発」の書き順などを触れていきます。これらは覚えるというよりも「正しく書けるようになる練習」と思って学習するのが効果的です。保護者様ができないことをお子様に求めるのは酷ですし、お子様はきっと「そういうもの」として覚えるのは難しいでしょう。
そして、その復習として第9回「漢和辞典の使い方」で音訓索引、部首索引、総画索引を学び、復習します。1~4回と流れが同じですね。
ところで、第4回、第9回で辞書の使い方という単元を学習しますが、よく質問される事項として、「辞書はいるのか」「辞書を引いた方がよいのか」ということが挙げられます。確かに本当は「辞書を使って勉強をしたい」です。つまり、手間をかけてしっかり定着させたいです。ただし、お子様の時間は限られています。ですから、実際にそこまで手が回せないのが実情です。「私は」親や受験経験者の姉兄に聞くことをお勧めしています。そうすることで、自分が勉強しているものが簡単ではないことに気づき、自分が頑張っている、あるいは特に受験生の姉兄に聞くことで受験生として常識事項であることに気づけると考えています。(私は1年余裕のあった浪人生になってから英和辞典を使いましたし、大学生になって論文を書き始めてから英英辞典・類語辞典を使い始めました。確かに国語辞典は買い与えられましたし、漢和辞典は小1のときに漢字に興味をもって買ってもらいましたが、前者はほとんど使いませんでした。子どもは使いたいと思わなければ面倒くさいだけなので辞書を使いません。中高生の時は知らない言葉だらけで必要に駆られた古語辞典しか開かなかったのを覚えています。)
4月以降の第11回単元では、いよいよ文章の読み方に内容がシフトして、実際的な内容に入っていきます。
今後どれくらい忙しくなるかはわかりませんが、文法事項の意義について、続けて記事を書いていければと思います。






