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「検定外教科書」『Progress in English』および英語の事前学習について

更新日:2024年2月28日



先日からAyaさんが中学校の学習の進度についてお話をくださっています

実は、Ayaさんの仰っている数学の教科書は「検定外教科書」と呼ばれ、公立の中高では使われない特殊な教科書となります。というのも、体系数学は1~5と分かれており、中学と高校で分かれてしまうとどこまでの進度を進めたかがわからなくなり使用が不可能になってしまう点が挙げられます。また、多くの進学校では5年で最低限のカリキュラムを終わらせるという面からも1~5で高校カリキュラムまでを網羅した教科書があると便利でしょう。

参考ページはこちら(知られている時点でどこの学校で採用されているかもわかります)

また、Ayaさんは触れていらっしゃらなかったですが、英語にもTreasureやProgress in English21 Revisedという教材があり、私の所属した学校では後者を利用していました。

なんとこの本、検定教科書が1年で900の単語を習うのに対して1冊目の時点で1200単語、最後の方になると1年で3000単語とかいう意味不明な量の進出単語が出てきます。

(私が所属したころから改訂がかかっているそうなので、購入してみようかなと思います)

どれくらいきついかというと、英検2級を入学時に保持してドヤ顔していた自分が中3の頃には成績下位に沈んでいたくらいです。(もちろん舐め腐って文法の勉強を全くしていなかったことが原因ですが)

実際に中1時点でのカリキュラムの進行を見てみると、長期休みを除いた10か月で20単元を熟すことになり、以下に示しましたが、改めてみると狂っているとしか思えません。

中2の最難関単元ともいえる(関係代名詞もあるか)不定詞を中1で扱うという暴挙に出ています。

現在形、疑問文(be動詞)

疑問詞:what

複数形、所有格

現在形(一般動詞)

疑問詞:where

m命令文

n3人称単数現在

g疑問詞:how,many,when,where

g現在進行形、代名詞の目的格

10

k過去形:規則動詞

11

k過去形:不規則動詞

12

k過去進行形

13

m未来の表現:be going to~ V

14

some, many の使い方

15

s数量・分量の表し方

16

j助動詞:can, should, have to~

17

There is/ are...

18

h頻度・時間の表し方

19

z前置詞:on, from, near, in, between

20

f不定詞



さて、最後にタイトル後者の議題ですが、英語を小学校から習って中学校で差をつけるという動きが活発化していますけれども、私は正直懐疑派です。というのも、小学校時点から「論理的に英語を教える」塾はほとんどなく、感覚で解く癖が生まれてしまうからです。私は比較的文法事項の言葉を教えてくれる先生がついてくださいましたが、「関係代名詞?what?何じゃないの?」みたいな反応(つまり関係代名詞と疑問詞が区別できていなかった)で全く「文法」を理解できなかった覚えがあります。(リスニングは相当鍛えられます。TOEICも眠かったけどリスニングはノー勉でほぼ満点が取れました)これによって、上位の大学入試で文法を聞かれる学校(早稲田の教育や筑波大学)は苦戦しました。

一方で本質的に「英語で文章を読む」ことを求めてくる慶応文学部などやMARCHレベルは浪人一年間の勉強で何とかなりました。

これほど進度が早いとある程度英語力がある人間で性格が不真面目だと最初の時点で「英語は楽だ」と見切って舐め腐ってかかります。その時点で手遅れになります。補習を受けても補習で使われている言葉がわからないのです。

最終的に会話で通用するのは感覚の英語ですが、文章を読むとなったときに通用するのは論理の英語です。

もちろん、海外に出て行ったりスピーキングをさせるときに英会話塾は確実に役に立ちますが、そういったご家庭が必ず抱えているのが語彙力不足の問題です。(帰国子女の生徒も英語の会話能力は高くても語彙力に苦戦します。そのため、洗足学園帰国英語1科入試では英検1級レベルの語彙力問題を出題します。)語彙力は日常会話では全く身に付きません。文章を読むことによって身につけていくのが最も効果的なのではないかと思っています。使われ方を見て覚えるということですね。これは、国語も変わりません。だからこそ、音読や漢字の練習を普段から取り組み、語彙力強化に努めるのが国語の成績を上げる最大のポイントになると考えています。

最後国語の話題になりましたが、最終的に英語をやることで求められる能力は読解力になります。つまり、国語ができないと英語力には頭打ちがどこかで生まれる(私が試験を受けたときはMARCHレベルは穴埋め=文法がありましたが、現在は知りません)ことになります。

文章を読む、という意味で、つまりアカデミアで活躍する人材を鍛えたい場合は英語はちゃんと文章ベースで論理的に構造を理解するのが最も効果的な勉強法だと私は考えています。

長文になりましたが、お読みくださりありがとうございました。

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