歴史ラジオの実況中継 第4回 平安時代
- Shun
- 2023年9月18日
- 読了時間: 3分
更新日:5月13日

【歴史解説】平安時代を完全攻略!4つのブロックで覚える400年の流れ
平安時代は、794年の平安京遷都から約400年も続いた時代です。 「覚えることが多すぎる!」と悩む受験生も多いですが、実は「誰が政治の中心だったか」という視点で4つのブロックに分けると、驚くほどスッキリ理解できます。
この記事では、試験に直結する重要ポイントを構造化して解説します。
1. 【第1ブロック】天皇中心の政治(桓武天皇)
奈良時代の「仏教勢力」が政治に口出しする状況を打破しようと、桓武(かんむ)天皇が立ち上がります。
① 平安京遷都(794年)
目的:仏教勢力(寺院)の影響が強い奈良から離れ、天皇中心の政治を取り戻すため。
地形:山と海に囲まれた守りやすい土地。
② 蝦夷(えみし)征討と坂上田村麻呂
東北地方を朝廷の支配下に置くため、坂上田村麻呂を征夷大将軍に任命。
多賀城(宮城県)などを拠点に支配を広げました。
2. 【第2ブロック】貴族の政治(藤原氏と摂関政治)
10世紀〜11世紀、藤原氏が「外戚(がいせき)」の関係を利用して権力を独占します。
① 摂関政治の仕組み
摂政:天皇が幼い時に代わりに政治を行う。
関白:天皇が成人した後に補佐として政治を行う。
重要人物:藤原道長(「この世をば…」の和歌)、藤原頼通(平等院鳳凰堂を建立)。
② 荘園と不輸・不入の権
寄進地系荘園:地方の豪族が税を逃れるため、有力な藤原氏などに土地を名義上「寄付」すること。
不輸(ふゆ)の権:税金を納めなくてよい権利。
不入(ふにゅう)の権:国司(役人)の立ち入りを拒否できる権利。
3. 【第3ブロック】上皇の政治(院政の始まり)
藤原氏と血縁の薄い白河天皇が、引退した後に「上皇(院)」として実権を握り続けました。
院政:天皇の位を譲った後も「院」で政治を行う仕組み。藤原氏(摂関家)の影響力を排除しました。
僧兵(そうへい)の登場:強大化した寺院が武装し、無理な要求を通そうと暴れ始めます。これに対抗するために武士がガードマンとして重用され始めました。
4. 【第4ブロック】武士の政治(平氏の全盛)
保元の乱・平治の乱を勝ち抜いた平清盛が、武士として初めて政治の頂点に立ちます。
① 平清盛の政治
太政大臣に就任。
日宋貿易:現在の神戸(大輪田泊)を整備し、中国(宋)から宋銭や陶磁器を輸入。
厳島神社(広島県):航海の安全を祈願して整備。
5. 【重要】平安時代の文化(国風文化と仏教)
遣唐使が廃止(894年・菅原道真)されたことで、日本独自の国風文化が花開きました。
① かな文字と女流文学
女性が「ひらがな」で書いた名作は入試超頻出です!
紫式部:『源氏物語』(物語)
清少納言:『枕草子』(随筆)
紀貫之:『古今和歌集』(和歌集)、『土佐日記』
② 住まいと衣服
寝殿造(しんでんづくり):貴族の豪華な住宅様式。
十二単(じゅうにひとえ):女性の正装。
③ 浄土教(じょうどきょう)
「南無阿弥陀仏」と唱えれば死後、極楽浄土へ行けるという教え。
平等院鳳凰堂(宇治)や中尊寺金色堂(平泉)がその代表例。
6. プロ講師が教える「覚え方のコツ」
仏教の「最澄・空海」を間違えない裏技
入試で最も間違えやすいのがこの2人です。セットで音読して耳に焼き付けましょう!
最澄 = 天台宗 = 比叡山延暦寺(さいちょう・てんだい・ひえいざん)
空海 = 真言宗 = 高野山金剛峯寺(くうかい・しんごん・こうやさん)
まとめ
桓武天皇:平安京、坂上田村麻呂。
藤原氏:摂関政治、平等院、荘園、国風文化。
院政:白河上皇、武士の台頭。
平清盛:日宋貿易、大輪田泊、厳島神社。
この「4つの箱」を頭の中に作って、知識を整理していきましょう!
【参考文献】四谷大塚発行 予習シリーズ5年下
【著者】鈴木 俊(すずき しゅん)






