四谷大塚ホームページに2023年入試の偏差値表が上がっておりました。
2021年、2022年と偏差値表は手元にあるので、見比べてみました所、全体的に偏差値上昇している学校が多かった印象です。
個人的に気になった所としましては、広尾系の偏差値は年々上がっており、本郷や芝が2/1入試で偏差値60になっているあたりはびっくりしました。
偏差値60にのってしまうと、併願校として組むのはドキドキです。
志望校を組む際によくあるパターンは2/1 早稲田(65) 2/2 本郷(63) 2/3 早稲田(67)が今まではあったと思いますが、ちょっとこれはできないな^^;と思いました。
息子の6年生の合不合判定全ての回の偏差値を見返ししましたが、男子偏差値61~66の幅がありました。
お守り校を設定する時に51~56の偏差値帯の学校を探しますが、今回の偏差値表から探そうとした時に、通学時間や共学・別学や進学実績などを考えていくと、「あれ?ない!」になってしまいました。
でも志望校組むにあたり、「行きたい学校ないからお守り校はいりません。」なんてそんなリスキーな事はできませんので、何かを妥協して組まざるを得ません。
当時を振り返ってもお守り校探しが一番苦労しました。
息子の受験したい学校は偏差値が高い学校ばかり。持ち偏差値マイナス10以上の学校を提案しても全く興味を持たなかったので、私が気に入った学校を見つけて、息子にプレゼンするしかない!と思い、なんとか1校決める事ができました。
この1校は今では偏差値が59になっており、もはやお守り校ではありません。
ボリュームゾーンの偏差値帯の子は例年以上に学校選びに慎重になるのではないかと思いました。
どこの学校も偏差値が上がってきてしまっているので、併願校の選択肢が限られてしまいます。
四谷大塚の偏差値表には載っていない学校も視野に入れなくてはいけない場合もあるかもしれません。
偏差値を上げるのは簡単な事ではないし、親は頭抱えますよね(^_^;)
「行く学校見つからないから、もはや偏差値上げるしかない!」みたいになり個別や家庭教師の依頼が増えて重課金になっていく。このようなご家庭を沢山見てきました。
経験談から言わせて頂くと、重課金したからと言って偏差値はそんな簡単には上がらないです。
ボリュームゾーンのご家庭で6年生の夏休みに通常の夏期講習とは別で個別講習に50万程課金した家庭がありました。
(夏期講習だけで合計80万くらい)
9月の合不合判定の偏差値が+1。
10月以降は特に偏差値変わらず。
冷静に考えた時、この重課金は良かったでしょうか?
個別や家庭教師をお願いする時は必ず目的を明確にして依頼される事をお勧めします。
「偏差値上げてください。」、「この学校に合格させて下さい。」はダメです🙅♀️
「この単元をできるようにしてください。」、「記述の添削をしてください」、「この問題のここまでは理解していますが、そこから先は分からないようです。」などの依頼方法がベストです。
親が子供のできない箇所を理解していないと明確な依頼ができませんので、まずはそこからです。
偏差値表の話から色々な話になってしまいました。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
ここなら子供を通わせていいかな、という学校を探すのがいちばん難しいでしょう。
保護者の皆様としては本音を言えば第1志望校に向けてお子様には突っ走って貰いたいわけで、お子様に「ここでもいいかな」と妥協させるポイントにさせてはいけないですし、そもそもそういった学校が見つかったとしても「偏差値がそんなに変わらない」や、皆様と同じ考えの保護者様が同じように考えた結果おまもり校だったはずが結局同レベルあるいはもっと高いレベルでの勝負(倍率の急上昇)になってしまうことも多々ありますし、いい学校だと思ったのに受けられる日程がない、なんてことも間違いなく出てきます。
でも、お子様も「入試に出るか分からない」膨大な量の知識量を懸命に処理しているのですし、正直なところ、塾側がおすすめする学校はどうしても過去の経験が中心になり、トレンド校が多くなる傾向にあります。
だからこそ、保護者の皆様にはこの時期にお子様の偏差値が下ぶれてもほぼ80%取れたうえで、ここならお子様を通わせたい学校を裏で増やしておいてほしいです。既に情報戦は始まっています。コロナ禍のここ数年で学校側も自分から発信する学校が増えつつありますが、逆に言えばその波に遅れているけれども素敵な学校もいくつもあります。中学受験をさせようと決めている保護者様なのですから、保護者様の競争倍率、アンテナというよりも情報をつかみに行く能力は皆様高いわけです。
より、お子様のためになりそうな学校を見つけていただければと思います。