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過去問の直し方(社会)

前回の記事に引き続き私が書きたかった社会の直しです。


当然ですが目的は直しをする過程で覚えてもらうことです。

力のある(偏差値50以上)クラス・お子様は間違えた問題の一問一答を作ったり、記述の工夫を書いたり、自由に自分の考えで直しをするのがよいです。結局覚えてくれればよいので…


今回は記憶が得意でないBコース下位生~Aコース生向けの直しノート作成を主眼に置かせていただきます。目標は、過去問を使用した自分用の暗記ノート作成です。(返却されたときにもう一度チェックをつけたものを解いてみましょう)

問題実施用(大体A3拡大コピーかB4コピーをしていると思います)とは別に、直し用に見開きページをA4サイズで縮小コピーを取り、A4ノート(方眼だと2マスサイズ、あるいは3マスサイズで書きやすい。字が汚い男の子も、字が小さい女の子も、直しは大きく!)の左面に貼ります(A4そのままの向きで貼ると下に空白のページができます(以降上ページを問題が貼られたページ、下ページを空白のページとします))


★【上ページ】に書き込むこと

①間違えた問題にチェックをつけます

(チェックをつけなかった問題はこれ以降何も手を付けなくて結構です)

②「設問にたどり着く前に聞かれていること(1枚目でいうと問1-2の「次の資料が示す文書」)」に線を引きます(このとき、これがわかっている場合はそのまま問題に書き込んでもよい)

→わからなかった時点で【下ページ】へその「前提の問い」の答えを書きます

③設問で「問われていること」に線を引きます(問1-2で言えば「この運動の名」の部分)

④設問の「キーポイント」「答えのヒント」に線を引きます(問1-2で言えば資料中の「民選議院」というワード)

⑤選択肢問題の年号や答えのワードはわかっている場合はそのまま問題に書き込んでよい(問1-1のように)

また、文章選択肢問題は×の部分を本文に書きこむ形が最も簡単だと考えられます。(できれば文章で書きたいが、時間がかかりすぎてしまう)


★【下ページ】に書き込むこと

【上ページ】の②、③、⑤の答え、修正語句や4枚目のA~Jのように(可能ならば考え方と)答えを書く。(大体設問中に設問がある場合や前提として表や人物カードなどがある場合はそれぞれが何に当てはまるかが解説に記載されています。(だから過去問データベースや学校過去問「だけ」ではいけないのです…))

わからない場合は「?」とつけて提出し講師に聞く(帰ってきたときに何も書かれていなかったら改めて聞きに行くか校舎の上長に添削が不十分ですとクレームを入れましょう(笑))

一文は長くならないはずなので、最下行になったら縦線を引いて2列目を作りましょう


★設問ごとの解き直し方法サンプル


◎一問一答 【上ページ】で線を引き、【下ページ】に問題番号と答えを(記号の場合も言葉で)【しっかり漢字で】


◎記号

①一問一答系 上におなじ

②長文選択問題 誤答の箇所や誤答の修正を【上】【下】どちらでもよいので書き込む

③資料の記号問題は解説を参考にポイントをまとめる。選択肢で聞かれている部分を〇で囲んだり、線を引いたりする。(参考:大問1 問3)

④演習中の余った時間は使わなかった選択肢で『遊ぶ』

(参考:大問2 問2、問6、問7)のように、「何についての説明」かなどを余った時間で考え、書く(これをできる子が最も問題演習で伸びます。=そこまで行きつくだけのスピードが求められ、最後に『遊べ』るだけの体力が必要ですが…。) その後ちゃんとチェックをしましょう(当時『遊ぶ』だけ『遊ん』でその知識チェックも直しもしなかった私には全部先生が追加で〇つけや間違いの添削をしてくれました。控えめに言ってあり得ないです…。私には到底できない…。)


◎記述 『写すだけ』にならないようにする

①知識記述 設問と結びつくようにキーワードの抽出

②本文・資料読解記述 資料のキーワードにマーク+抽出

③思考記述(予習シリーズに到底乗っていないけど考えればできそうな記述問題)

わからない場合模範答案と解説に書かれているポイントの抽出

④意見記述 3~5分は考えて書いてみましょう


◎グラフ・資料

①変化部分をチェック・資料の多い部分・少ない部分をチェック

「この特徴だから○○だ!」とわかるようにする


◎全体的反省

時間配分や学校の設問の出し方(「正しくないもの」問題に強調がない など)


下に添付したのは予習シリーズ下巻に添付されている第3回合不合判定対策を「全問間違えたことにして」全問直しを行った様子を記しています。

手順と知識をすべて網羅したうえで自分がこの直しを実施して20分なので、初見でやると「?」だらけになったうえで1時間近くかかると思いますが、わざわざ自分で調べられるほど余裕はないはずです。「?」で出して講師に聞く、あるいは普通に親に聞くが楽でしょう。合判は割と問題が盛りだくさん(50問)なのもありますが…。








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