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小5国語 最難関問題集下巻 第3回

更新日:9月21日

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早稲アカや四谷大塚、臨海セミナー、進学くらぶなど予習シリーズカリキュラムで学習を進めている中学受験生で、偏差値63以上の難関校を目指す人たちは、「最難関問題集」で学ぶのが最適解だ!と思う私大谷の個人的解説集です。


第3回は物語文、続きが読みたくなる文章ですね!


問五が「差のつく問題」でしたので、こちらを解説していきます。


問5

「先生はもう一度、今度はもっと大きく首を横に振った」とありますが、このとき「先生」は、どのようなことを考えていましたか。具体的な内容にふれながら、七十字以内で答えなさい。


では、「材料」マーキングしていきましょう。


まず、下線部の直前、「わたし」は「先生が悪いわけじゃないのに」と言っています。

それに対し「首を横に振った」と続いていますから、「自分が悪かった」と思っていることが分かります。

(人物の行動・様子を心情に置き換える、というロジックを使いましょう)


この「自分が悪かった」ことを具体的に説明している部分を材料として線を引きましょう。


・私にも責任があるんだよ

・何度か町で会ってたからな。春に会ったときも、ちょっと顔色が悪いなっていうのはわかってたから

・検査を受けに来るようにって声をかけてればよかったんだよ

・それが町医者の責任だよ


以上4点がチェックできます。



この材料を説明として前半に持っていき、「自分が悪かった」というにつなげましょう。


「町で会ったときに顔色が悪いと思ったら検査に来るよう声をかけるのが町医者である自分の責任であり、それをしなかった自分が悪かったということ。(68字)」


これで解答が作成できました。



ただ、「自分が悪かった」という内容を、もう少し良い表現が無いか探してみると…


・205行目 悲しさや無念さが伝わった


とあるので、ここを活用します。


「町で会ったときに顔色が悪いと思ったら検査に来るよう声をかけるのが町医者である自分の責任であり、それをしなかったことは無念である、ということ。(70字)」


このように解答が作成できます。


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記述問題とは、単純に言えば「本文から材料を集め、それをつなぎ合わせてまとめる、という作業」です。なんとなく模範解答を書き写すのではなく、「模範解答が本文のどこを材料にしているのか」「それはなぜ材料になるのか」を意識して取り組みましょう。



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