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小5国語 最難関問題集下巻 第12回

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四谷予習シリーズ準拠で学習をしている生徒さんは、当然四谷大塚主催の模試を受けているわけなんですが、四谷とSAPIXだと「国語の模試の記述の質」に差があるんですよね、、、

残念ながら、四谷の模試を受けているだけだと、記述校の対策にはあまりならないところがあり…



そこを補う教材が最難関問題集です!


ということで、記述校の受験を目指す方は、くじけず最難関問題集に取り組んでください。



さて、第12回も第11回に引き続き随筆文です。


第11回で次のように説明しました。


>>>>

そもそも随筆文は「体験+感想」のコンボを読み取ることが重要です。

「この段落は体験、この段落は感想」と区別して読む習慣をつけると効果的です。



今回もこのロジックを意識して記述を解いてみましょう。


問二

「そのときは、それなりに正しい意見にも思えました」とありますが、結局筆者は正しいと判断しませんでした。その理由を説明しなさい。



まず、「体験」をまとめてみましょう。

・デートの前にズボンを汚してしまった

・ズボンをはき替えに家に戻った

・デートが台無しになった

・その話を友人にしたら、「そんな立派なズボンを買ったなら、タクシーで行くべきだった」

と言われた


ここまでが体験です。


この体験から導いた筆者の「考え」はどういったものでしょうか?


・おれはもうブランド品を買わないぞ、という結論でした

・彼の話をよく考えてみると、僕はまるでズボンのために生きなければならないように思えました。

・ズボンはあくまで僕のためにある

・ズボンのために自分の生き方を変えなければならないくらいなら、そんなズボンはいらないじゃないか


このあたりを材料として線が引けたのではないでしょうか?


ただ、ここまではまだまだ「体験」の場面に含まれますね?


「体験」を抜けたところに見えてくる「考え」はどこに見つかりますか?


そう次の段落にある、

・そんな身の丈に合わない服を着ていると、いつもの振る舞い、いつもの生き方を変えなければならなくなる。

・そんなふうにいつもズボンのことを顧みて生きるなんて、ちっともかっこよくないと僕は思ったのです


ここが「体験」を抜けた「考え」です。

この材料を核として解答作成できれば完璧です!


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「体験と考えを区別する」ことを意識して解けましたか?なんとなく解いて、なんとなく丸付けをしないようにしてくださいね。


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