小5国語 最難関問題集下巻 第1回
- 大谷琢也
- 8月31日
- 読了時間: 2分

さぁ、9月から下巻がスタートします。
早稲アカや四谷大塚、臨海セミナー、進学くらぶなど予習シリーズカリキュラムで学習を進めている中学受験生で、偏差値63以上の難関校を目指す人たちは、「最難関問題集」が最適な教材です。この教材にしっかり取り組んで合格を目指していきましょう。
さて、それでは第1回の解説です。
問一「きみの好きなフルーティストはだれだ?」とありますが、マエストロはこの質問をして、どんなことを「ぼく」に伝えたかったのですか。
マエストロの心情を考える問題です。
材料に使えそうな文を前後に探してみましょう。
まず、直前に
「マエストロは、ぼくの肩に大きな手をドスン、とのせた」とあります。
物語のロジックとして、「行動」は「心情」に置き換える というものがあります。
このマエストロの行動はどういう気持ちから起こったものでしょうか?
さらにその前を読んでみましょう。
どういう「できごと」がありましたか?
マエストロと初めて会った主人公ユージが、こんなことを言っています。
・「ぼくは二段階くらいレベル低いですけど」
・ああ、またここでもサンドロと比較しちゃうのか
・レッスンが始まる前から落ち込みそうだ
この部分を抽象化しましょう。
すると
サンドロと比較され落ち込んでしまう「ぼく」
と材料①がまとめられます。
では、落ち込んでいる少年を目の前にして、「肩に手をのせた」という行動はどういう心情ですか?
そうですね。「励ましてあげたい」という材料②が浮かびますね。
あとは、「励ます」ために何を伝えたかったのか、を考えます。
さらに読み進めると、「励ましてあげたい」と同じ心情のかたまりが見つかりますね。
「きみはきみのフルートの道をみつければいい」
これを材料③にして、あとは解答欄に入るようにまとめてみましょう。

いかがでしたでしょうか?
問題を分析すること、本文から材料をチェックすること、抽象化すること、フォーマットに合わせて記述をまとめること。
これらを意識して取り組んでいくと、必ず記述力が向上していきます。
半年後に自信をもって記述に取り組めるよう、毎週頑張ってください!
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