小6国語 最難関問題集上巻 第11回
- 大谷琢也
- 5月11日
- 読了時間: 2分

偏差値60以上を目指す受験生にとって、市販の教材では最高峰といえる、個人的大絶賛教材の最難関問題集、第11回物語文の解説です。
問四
「『この、ばかやろっ。黙ってうちを出て、どこをほっつき歩ってやがんだっ』そして間髪いれず、彼女の顔に平手打ちした」とありますが、川村が父親に殴られるのを見て、「僕」はどのように行動しましたか。そのときの気持ちも含めて、五十字以内で答えなさい。
これまでに学んできたロジック通りに解き進めれば、満点答案が作れたはずです。学習の成果を試すにはとても良い問題でしたね。
まずは問題チェックからです。
・川村が父親に殴られるのを見た
・「僕」の
・行動
と答えます。
「そのときの気持ちも含めて」は、あくまで「説明」なので、こっちをメインに据えないように注意してください。
では、問題チェックをもとに本文に材料を探していくと…
・僕は自分が殴られたわけでもないのに、その一発ですっかり怖じ気づいてしまった
・僕は慌てて自転車の向きを変えると、一目散にその場から離れた。
・漕ぐ足が震えて、ペダルを踏み外しそうになった
このあたりをチェックできたでしょうか?
この中で、「行動」はどれですか?
「行動」は、「慌てて自転車の向きを変えると、一目散にその場から離れた」ですね。
これを抽象化して、「核」を作りましょう。
(核)一目散に逃げだした
あとは、問題にしたがって、このときの「気持ち」を加えます。
(気持ち)暴力に怖じ気づいて
ここまでは確実に部分点をとりたいところです。
さて、もう1ポイント「部分点ポイント」がありますが、あとは何を加えるのが王道でしょうか?
この話のストーリーをまとめると、そこまでは「川村への恋心」から、「俺が川村を守ってやらなくちゃ」と決意していたのに、それがあっけなく霧散してしまい、ふたりの関係は終わってしまった、、、という展開です。つまり、「心情の変化」が描かれているので、記述にもその要素を追加できれば完璧です。

これまで学んできたことを活用すれば、きれいな答案が作れますね!
10点満点とれた人はこの調子です。自信を持ってこの先も取り組んでいきましょう。
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