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【新学年に向けて】国語の学力を伸ばすためには?⑦<論理力・四択問題>

更新日:4月1日




【国語を読み解く10のロジック】


中学受験Three Starsの国語担当、大谷です。

「国語の学力を伸ばすためには?」をテーマにしたブログ第7回です。


今回のテーマは、「論理力 四択問題」です。

まず、四択問題の大原則は「設問とつながる箇所の言い換えになっている選択肢が正解」です。

国語の四択問題を「何となく」解いてしまっているお子様は、これを意識させてみましょう。

正解した四択問題に対し、「これはなんでアを選んだの?」と発問し、「何行目にこう書いてあったから」と返答があれば大丈夫です。

この大原則をしっかり意識して解いていけば、6割程度の問題は攻略できます。


そのうえで、3割程度の問題は、点差をつけるために選択肢をややこしくする、いわゆる「フェイク」を入れてきます。

こういった「正答率50%以下の四択問題」を攻略するためのロジックが「『消去』からの『比較』」です。

このロジックを考えるために、皆さんで「作問」に取り組んでみましょう。

まずは次の文章を読んでください。

……………………………………………………………………………………………………………

僕は小学校5年生。中学受験をするために塾に通っている。最初は塾も楽しかったんだけど、テストは難しいし宿題は多いし…

だんだん嫌になってきた。最近はこっそり宿題をさぼってしまうことも多い。うちの家は共働きで両親ともに仕事で忙しく、「宿題はやったの?」とは聞かれるけれど、ノートを見ることまではしてこない。

なので、「うん。大丈夫。終わってる」と答えておけばそれで平気だ。

そんなある日曜日、塾から電話がかかってきた。そういえば算数の先生が変わったので、今度挨拶の電話をするって言ってたっけ。

僕はなんとなく気まずくて、母さんが電話で話している間、自分の部屋で勉強していた。

少しして、部屋のドアが開いた。

振り返ると、母さんが顔を真っ赤にして立っていた。

「あんた!塾の宿題、いつも半分くらいしかやってないんだって!?どういうことだい!?」

やばい、ばれた。

僕は必死で言い訳を考えた。

……………………………………………………………………………………………………………


<問題>

「母さんが顔を真っ赤にして立っていた」とありますが、この時の気持ちとして最も適しているものを選びなさい。



さて、皆さんに次回までの宿題です。この問題の選択肢、ア~エを作ってみてください。

作問してみると、どういうロジックが正解のために求められるのかが見えてきますよ!

宿題の期限は1週間です。

良い作問ができた方はコメント欄にどうぞ笑


それではまた来週。

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