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2024年小4第5回組分けテスト(9月1日実施) 社会振り返り


夏期講習会お疲れさまでした。夏期講習会に参加されなかった方は来週から久々の授業となりますね。前期総復習のテスト、ここまで範囲が広いものは初めてかと思いますがどうだったでしょうか。他の先生方も仰ると思いますし、夏期講習後の保護者会でも話が出るとは思いますが、「夏期講習会に出たら成績が上がる」のではなく、「夏期講習会で単元の不足を埋めて実力をつける」のが目的ですので相対評価の偏差値を上げることは目的にはしづらいと言えます。

社会も今までで最も広い単元での出題になりました。後期の学習につなげるためにも、間違えた問題は復習しておきましょう。

 

これからこの文言は何度も繰り返しますが、国語(根拠が不明)や算数(成績帯に応じて復習する必要がない)などの、解き直しをしなくてよい問題は四谷大塚のテストにおいては存在しないのが社会の良いところです。ちゃんと段階を踏んでいけば解けるように問題が作られています。理科に関して計算が入ってくると、正直SSの一部にしか解けないだろうという問題が増えてきます。

社会は確かに「難しい」問題もありますが、難しい場合、単純に知識として難しい問題と、問題文が精巧に練られていて難度が増している問題に分かれています。前者も基本的には予習シリーズに載っていない問題は出題されないので、基本的には全部「できないわけではない」のが特徴です。(基本的には、というのは6年生になると合不合判定というテストで時事問題系、ただし現在の内閣総理大臣など本当に基本レベルの問題も出題されるためです。) 四谷の問題は後者の練られた問題が多く、センスがあるなあと感嘆するばかりです。

ですので、難度判定というかたちで書かせていただきます。こちらも主観で書かせていただくので、実際の正答率とは若干の乖離があるかと思います。

まず、得点と偏差値分布は以下の通りとなります。

得点

偏差値

100点

64

90

60

80

56(Cコース基準)

66

50

56

46(Bコース基準)

解き直しの目安としては自分の持っているレベルよりも一つ難度の高いレベルまで解き直しができるとよいでしょう。

◎:確実に取りたい問題です。

○:Aコース生も間違えたならしっかり復習したい問題です。

_:凝っていてちょっと難しいですが、Bコース生、Bコースを目指す生徒は取りたいです。

△:だいぶ難しいですが、Bコース上位生は取りたいです。

×:間違えても仕方ないですが、Cコース生は取りたいです。

××:正直難しいです。満点を狙う場合は取りたいですが。(今回はありませんでした。)

大問1:気候を踏まえた川や海流に関する問題

問1:△季節風の問題。夏に南東、冬に北西は行けるものの、後半の部分をきちんと読まないと絞れないので正答率が下がったと思います。

問2:×このテストで最も難しいと思います。冷害がわかったうえで十勝平野の農業を理解する必要があります。真冬日は最高気温が0℃を下回る、さとうきびでなくてんさい、北海道の生乳は加工されるなど理解が必要です。

問3:◎野辺山原の高原野菜ですね。普段から漢字で書くようにしましょう。

問4-1:◎最も西の与那国島があったので簡単でしたが、与那国島が沖縄島だった場合問題の難度は一気に上がります。また、もっと難しくしたければ西から順番に並べなさいとすることもできました。

問4-2:◎「正しくないもの」かつ、「昔の家」なので、落としたくないですね。

問5:○促成栽培かつ「正しくないもの」ですね。実を食べる野菜が促成栽培、葉を食べる野菜が高原野菜になりやすいです。

問6:◎日本一長い信濃川は大丈夫のはず。

問7:〇吉野川と香川用水をダブルで答える問題。知識を繋げて覚えていれば大丈夫。

問8:〇潮目と親潮。海流の名前は全部しっかり覚えましょう。

大問2:都道府県まとめ。第4,6,19回の復習が主でしたね。これを機に人口と面積、海無し県は覚えましょう

問1:〇最も人の少ない鳥取県と2番目に面積の広い岩手県、片方ずつなら◎ですが、ダブルで聞くことでちょっと難しいですね。

問2:◎海無し県、福島と茨城が海有り県だと逆算でも良いかもしれません。海無し県は奈良県以外は全て繋がっていることも覚えておくと良いでしょう。

問3:_香川県と岡山県の瀬戸大橋。本州四国連絡橋はしっかり全部カバーしたいですね。(これいつやったか覚えてないです……)

問4:〇甲府盆地と福島県でもも。ぶどうは長野県が2位なので間違えないように。りんごとみかんも1位、2位をおさえておきましょう。

問5:◎長野と滋賀の説明をする問題。両方とも2択の問題なので割と簡単め。

問6:_輪中は6SSでもド忘れしてしまうことがある穴場の知識。濃尾平野の輪中と利根川の水郷地帯をしっかり区別して覚えましょう。

問7:◎県の形はちゃんと覚えましょう。年少のごきょうだいがいたら、日本地図パズルなどを使うのもありだと思います。

問8:_鹿児島の半島2つは旧国名。旧国名を覚えることでさらに歴史や地理を深く知ることができます。

問9:○熊本の三大急流球磨川。他の三大急流最上川と富士川も覚え直しておきましょう。

問10:_県名と県庁所在地が違う県は押さえておきたいですね。「違う県」という形で逆算して全てを生み出せる必要はありませんが、問題に出てきている都道府県が県庁所在地名違うという形で確実に出せれば大丈夫です。私もいくつの県が県名と県庁所在地名が違うかなんてものを覚えていませんので…。

大問3:残りの単元の詰め合わせ。会話文にすることで様々な話題を問題に組み込むことができます。入試問題ではほとんどのお子様が読まないであろうリード文は、設問を効果的に作るために存在しています。学校によっては最後の問題でリード文を参考に答えなさいなどとしたり、リード文を踏まえた問題を出すことによってこれをうまく消化しています。

問1:◎食品ロス。カタカナ2字という指定も正答率を上げるきっかけでした。

問2:◎インターネットについての文章。SNSやメディアリテラシー、通信販売など、周辺用語もしっかり定着させましょう。

問3:◎森林は緑のダムですね。緑のだけだと上位生は今後「緑の雇用」を覚える必要性が出てきます。注意しましょう。

問4-1:○地産地消について、言葉を覚えているかどうかの問題ですね。

問4-2:_グラフを読み取る問題。この大問の中でも難しい方ですね。グラフ読み取りは知識が要りませんが多角的な視点が必要になります。

問5:○スーパーの様子について。量を同じにできないので100g当たりの金額で売っていることや、セルフレジ、ATM、重いものはレジの前など、重要事項は押さえておきましょう。

問6:○リサイクルという言葉が思い出せるかの問題。普段の組分けなら◎ですが、総合的な出題量になると厳しくなりますね。

問7:○自然災害伝承碑。最も新しい地図記号なので、東日本大震災との関連も付けながらしっかり覚えておきましょう。

問8-1:○扇状地の問題は三角州と答えなければ大丈夫です

問8-2:×見られない地図記号、つまり「ないものを選ぶ」悪魔の証明問題となります。どれか一つ見逃した時点でアウトなのでちょっと厳しかったです。

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