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2023年首都圏模試4月算数講評

昨日の首都圏模試を解いての難度講評を公開いたします。

個人的な難度判定は

A 正答率80~100

B 60~80

C 40~60

D 20~40

E 0~20

としています。想定しているのはその模試の受験者層と、四谷模試受験者なら、このくらいは解けて欲しいかな、という希望も入ってます。


<難度判定>

大問

小問

単元

難度

1

1

整数の計算

A

1

2

小数の計算(分配法則)

A

1

3

分数の計算

A

1

4

四則混合

A

1

5

逆算

B

2

1①

食塩水

A

1②

食塩水

A

2

おうぎ形

B

3①

時計算

A

3②

時計算

B

4

年齢算

B

5①

円すい

B

5②

円すい

C

3

1

仕事算

B

2

仕事算

B

4

1

規則性

A

2

規則性

B

3

規則性

C

5

1

立体図形

B

2

立体図形

D

6

1

通過算

C

2①

通過算

D

2②

通過算

E


7

1

場合の数

B

2

場合の数

C

3

場合の数

C

4

場合の数

D

8

1

整数問題

B

2

整数問題

C

3

整数問題

E

<全体講評>ここから下は有料会員限定です。


大問1

基本的な計算処理ですが、細かいミスがないように筆算だけで処理していないかをチェックしてください。いまだに、書き殴りの計算処理をしてしまう場合は、シリーズ計算をノートに取り組ませるなど、計算のしつけの基本を徹底させてください。他の特殊算や理解より、最優先で取り組んだ方が良いです。


大問2

食塩水は基本パターンですが、割合としてしっかり 塩/全体 がおけているかチェック。食塩水の概念を割合で理解しておらず、面積図やてんびんなど、解法だけが先行してしまっている場合は、注意が必要です。


(2)は、黒い部分を求めて間違えるケースが男子には多そうです。教科書的には黒い部分を求めさせるケースが多いので・・・


(3)①は小4でもできる角度の問題、②は基本的な時計算の追いつきです。忘れてしまっている場合は、ただの旅人算であることを再度理解して欲しいです。


(4)年齢算は差一定で解きましょう。表でも線分図でもマルイチ算でもいいのですが、何で解くのか?を固めておきましょう。


(5)円錐の各種公式は超重要です。今回忘れてしまっている人は、予習シリーズ4年下で再度確認しましょう。


大問3

(1)(2)ともに基本的な仕事算のパターンです。できるだけ、かかる時間の逆比を仕事量とおき、仕事量✖️時間で全体を出す、という流れを定着させてください。


大問4 のりしろのある規則性です。

長さを求める場合は、1つの長さ✖️個数 ー のりしろの長さ✖️(個数−1)とスムーズにおけて欲しいです。

面積の場合は、等差数列の公式を使いましょう。この場合は

50+42✖️(□−1)=638 と式におきたいですね。


大問5 有名な1:1:2の三角錐ですが、この立体については四谷生はそこまでまだ深く学習していません。昨年の立体の切断で、僕の動画でちょこっと触れた程度でした。

これを機会に覚えておきましょう。(なお、次年度受験者は、かならず過去問を購入して取り組んでおきましょう。類題結構出てます)


(2)の表面積がスムーズに出せていたら優秀。

元の表面積ー減った分+増えた分と出せるとベストです。(5年下の立体でもこのような解説をしていますね)



大問6 今回一番難しい大問です。(1)はできると思いますが(2)はちょっと出題の数字がいやらしい。特に(2)はできない子がほとんどかな。Y55以下目指すなら不要です。


大問7 ちょうど予習シリーズ6年上8回で取り組んだ場合数ですが、この問題の類題は演習問題集やステップアップ演習に出題されています。特に(3)が重要です。


大問8  (1)は簡単ですが、時間切れで消化できなかったケースがほとんどではないかと思います。(2)までできればOK。時間がそれぞれ違うことに注目しましょう。(3)はY60以上の学校目指すなら必須。ベン図を描けるようになって、しっかり理解しましょう。


以上です!





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