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2027年度入試に向けて動き出す今、押さえておきたい3つの変化

こんにちは、ユウキです。


「来年の入試、何か大きく変わるんですか?」――先日ある5年生の保護者の方からこんなご質問をいただきました。実はこの時期、来年度(2027年度)入試に向けた学校からの発表が続々と出始めています。今日は、その重要な情報をお伝えしたいと思います。


2026年入試を振り返る――受験率は依然として高水準


まず、今年2月に終わった2026年入試の結果を簡単に振り返っておきましょう。


首都圏模試センターの集計によると、今年の首都圏中学入試受験者数は5万2050人で受験率は18.06%。総受験者数は昨年から250人減ったものの、過去40年間で4番目に多い受験者数となりました。受験率も過去3番目の高さを維持しています。


つまり、「中学受験熱が冷めてきた」という声も一部にはありますが、実際には高止まりが続いている状況です。2023年以降4年連続で52,000人台を維持しており、中学受験への関心の高まりは依然続いています。


2027年度入試の変更点――四谷大塚の最新情報から


さて、本題の2027年度入試についてです。


四谷大塚は2027年度中学入試の変更点を、2026年4月30日時点の情報として一覧にまとめ、公表しました。大妻多摩中学校や明治大学付属世田谷中学校が新入試を導入するなど、大幅な見直しが行われる予定です。


主な変更点を整理してみましょう。


午後入試の新設が加速


大妻は2月1日午後に2科入試を新設し、2月5日(4科)入試を廃止します。


日本女子大学附属は、2月2日午後入試(算国)を第3回として新設し、海外帰国生入試は廃止となります。


明治大学付属世田谷中学校は、2月2日午後に「算数・理科入試」を新設します。募集定員は男女計20名です。


城北は、帰国生選抜と算数選抜(2月1日午後)を新設し、第3回(2月4日)は廃止となります。


後半日程の廃止傾向


これまで中学入試の後半戦、2月4日や5日は「最後まで諦めない受験生が、劇的な逆転合格を掴み取る場」でもありました。しかし、そのドラマチックな日程が、今まさに姿を消そうとしています。城北中学は2027年より2月4日の入試日程を廃止します。


東京農業大学第一は第4回入試(2月4日午前)を廃止するなど、同様の動きが複数の学校で見られます。


校名変更・共学化の動き


東京家政学院は法政大学の系列校となり、法政大学千代田三番町に校名を変更。今後、共学化も検討されます。藤村女子は吉祥寺湧水に校名変更し、共学化します。


入試科目の多様化


共立女子は、英語4技能・合科型(2月3日午後)の試験区分を廃止し、英検級による加点がある2科入試へ変更します。


神奈川大学附属は、第1回入試(2月1日午後)に英語外部試験評価制度(J_DES)を導入。帰国生入試も英語の独自試験を廃止し、算数+英語外部試験評価制度へ変更となります。


「早期決着化」の流れをどう読むか


学校側は早めに入学者を確定させたい、受験生側も早めに進路を決めたい。この双方の思惑が一致し、入試は「1日・2日」を主戦場とした早期決着型へと完全に移行しています。後半日程での「逆転」を期待する戦略は、今後ますます困難になるでしょう。


私が15年以上この仕事をしてきて感じるのは、入試日程の変化は「学校の本気度」の表れだということです。午後入試を新設する学校は、「この日のうちに優秀な生徒を確保したい」という強い意志を持っています。一方で後半日程を廃止する学校は、「前半で決着をつける」という覚悟を示しています。


保護者の皆さまへのアドバイス――今できる3つのこと


1. 情報収集のタイミングを意識する


入試変更点は、今後も随時発表されます。志望校の公式サイトや、四谷大塚・首都圏模試センターなどの情報サイトを定期的にチェックする習慣をつけましょう。特に5〜6月は学校説明会が本格化する時期ですので、直接学校から話を聞く機会も増えます。


2. 午後入試への対応を考える


午後入試の増加は、お子さんの体力・精神力との相談になります。「1日で2校受験」というパターンが当たり前になりつつありますが、お子さんの性格や体調管理の面から、本当に午後入試を活用すべきかどうかは慎重に判断してください。


3. 「通常モード」の難易度を把握する


2026年の偏差値や倍率は、サンデーショックによる一時的な変動を含んでいるため、「2025年以前のデータ」も参照しながら、通常モードの難易度を見極める必要があります。


2027年は2月1日が月曜日ですので、例年通りの入試パターンに戻ります。2026年のデータだけを見て志望校を決めると、実際の難易度とズレが生じる可能性があります。


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GW明けのこの時期、生活リズムも整い、お子さんも保護者の皆さんも「さあ、本格的に頑張ろう」というモードに入っているのではないでしょうか。


入試制度の変化は、一見すると複雑で不安に感じるかもしれません。しかし、変化を「チャンス」と捉えることもできます。新設される入試には、まだ過去のデータがありません。つまり、「去年の倍率が高かったから諦める」といった固定観念にとらわれず、フラットな目線で挑戦できるということでもあります。


情報に振り回されるのではなく、情報を味方につけて、お子さんに合った志望校選びを進めていきましょう。何かご不明な点があれば、いつでもご相談ください。



ユウキ


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参考リンク


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