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2026年入試が終わったからこそ見える―2027年度に向けて今知っておくべきこと

こんにちは、ユウキです。


「受験者数は減っているのに、なぜ競争は厳しいままなの?」――先日、6年生のお母さまからこんな質問をいただきました。実はこの問い、2026年2月に終わった首都圏中学入試の結果を読み解く上で、非常に核心を突いています。


今回は、2026年入試を振り返りつつ、すでに発表が始まっている2027年度入試の変更点についてお伝えします。


2026年首都圏中学入試――「静かな構造変化」が進行中


まず、今年2月に実施された2026年入試の結果を確認しましょう。


首都圏模試センターの集計によると、2026年の首都圏中学入試受験者数は5万2050人で受験率は18.06%でした。総受験者数は昨年から250人減ったものの、4年連続で5万2000人を超え、受験率も過去3番目の高さを記録しています。


一方、四谷大塚の調査では受験率は過去最高となる19.1%を記録し、受験者数は推定約55,000人とされています。


調査機関によって数字に差はありますが、いずれにせよ「中学受験への関心は高止まり」という傾向は明らかです。


埼玉県内の動向


開智中学校および開智所沢中等教育学校は、2026年度においては2回目以降の出願が落ち着きを見せ、実質倍率はやや緩和されました。しかしながら、首都圏全体の出願総数ランキングでは依然として両校が上位を占め、栄東中学校が続く構図に大きな変化は見られません(いずれも出願総数1万人超)。


注目すべき「構造変化」


受験率・合格率といった表面的な数値には大きな変動が見られない一方で、その内側では確実に構造変化が進んでいます。


数字は動かなくても意味は変わる――そうした視点をもつことが、これからの中学入試を読み解く上で、ますます重要になってきます。


つまり、「全体の数字」だけを見ていると判断を誤る可能性がある、ということ。学校ごと、エリアごとの動向をしっかり把握することが、これまで以上に重要になっています。


2027年度入試に向けて――早くも動き出した変更点


さて、2026年入試が終わり3ヶ月ほど経ちますが、すでに2027年度入試(2027年2月実施)の変更情報が出始めています。来年受験を迎える6年生にとって、今から押さえておくべきポイントをまとめます。


聖園女学院は新入試を導入


神奈川県藤沢市にある聖園女学院も、2027年度入試で注目すべき変更を発表しています。


主な変更点として、①受験生の努力を最大限評価すべく「いいとこどり」の適用範囲を最終試験まで拡大、②2/2PM「特待適性検査型入試」に「横浜市立高等学校附属中学校の適性検査Ⅰをモデルにした試験」を追加、③2/4PMに「活動アピール型入試」を導入します。


「活動アピール型入試」は、習い事やボランティアなど学校外での活動を評価する入試形式です。従来の4教科型だけでなく、多様な入試形態を用意する学校が増えている傾向の一例と言えます。


大学附属校の動向


順天は北里大学の系列校となり、北里大学附属順天中学校・高等学校(略称:北里順天)に校名を変更しました。大学との連携で質の高い探究学習が期待でき、北里大学への内部進学制度も始まっています。


大学附属校化は、保護者の方にとって「出口」が見えやすいというメリットがあります。一方で、附属校になることで入試難易度が上がる可能性も考慮しておく必要があります。


入試形態の多様化が進む


適性検査型、英語利用型、活動アピール型など、入試の形は年々多様化しています。英語教育に力を入れてきたご家庭にとっては、受験校の選択肢が広がっています。ただし、英語「だけ」で勝負できる学校はまだ限られていますので、4教科の基礎力をしっかり固めた上での「プラスアルファ」として捉えるのがよいでしょう。


保護者へのアドバイス


GW明けのこの時期、6年生の保護者の皆さまは「いよいよ本格始動」という気持ちでいらっしゃるのではないでしょうか。ここで、15年以上の指導経験から感じていることをお伝えします。


1. 「全体の数字」より「個別の動向」を見る


「今年は受験者数が減った」「倍率が下がった」という全体傾向だけで志望校を決めるのは危険です。学校ごと、入試回ごとの動向をしっかり調べましょう。


2. 入試形態の多様化を「味方」につける


適性検査型、英語利用型、活動アピール型など、入試の形は年々多様化しています。お子さんの得意分野や特性に合った入試形態を選ぶことで、実力を発揮しやすくなります。ただし、「楽な入試」を探すのではなく、「自分に合った入試」を見つける姿勢が大切です。


3. 説明会には早めに足を運ぶ


聖園女学院の最新の募集要項冊子は5月30日(土)第1回説明会より配布されます。


このように、多くの学校が5月〜6月に説明会を開催し、正式な募集要項を公開します。


6年生の夏以降は模試や過去問演習で忙しくなります。志望校候補の説明会には、この春から初夏にかけて積極的に参加しておくことをお勧めします。


4. 「受験は長期戦」という視点を忘れない


受験本番まで約8ヶ月。長いようで短い期間です。結果だけを追い求めるのではなく、お子さんの成長を見守る姿勢を大切にしてください。成績の波に一喜一憂しすぎず、「今できることを着実に」という姿勢で、この時期を乗り越えていきましょう。


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2026年入試の結果と2027年度の変更点を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。


情報は常に更新されていきます。塾の保護者会や学校説明会を通じて、最新情報をキャッチし続けることが、納得のいく志望校選びにつながります。何かご不明な点があれば、いつでもご相談ください。


お子さんとご家族にとって、実りある受験準備期間となりますように。


ユウキ


参考リンク


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