社会がグンと伸びる!家庭でできる歴史の“得点アップワザ”5選①
- akira/中学受験Walker

- 2025年7月29日
- 読了時間: 6分
こんにちは。首都圏で中学受験塾の教室運営をしておりますakiraです。
「社会の点数が安定しなくて…」「歴史が出てきた途端に伸び悩んでいるような…」
そんな保護者の声、よく聞きます。でもご安心ください。
実は歴史は、「家庭のサポート」が最も効果を発揮する分野なんです。
今回は、私が長年現場で見てきた中で「これは本当に効いた!」という学習法を厳選し、
5つの“家庭ワザ”としてご紹介します。前編では、①〜③をじっくりお届けします。
① “先読み”で使いこなす歴史漫画――「2巻からはじめる」が正解!
「歴史漫画って、読んでるだけで勉強になるんですか?」
これはよく聞かれる質問です。答えはもちろん「YES!」。
でも、いきなり20巻フルセットを購入して「全部読んどいてね!」は、
お子さんにとってなかなかハードルが高い…。
特に5年後期になると、他教科のボリュームも増え、
「時間がない!集中力も続かない!」という状態になりがちです。
そんな中で歴史を得点源に変えるには、「最初の2巻だけ読ませる」がベストな選択。
おすすめは、学研の《中学入試まんが攻略BON! 歴史(上下巻)》です。
歴史 古代~戦国時代編 改訂新版 (中学入試まんが攻略BON!)
全2巻だから手に取りやすい
順を追ってストーリー形式で進められる
受験で問われる重要人物・用語が網羅されている
とにかく“短くて完結している”という点が最大の魅力です。
■ 読ませるタイミングは「授業前」が理想
歴史漫画の使い方で一番差が出るのは、“読むタイミング”です。
授業前に読む → 「知ってる話」として授業が入ってきやすい
授業後に読む → 復習には使えるが、理解が浅い場合も…
私のおすすめは断然、予習として読む方法。予習 → 授業 → 復習…というサイクルで、歴史の流れが何重にも記憶に刻まれます。
■ 漫画は“読んだあと”の声かけが決め手!
「うちの子、読んでるだけで終わってしまって…」という声もよく聞きます。そんなときは、親御さんのひと言が効果絶大です。
「今日の漫画、どんな人物が出てきた?」
「授業の内容とどう違った?」
「一番おもしろかったところは?」
声に出すことで、インプットした内容をアウトプットする機会になり、記憶にぐっと定着します。何を覚えているか、何が曖昧かが“見える化”されるのも大きなメリットです。
② 書けなきゃ点にならない!歴史語句の“漢字攻略法”
社会のテストで「惜しい減点」が発生しがちなのが、「読めるけど書けない」歴史用語。特に中学受験では、社会の記述も“漢字指定”が基本です。
「卑弥呼」は読めても「卑」の字を間違える
「蘇我氏」の「蘇」が出てこない
「墾田永年私財法」→ 漢字で減点されること多数!
「わかってたのに…」というパターンで点を落とすのは、本当にもったいない!
■ 授業中の“漢字チェック意識”を育てよう
日頃から、板書やプリントに出てきた歴史語句を「読めるかな」だけで終わらせず、「書けるかな?」まで意識させるようにしましょう。
大人でも「竪穴住居」や「御成敗式目」など、正確に書こうとすると迷いますよね。
たとえば、
「墾」→ 線を1本足してしまいがち(16画)
「叡」→ 比叡山の“叡”はなかなかクセモノ(16画)
こういった難漢字は、“画数”で覚える方法もおすすめです。
■ 書けるようになるには「小テスト」感覚で!
1回1回の暗記は、数問でOK。たとえば、月曜から金曜まで、毎日2語ずつ確認するだけで、週10語をマスターできます。
家でできる工夫としては…
歴史語句だけをピックアップして「漢字だけ」書く練習帳を作る
夜の5分だけ“漢字タイム”を決めて書き取りする
書いた後に「どこを間違えたか?」まで確認する
「知識があるのに書けない」は、最ももったいない減点です。“アウトプット前提”での漢字チェック習慣、早めに取り入れてみてください。
■出題頻度ランキング&重要語句(2024入試より)※2025入試は集計中です。
第1位(9校出題)
豊臣秀吉 ※「豊富」と書き間違え注意。「太閤検地」もセットで。
第2位(8校出題)
三内丸山遺跡 ※「遺跡」は「~遺跡」の形で書けるように。世界遺産にも注意。
第3位(7校出題)
聖武天皇 ※「東大寺」「大仏」や「古事記」「鑑真」「正倉院」とセットで。
同率第4位(6校出題)
足利義満 ※「満」の字ミスに注意。「勘合貿易」「義政」「尊氏」など室町関連も。
武家諸法度 ※「徳川家光」「参勤交代」とセットで。
富本銭 ※「和同開珎」も要確認。「同」の書き間違え注意。
源頼朝 ※「執権」「北条泰時」「御成敗式目」「元寇」など鎌倉時代セットで。
🎖第8位(5校出題)
伊藤博文 ※「博」に点を忘れない。初代総理大臣。
西郷隆盛 ※「大政奉還」「大久保利通」も関連語。
菅原道真 ※「菅」の字ミス注意。「学問の神様」。
津田梅子 ※新札の図柄。女子教育の先駆者。「渋沢栄一」「北里柴三郎」もセットで。
徳川家康 ※江戸幕府初代。年によっては「吉宗」も頻出。
日米和親条約 ※「下田」「箱館」などの港とセットで。→「はこのなかにはひょう」で覚える(函館・長崎・神奈川・新潟・兵庫)
※注意したい歴史漢字リストはこちらからどうぞ
③ テキストは“読み込む”ことで記憶に定着する
「歴史って結局、単語さえ覚えれば点取れるんですよね?」この考え、実は一番危険です。
受験問題は、「知っているか」だけでなく「どうつながっているか」「何が背景にあるか」を読み取る力を問うてきます。つまり、“国語力”が歴史でもモノを言うんです。
■ 社会も「読解力」で差がつく!
たとえば、こんな問題。
聖徳太子は大宝律令を制定した正しい?間違ってる?
国語力がないと、「なんか“正しそう”」という印象でマルをつけてしまう…。実際には、「大宝律令」は文武天皇の時代の話です。
こうした“ひっかけ”を回避するためにも、歴史のテキストは「ただ読む」のではなく「読み解く」つもりで。
段落ごとの要点まとめや、音読も効果的です。
■ 「読む日を決める」と学習が習慣になる
社会の授業がある曜日を基準に、
授業翌朝に10分音読
テスト2日前に15分精読
など、1週間の中で“読む日”を決めておくと、無理なく定着が図れます。
■ 正誤問題で引っかからないための習慣とは?
テストでよく出る「まちがいを1つ選びなさい」という問題。これ、正しい選択肢に〇をつけてしまう子、多いんです。
なぜかというと、人間の脳は「正しいもの」を選びがちだから。
だからこそ、ふだんから「設問文をちゃんと読み切る」習慣が超重要!国語の読解とまったく同じです。
以上、前編では
歴史漫画の効果的な活用法
漢字を得点につなげるための習慣
テキスト読解でミスを防ぐ方法
をお届けしました。
後編では、
年号の“使える覚え方”
地図と歴史をつなぐ方法
ワンランク上の学習法(資料・音声・動画)
などをご紹介していきます!






