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皆さんこんにちは。シュンです。では第2回、行きましょう。第2回は古墳時代と飛鳥時代の2つになります。ちょっと復習なんですが、前回、歴史ってどうやって分かっていくんだっけということをお話ししたと思います。一つは、穴を掘って出てきたものからどういう生活をしていたのかを考えていくということと、もう一つは、昔の人が書いた文字を読んで、どういったことがあるのかを解読していくという、この二つだったと思います。今回の古墳時代と飛鳥時代は、古墳時代のほうは、主に穴を掘って出てきたものから考えていくという時代。飛鳥時代のほうは、いよいよ日本の歴史が出てきますから、日本の歴史書に書いてあることに紐づいて、「こういうことがあったんだな」ということで覚えていくような時代になります。なので、飛鳥時代のほうは結構人の名前だとか、こういう法律とかを作ったよなんていう話があるので、その辺を中心に頑張っていきましょう。
中国の歴史書のことで前回お話ししたときに、少し抜けていたところがあるので補足しておきますと、『漢書地理志』とか『後漢書東夷伝』、『魏志倭人伝』、特に、「漢書」、「後漢書」、「魏志」というところの説明のときに、「漢書」というのは、漢という国があって、「後漢書」というのは後漢という国があって、そのあと魏という国があってというふうに話しました。
このあと勉強していきますが、日本はずっと天皇(基本的には日本の王様と思ってください)がいて、ずっと日本という国は変わらずいるんですね。結構支配者が貴族だったり武士だったりいろいろ変わっていくんですけど、日本という国自体はあまり変わらないんですね。ただ中国は、一つの国が滅ぶと、その王族は基本的に滅亡して、また新しい王たちが出てくると皇帝になるという文化なんですね。中国は基本的に全部ぶっ壊しちゃうんです。で、新しいものを作るという形になりますが、日本はずっと一つの国の中でコロコロ変わっていくという、その辺が大きく違います。
いろいろあると思うんですが、大陸はいろんな民族がいますから、昔からあるものをそのままというよりは、どんどん新しいものに変えていこうというような、そういう風潮があるのかなと思ってください。
「漢書」の「漢」とか、「後漢」、「魏」とか、このあと中国の王朝名が今後どんどん出てくるんですけど、基本的に一文字になるので、一文字の中国の昔の国の名前というのが出てくるので、お隣の国になりますから、日本の歴史とも密接に結びついてくると思ってください。中国と主に呼ばれるようになったのは、日本が明治とか大正とか江戸時代が終わってから中国という言葉が定着したというものになります。