例年、「NNがない学校を志望校とする場合どうしたら良いか?」という話題が上がります。
早稲アカ生で偏差値が60以上ある生徒さんはほぼどこかしらのNNに所属するように先生から言われてきているはずです。
例えば早稲アカのNN早稲田を受講していた生徒からは何人合格しているのか、絶対に公表してくれません。
早稲アカから早稲田中に合格した人数は公表されますがこの人数はNN開成を受講していた生徒も含まれますし、
他のNNを受講していた生徒も含まれる訳です。
そうなると本当にNN早稲田の講座が良いものなのか、過去の実績が公開されていない為、判断できないと思っております。
他塾の学校別対策講座も同じ事が言えて、その講座を受講者が何人いて何人合格したかを公表しておりません。
息子が渋渋に進学して保護者の方と話す機会が日々増えていき、学校別対策講座について私なりに気付いた事について書いていきたいと思います。
渋渋は早稲アカもサピックスも学校別対策講座はないので、自塾の別の対策講座に所属していた人がほとんどです。渋渋対策講座を行なっている塾は四谷大塚とジーニアスですが、自塾とは別にこちらを利用したという話は聞いたことがありません。
四谷大塚在籍→渋渋対策講座は取っておらず開成対策講座を取っていた→開成残念だったから渋渋に進学。
早稲アカ在籍→NN開成に通っていて開成残念で渋渋に進学。(このパターンとても多いです。)
早稲アカ在籍→NN麻布に通っていて麻布残念で渋渋に進学。
早稲アカ在籍→NNJGに通っていたがJG受験せず渋渋受験で進学。
早稲アカ在籍→NN早稲田に通っていたが早稲田中受験せず渋渋受験で進学。
渋渋を第1志望にした場合、違うNNに通う意味はあるのか?
意味あると思います。
どのNNも難易度の高い問題を取り組むので、日々このような問題と触れ合う事が対策になると思います。
早稲アカ男子だったらNN開成に在籍される事をお勧め致します。
決してオーバーワークにはならないです。
早稲アカが渋渋の対策講座を作らないのは早稲アカの先生がおっしゃる「問題に統一性がない為、対策ができない。」というのは本当にその通りなんです。
子供の学校の定期テストの作問者(先生)のコメントを聞くと、中1、中2の段階で「慶應大学の入試問題入れました。」や「⚪︎⚪︎年の共通テスト入れました。」や「東大の問題を入れました。」など試験範囲の内容でもっと深く考えてこの問題解いてね。というメッセージが込められている定期テストです。中学入試を作成しているのは、こういう定期テスト作成している先生が携わっている訳なので、一筋縄で解けるような入試問題のはずがないという事が分かりました。
なので、四谷大塚やジーニアスが行なっている渋渋対策講座ですが、今だから思う事は、仮に私にもう1人子供がいて渋渋に入れたいと思っても、この講座を取る選択肢は無いでしょう。
渋渋を例にお話ししましたが、他にも偏差値の高い学校でNNが無い学校って幾つかありますよね。
実際にその学校に通っている生徒さん(できれば中1の生徒さん)にどこの塾に通っていて、どういう講座を取っていたのかを何人かにヒアリングできれば、その学校の対策が見えてくると思います。
学校名が付いている講座を見つけると親心としては「受講させた方が良いのではないか?」と思うかもしれませんが、必ずしも良い結果が出る講座とは限りません。
本日も最後までお読み頂きましてありがとうございました。
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