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小6国語 最難関問題集上巻 第17回


記述出題校を目指すなら、とにかくこの教材に取り組め!とおすすめする最難関問題集

第17回の解説です。


まずは下記のポイントを確認してみましょう


□まず問題チェックをして、何を答えるか分析できている

□「きっかけ」+「心情」のかたちを意識できている

□「行動・表情・セリフ」を「心情語」に置き換えることができている



今回は、最も難しい問五をピックアップします。


問五

「鼻の奥がツンと熱くなった」とありますが、このときの弥生子の心情を文章全体をふまえて説明しなさい。



まず、上記のポイントにもありますが、

「行動・表情・セリフ」を「心情語」に置き換えることができている

ことが大切です。


「鼻の奥がツンと熱くなった」=泣きそう・感謝・感激


こういった置き換えができますね。


心情が分かったので、その「きっかけ」を考えます。


下線部の前をたどってみると、

「そんなふうにふるまえなかった父親のことも、いまはもう、間違っているとは思わなかった。」

「あんたとお母さんが乗り物に乗って楽しんでるのを見るのが、いちばん楽しいからなんだって」

このあたりを抽象化してまとめてみてください。


すると、

父親も父親なりに家族を大切にしていたことに気づいた

というようにきっかけをまとめられます。


ということで、最も簡単で短いバージョンで解答すると、

「父親も父親なりに家族を大切にしていたことに気づき、申し訳なさと感謝の思いから涙が出そうになっている」

とまとめられますね。


字数にまだ余裕がある場合は、これに「変化」のフォーマットを加えるときれいになります。


(心情の変化前)

これまでは、この家を買ったのは父親の自己満足で、そのために無理して、働きどおしで死んでしまった父親を迷惑だと感じていた。



これでだいたい字数が埋まります。ここまで書ければ及第点ですが、さらに「完璧」を目指すためには、

「ラストの問題は、物語の主題を答える」

というロジックを意識してみてください。


文章全体を通じて、筆者は何を描きたかったか。

「おとなになって初めて気づいた父親の愛情」

「あらためて感じた家族の絆」

こういった言葉が見えてくるのではないでしょうか。


この「主題」を記述に盛り込めれば「完璧答案」が出来上がります。


物語文の「主題」を記述に入れるパターンは理解できましたか?

特に制限字数の長い記述を課してくる学校には頻出ですので、頭に入れておきましょう!


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