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小6国語 最難関問題集上巻 第9回

偏差値60以上を目指す受験生にとって、市販の教材では最高峰といえる、個人的大絶賛教材の最難関問題集、第9回物語文の解説です。


問一 「目からはらはらと涙が落ちた」とありますが、この時の有里の気持ちを六十字以内で説明しなさい。


まず問題チェックをしてください。


「はらはらと涙が落ちた」という「様子」についての「気持ち」を答える、という問題なので、「様子」を「気持ち」に置き換えれば【核】ができます

「はらはらと涙が落ちた」=「悲しかった・ショックを受けた」 という感じですね。


次に、その心情をもたらした【できごと】を本文にチェックしましょう。


3行前にある「お母さんが頬をたたいたのだとわかるまで、少し時間がかかった」にチェックができましたか?


そして、「悲しかった」「ショックを受けた」と同じ【心情のかたまり】にチェックをしてください。


下線部の直後からのセリフに、主人公の心情が見て取れますね。

・お母さんに頬をはたかれるなんてはじめてでショックだった

・「どうして悪くないのにあやまらなきゃいけなの?」

・「どうして、我慢するのはいつも私なの?」

・「どうしてあやまるのはいつも私なの?」


このようにチェックができました。


ポイントはここからです。

このセリフたちをそのまま記述に使うわけにはいきません。

こういった「具体的な」内容を、「つまりどういうこと?」とひとつ段階を上げる作業を「抽象化」と言います。

・「どうして悪くないのにあやまらなきゃいけなの?」

・「どうして、我慢するのはいつも私なの?」

・「どうしてあやまるのはいつも私なの?」

これらを「抽象化」してみましょう。




(抽象化)

↓↓↓

自分の苦しさを分かってもらえないことへの悲しみ


こういった材料が取り出せるようになれば完璧です。


あとは【できごと】+【心情】のフォーマットでまとましょう。



「具体的なセリフや行動を【抽象化】して材料にする」というロジックを確認しました。

心情記述の典型題なので、意識して取り組んでみてください!


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