こんにちは。ユウキです。
ちょうど、今週末3/11は四谷大塚の組分けテストが実施されます。
そのテストにより、1ヶ月の学習の効果測定をするわけですが、小4のまだ幼い段階では、大人や中高生と同じような感覚で効果測定ができるか?というと、必ずしもそうではありません。
小4というまだ幼い時期だからこそ、曖昧な不確定要素がたくさんあり、たくさん頑張ったのに思うような成績が出なかった、、、とご家庭で失意に陥るケースがよくあります。特に初めてのテストの場合は、その期待値が大きくなりがちなので、注意が必要です。
そこで、今回は組分けテスト受験後に「親が病まない」ためのいくつか情報について記していこうと思います。
1.組分けテスト過去データより
まず、2022年の組分けテストの科目別平均点を見ていきましょう。
| 算数 | 国語 | 理科 | 社会 | 合計 |
満点 | 200 | 150 | 100 | 100 | 550 |
平均点 | 123~125 | 79~81 | 71~72 | 64~65 | 337~344 |
※受験者数8,792名
理社の得点率が高く、暗記が苦手な子にとっては厳しい平均点ですね。
また、算数は60%の得点率となりますが、これが結構厳しいのです。
下手すると、このテストで80点/200点 とかしか取れないケースは多発します。
ということで、算数について深掘りしていきます。
算数の問題別正答率を見ていきましょう。

※引用 四谷大塚公開組分けテスト2022年3月結果資料集
このデータを見て、偏差値50の125点を取るためにはどうすべきか?を考えます。
正答率80%以上の問題をすべて正答したとして、96点です。これでは偏差値は42となります。正答率65%以上としても106点ですから、これでもまだ偏差値50に届きません。
正答率45%以上とすると、126点となり、これでようやく偏差値50を超えるということです。
この正答率45%までを確実に正答する、ということがテスト当日では超絶大変である、ということを最初に認識してください。
2.正答率45%前後の問題とは?
では、この正答率45%レベルの問題はどの程度か?というと、この3月の問題であれば
大問1(4)はいわゆる□を含んだ逆算の計算です。
予習シリーズでいうと、練習問題1のレベルですが、第2回の練習問題は逆算の計算が2題しかありません。
塾での計算テストや、演習問題集のトレーニング問題などで演習を積んでいれば良いのですが、そうでない場合「知ってるけど、できない」という状態になってしまう可能性が考えられます。
正答率45%前後の問題は、だいたい予習シリーズ練習問題の左半分のテーマを正しく理解できているかどうか?です。このテーマを正しく理解できているかどうか?が重要な観点で、ただ解ければいい、で宿題に取り組んできた子は、このテーマ性の意識が薄く、テストで当日得点になりにくい傾向があります。
今回の組分けテストで思うように点数が伸びなかったとしたら、「とりあえず解いてあってた間違ってた」、という勉強をして(させて)しまったと反省しましょう。
※正直、小4の初期の勉強はとても重要で、親の伴走力は、このタイミングに最も力を割くべきかな、と最近感じます。
3.テスト後の振り返りについて
当日ですが、本人の解いた答案を見て、親が自己採点を始めることと思います。そこで親として気をつけたいのが、「テスト当日にできなかった問題や取り組みについてを叱責してしまうこと」です。
これは僕も経験済みですが、本当に反省しておりまして、、、
ただでさえ不慣れなテストを受験し、それまでも遊ぶことやゲームを我慢して勉強に取り組んで、自分なりには一生懸命解いたつもりなのに、全然点数が取れなかったことを、一番悲しんでいるのは本人なはずなんです。
よく、「テストが終わったらケロっとしていて、全然うちの子は悪い点とっても平気なんですよ(効いてないんですよ!)」とか言っちゃう親。想像力にめちゃ欠けてます。
それは効いてないんじゃなくて、向き合ったら苦しいから逃げてしまうだけ。怒られるのはわかってるから、逃避しているだけなんですよね。子どもにとっては。
でも、テストが終わった瞬間は、みんな親は笑顔で「お疲れ様〜!どうだった?がんばったね〜」と声をかけるんです。僕も組分けテストの会場でお迎え行ってますから、多くの親子の表情や言動を耳にするんです。
それが自宅に戻って自己採点すると豹変します笑
「あれやったじゃない!これやったじゃない!なんでこんなのまちがえるの!」と
それはもう、鬼のような詰めが始まります。
テストの度にそんなことが起こるなんて、僕が子どもなら速攻やる気を無くします。
(かくいう僕も、終わったあとに絶望的な表情で叱ったことはありますし、親になってテスト結果は生徒以上に感情移入してしまうことがわかりました)
なので、僕は自分が改めて自分で解いてみて、客観的に問題の難度を把握して、その上で息子の解き筋を分析して、どういうミスが多いのか?どの単元を間違えたのか?について分析するようになりました。
その解き筋にコメントを入れたりして、文字上で励ましてあげるのが一番効果的です。
※サロン内で添削したとあるお子様の答案。著作権の関係で、問題黒塗りしてます。

Twitterでよく、僕は難度分析出してますよね。あれは、自分でガチ解きして、予習シリーズの問題などを参照し、子どもならこういうミスするかな〜とか考えながら判定してます。
なので、ぜひ親御さんも僕のように解いてみることをお勧めします。その上で、親子でここが取れたなら、このくらいの偏差値だったじゃんか〜!ばか〜!などと、笑いながら前向きにテストを振り返りましょう。
テスト終わったあとに、テストの自己採点結果で夫婦喧嘩が始まるなんて、愚の骨頂です。ほんとやめたほうがいい(自戒を込めて)
ということで、今週土曜にはじめて組分けテストを受ける新4年生の親向けにブログを書いてみました。テストが終わったあとに、本当にこの勉強方法でいいのだろうか?とお悩みなら、ぜひスリースターズに入会してください笑 お待ちしてます💪
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