①都度頼れる人はいた方がいい。
通塾を始めると、必ず発生するのが「理解できない問題」「どうしていいかわからない問題」の対処。
これは学年が上がるごとにその発生確率が上がり、子供は自分で勉強していても、いったいどこから手をつけていいのか・・・という環境にさらされます。
中学受験の勉強内容は、相当高度で、正直公立トップの高校1年でも解けない問題は多々あります。それを若干12歳とかの子どもが挑むわけですから、その精神的負担はとても大きいものがあります。
自分でなんともできないが故に、カンニングや答えを写すといった行動に出てしまうのは、子どもならではの逃避行動ではないかと思います。
その時に、親子で対処しようとすると確実に衝突します。感情的な衝突が発生すると、結末は「そんなんだったら、受験やめてしまえ!」です笑
いや笑い事じゃなくて、親子だとこういうことが起こってしまうんですよね・・・だから、その都度頼れる存在は絶対にいた方がいい。「●●先生に教えてもらいなさい!」と言える相手がいるって本当にいい。元塾講師の僕でも、子どもとは衝突するし、やっぱり困ったらいろんな人に頼るのがベストだと思います。
②塾だけでなんともならない理由
だったら、塾で完結してくれれば!と感じますが、塾はそのビジネスモデル上、そこまで手厚くやるのは無理なんです。厳密に言えば、十分手厚い塾もあるけど、個別具体的にその子対応でカスタマイズするのは無理ってことです。
でも、親が望むのはうちの子カスタマイズ。そこにニーズとサービスのずれがあると感じます。
集団指導であるが故に、1人の講師が担当する授業数は必然的に多くなります。そうなると、例えば1クラス20名いたとして、週に8クラス担当していたら160人の管理が発生します。その160名に対して個別具体的に対応できる先生はたぶんいません。学校の先生だって27〜40名で大変なんですから、それを塾の先生に求めるのは無理があります。
であれば、やはり早期に子どもにあった家庭教師や個別の先生を探すのがベスト。そこに課金する分には、適切であれば必要投資と考えましょう。中学進学後には、年間120万程度の学費がかかります。小6時期は最大月10万を目安に課金する!くらいの覚悟は必要かもしれません。
③いい家庭教師の探し方
でも、いい先生ってどこにいるの?というのが問題。ネットで探しても、なかなか顔が見えないのが現実。また企業を仲介すると、実際に支払った額の半分以下しかその先生の手取りになりません。だったら、フリーでやっていて、それなりに情報発信していて、人気がありそうな先生をSNSで探す!がベスト。Twitterだと結構いますよね。でも、人気の先生は直前期になると当然ですが、枠が埋まります。ということは、やはり小5くらいからその枠をあらかじめ押さえておく方が良さそうですね。体験でも都度でもいいので、何人かお試ししてみると良いかもしれません。ただし、そういう家庭教師の先生は1h10,000円〜です。でも、変な個別にあたって失敗するより、納得してお金を払う方がいいですよね。必要に応じてしっかり情報収集して投資する、これはどの世界でも基本。感情に任せてお金を使うのは、課金ゲー、でも受験はそうならないようにぜひ早期から情報収集を!
まとめ
中学受験の場合、家庭教師はいた方がいい、という論点ですがもちろん不要なお子様も多くいらっしゃいます。でも実際に必要になったときにどうすべきか?ということを今回は書かせていただきました。ぜひご参考ください。
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