中学受験のコミュニティで「塾なし大学受験ができる中高一貫校はどこか?」という話題が上がっておりましたので、今日はこの議題についてお話したいと思います。
まず、大学名にこだわらなければ、大学という所ならばどこでも良い!というお考えでしたら、
どこの中高一貫校に進学されても塾なしで大学受験は可能だと思います。
この話題の回答で「この中学校は講習やってくれます。」や「自習室使えます。」や「先輩が勉強見てくれます。」や「学校に予備校の先生呼んで対応してくれます。」などありました。
しかし、これ、勘違いしやすいのですが、学校の強制ではなく、生徒が望めばやってくれるという話なんです。
今はお子さんが小6とかでしたら、親が「この講座取ってね。」といえば、ほぼ親の言う通りに子供は受講してくれると思います。中学生になると、親の言う事はなかなか聞いてくれません。「講座、申し込みなさい。」と言っても子供がやりたくなければ、「嫌だ。」と言ったり、期限までに講座申し込みをせずに受講できない、講座の受講案内の手紙を親に見せない、講座をサボっても親に連絡がいかない場合は、サボる。。。などなど抜け道はいくらでもあるんですよね。
うちの子も含め、そういうお子さんいっぱい見ております😅
学校側はこれを売りにしているかもしれませんが、学校のオプション的な講座はあまり期待し過ぎない方が良いと思います。
それよりも学校の通常授業がどれだけ大学受験に役に立つ授業なのか?の方が大事です。
日々の通常授業や定期テストが大学受験の共通テストを意識している問題をやってくれていれば、塾なし大学受験は可能です。
息子の学校では早慶合格者が割合として大きく占めております。
先日の学年保護者会で学年主任の先生がおっしゃていたのは中学3年生からは学校の定期テストが7割程度取れていれば、大学受験は心配していないとおっしゃておりました。
(塾なしでも早慶に合格できるくらいの力はつく。)
先輩方のお話を聞いても、早慶合格者は塾に行っていない、又は通塾したとしても苦手科目だけが多いようです。
鉄緑会に通塾する生徒が一定数いるのは、東大や医学部を考えている、又は学校が自由なので、せめてしっかり勉強する機会は作っておきたいから。とかの理由が中2では多いですね。
「趣味は勉強です!」みたいな生徒はあまりいません。
学校は鉄緑会はあまり賛成していないです。
塾に行くも行かないも子供の意思が強くなってきます。親が「あの塾行きなさい。」と言っても中学受験のように思い通りにならないですね。
先日、東進ハイスクールのある校舎に行きました。
直近の校舎の大学合格実績が貼り出されており、じっくり見てきました。
中学受験で進学した学校で大学の限界値が分かるというのが正直な感想です。
又、中高一貫校のこの学校から大学ここですか?と思うような結果もあり、「中学受験後、進学して6年間、勉強しなかった?」と思うようなものもありました。
(親、ショックだろうなぁ。。。と他人事ながら思ってしまいました。)
一方で、この学校からこの大学は納得!と思う結果ももちろんありました。
ミラクルが起こる可能性もあるかもしれませんが、中高一貫校の進学先で大学レベルは決まってしまうかもしれません。
本人にやる気があれば色々と変えられるかもしれませんが、中高一貫校の進学先はやはり真剣に考えるべき事なんだと実感しました。
小学校の6年間とは全然意味が違っていて、中高の6年間は友達は一生物になるとも言われますし、この時期の学びって将来に影響するものだと思います。
今は目の前の中学受験の事でいっぱいだと思いますが、その先の未来も見据えて進学先の選定をしてみて下さい。
本日も最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
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