サピックスは、1月下旬の最終授業から約2週間の6年生の中学入試期間、5年生以下は授業がお休みになります。
これは、先生方が6年生の入試を全力でサポートしたいため、と保護者会で説明がありました。
この入試休みの期間ですが、最近はzoomでのオプション講座があって任意で受講できるようですが、その他は、基本家庭学習中心となります。
我が家では、次の新学年をリフレッシュして元気にスタートできるよう、ラストチャンスとばかりに遊びに出かけたり、少しのんびりペースで息抜きも交えて心身を休める時間も作りました。
家庭学習では、やはり5年生の総復習や苦手潰しなど、普段なかなか手が回らない部分をまとまった時間の取れるこの時期にやっておきたいところです。
そして、この時期にやってはいけないことがあります。
それは「志望校の過去問を解くこと」です。
これはサピックスの先生が保護者会で言われたことなのですが、こんな感じの説明だったと思います。
「この時期になると毎年焦って過去問を先どりして始めてしまうご家庭がありますが、指示があるまで絶対にやらないでください。
過去問は「限りある資源」なので大事に計画的に使いましょう。」
この時保護者からは笑いが起こったのですが、のちのち先生の真意が分かりなるほど~と納得しました。
その理由としては、過去問の出来は、秋以降のサピックスオープンやSSの順位などと並んで
子どもが志望校に届いているかを見る判断基準の一つになるもので、その過去問が、初見で解いたものではない場合、判断基準が不正確になってしまう恐れがあるからです。
(ちなみに、サピックスでは夏から有名中が始まり、志望校の過去問を開始するのは秋以降です)
そしてもう一つの弊害は、この時期に志望校の過去問をやっても難しくて解けずに、自信をなくしてしまうことです。
ただ、親が入試問題を見て傾向を分析することは、私は大いにありだと思っています。
子どもが演習問題を解いている時に、例えば速さは志望校でよく出るから、しっかりやろうねとか、毎年計算問題が一問目にくるから、計算問題はミスなく解けるようにしておこうねとかの声掛けをするのと、ただ漫然と演習問題をやるのとでは、子どものモチベーションが全然違ってくるからです。
志望校の入試問題の傾向は、進学塾などのHPや、いわゆる赤本などの過去問集にも記載がありますが、各塾の入試問題分析会も非常に内容が濃くとても参考になりました。
また、このサロンでも最新入試問題動向のイベントが開催されますので、積極的にご利用なさってみてはいかがでしょうか。
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