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執筆者の写真倉田宙

これか?親の感じる無力感……?

中学受験も学年更新の時期になってまいりました。

保護者の皆様方におかれましては2月からの新年度も変わらぬ塾でお過ごしになることを覚悟し、書類も提出し終え、年度最後のテストに向けて発破をかけたり、あたたかく見守ったりしていらっしゃる頃かと存じます。


さて、今回は先日あった私の「やってしまった」をご紹介します。

先日の志望校判定テストに対して、反省シートを事前に配り、テスト明けの授業で丁寧に直しの仕方を教示し、宿題とした上で、最近自分が実施している生徒の答案に解けるべき問題の提示をしたものをつけるということを全員分して、志望校判定テストを解いた解説を作って、組分けに向けた宿題を印刷して準備して、万全の準備をして望んだ授業に対して、ほとんどの子が直しすらしていない始末がありまして、

プチンときてしまいまして。

クラス全体に向けて怒鳴ってしまったのです。

自分の指導力が足りず、子供たちの成績向上が出来ていないことを棚上げし、

第一志望がA判定出ている子が居ないだろ、と。悔しくないのか、と。SSの子と戦うのだから努力の量で負けてはいけない、と。

五分もつまらない講釈を垂れてしまったのです。

漢字テストのあとのクラスの様子は一変。いつも以上に音もなく静まり返る教室。怯えるお子様もいました。

関わりの深かった受験生が落ちないはずの鉄板の一月校に落ちてしまった焦りもあり、つまらないストレスを子供たちにぶつけてしまったのです。

その後の授業は普通に進みましたし、解説を聞く子供たちの中にはいつも挙手しない子が挙手するなど、新たな刺激もありましたが、授業が終わり、日課の個別対応の終わった僕に訪れたのは信じられないくらいの疲労感でした。

冬期講習、正月特訓と毎朝から夜まで授業だった私ですが、この経験したことの無いような疲労感はなんだろうと、デスクに戻って郵送物を纏めながら思ったのが、

 

この感覚を受験生の親はいつものように感じているのではないか

 

ということでした。

子供のために良かれと思ってあれこれやったのに、子供がそれに応えてくれなかったからといって子供を叱る。勝手に手出ししているのは自分なのに、勝手に怒って、勝手に疲れて、しかもそれをここに吐き出してしまっているのです。

あれ?私、サロンスタッフ側なのに愚痴吐き出す側になっていないか?

 

そして今感じているのは

自分が驕っているのではないかという無力感です。日が変わってもずっと残っています。

諸行無常、久しからず。勝ってはいませんが、新学年に向けて緒を締めなくてはならない、そう思いました。


皆様の辛さが少しだけでも理解出来た、のでしょうか。。。


いよいよ受験学年、波乱の年かもわかりません。

今後も皆様のご不明点、ご不安に寄り添えればと思っております。私の研鑽のためにも、皆様の意見を沢山お寄せいただけると嬉しいです。

今後ともよろしくお願いします。

記事の続きは…

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