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【新学年に向けて】国語の学力を伸ばすためには?⑤<要約力・随筆文>

更新日:4月1日





中学受験Three Starsの国語担当、大谷です。

「国語の学力を伸ばすためには?」をテーマにしたブログ第5回です。


今回のテーマは「随筆文」。

随筆文は「エッセイ」とも呼ばれ、筆者の体験が書かれているのが特徴です。

といっても、物語や説明文と随筆の境目はそれほど厳密にはないので、

【経験・エピソード→筆者の心情】の構成になっているものを「文学的随筆文」、

【経験・エピソード→筆者の意見】の構成になっているものを「論説的随筆文」と呼んだりします。

随筆文は要約にこだわる必要はありません。大切なのは、「どんな経験・エピソートが描かれているか」をくくり、

「そこからどんな気持ちになったか」「どんな意見を持ったか」にチェックを入れることができれば十分です。

ここでも、「具体と抽象の区別」が大切になってきますので、「どこまでが具体的な話?」「どこからまとめ?」という発問をしてお子様の目を養うと良いでしょう。



さて、もう一段レベルを上げた視点のポイントをお話しします。


「文学的随筆文」で多いのは、子どものころを振り返ったお話しです。子どものころの記憶なので、当然あいまいな部分があります。

そのあいまいな中に出てくる「象徴」を出題者は狙ってきます。

(というよりも、そういう象徴が出てくるからその文章を作問に選びます)

「父の背中」「母の作ってくれたお弁当」「字のないはがき」などなど…。

そういった象徴は何を表していて、そこに何を感じたのか、を考えながら読む目ができると、随筆文が得意になりますよ。


また、「論説的随筆文」では、「自然」「社会」のどちらかをテーマにした文章が多く出題されます。

第3回で書いた「論説文の構成」の②「対比キーワード型」、③「一般論対比型」が多いです。

「ある日散歩をしていた。アスファルトの裂け目から茎を伸ばしている花を見た」→「日本人は忙しすぎるようで…」

のパターンですね。

これも構成パターンを意識しておくと、文章の全体像がつかみやすくなります。



「随筆文が苦手」という相談をよくいただきますが、「随筆かどうか」にこだわることはありません。

経験・エピソードの段落をくくり、そこから考えたことをチェックする。この作業をすることで要点を見つけ出しましょう。


随筆文の読解ポイントは、中学受験Three Starsの動画でいうと

・小5上 第11回、第12回、第17回

で扱っています。5分くらいの動画なので、要点チェックのイメージを持ちたい方は見るだけ見てください。


次回からは「解く」ロジックをお話ししていきます。


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