「親が熱くなるだけでは成功しない」——現役小学校教師が語る父親の伴走術と、7月の学校見学・AI学習の最新動向
- ユウキ先生
- 6月11日
- 読了時間: 6分

こんにちは、ユウキです。
「夫婦二人で息子を追い詰めてしまうこともありました」——先日、あるメディアで現役の小学校教師がご自身の中学受験体験をこう振り返っていました。この言葉、思い当たる節があるご家庭も少なくないのではないでしょうか。今日は、この記事から見えてくる「父親の関わり方」の教訓と、7月に向けた学校見学の動き、そしてAIを活用した最新の学習ツールについてお伝えします。
現役教師が明かす「四面楚歌」からの教訓——父親が気をつけるべき3つのこと
ダイヤモンド教育ラボに掲載された記事が注目を集めています。
執筆者の松下隼司氏は、2003年より大阪の公立小学校で教壇に立つ現役教師
であり、中学2年の息子を持つ父親です。松下氏のご家庭では、息子さんの中学受験が「まさに四面楚歌」だったと振り返っています。
受験勉強のスタートは小6の春休み。周囲が3年以上前から塾に通う中、最後尾からの出発でした。偏差値60以上が必要な志望校、併願校なし、さらに小3から続けていたソフトボールも「辞めない」と譲らない状況だったそうです。
松下氏は「小6の春、いざ受験勉強を始めても、息子はどこか危機感がなく、のんびりとしたもの。そんな姿を見ていると、どうしても私の感情が先走ってしまいます。イライラし、強い言葉で叱責する」と当時を振り返っています。
そして、この経験を経て松下氏は確信を持って述べています。
「親が熱くなるだけでは、中学受験は成功しない」と。
私自身、15年以上この仕事をしてきて、父親が関わることで家庭の雰囲気が良くなるケースと、逆に悪化するケースの両方を見てきました。その違いは「伴走者」としての意識があるかどうかにあると感じています。
7月の学校見学説明会——TOMASが17校で開催、申込受付中
志望校選びが本格化するこの時期、学校見学の機会を逃さないことが重要です。
リソー教育グループの子会社であるTOMASは、2026年7月に開催される「有名中高一貫校 学校見学説明会」の申込受付を開始しました。浅野中学校や海城中学校、駒場東邦中学校など、首都圏の有名私立中学校17校が参加します。
2026年7月は、安田学園中学校(7月1日)、跡見学園中学校(7月1日)、大宮開成中学校(7月3日)、品川翔英中学校(7月4日)、洗足学園中学校(7月4日)、海城中学校(7月6日)、浅野中学校(7月7日)、神奈川大学附属中学校(7月8日)、多摩大学目黒中学校(7月10日)、駒場東邦中学校(7月11日)、中村中学校(7月11日)、サレジオ学院中学校(7月13日)、日本工業大学駒場中学校(7月16日)、本郷中学校(7月18日)、栄東中学校(7月18日)、桐朋中学校(7月25日)、法政大学中学校(7月27日)の全17校がラインアップされています。
参加条件は学校ごとに異なります。たとえば、安田学園中学校、大宮開成中学校、浅野中学校は保護者限定となっており、浅野中学校は1組1名まで、洗足学園中学校は1組2名までと人数制限が設けられています。
申込みはTOMASの特設Webページで受け付けており、各回とも定員が設けられ、先着順で満席になり次第、受付を締め切るとのことです。
昨日の記事でも学校見学についてお伝えしましたが、塾主催の説明会は、学校が直接主催するものとは別枠で参加できることが多いため、複数のルートで情報を集めることをおすすめします。
四谷大塚のAI学習ツール——「予習シリーズ」と組み合わせた弱点把握の仕組み
学習面では、テクノロジーの活用が進んでいます。
四谷大塚は、オリジナル教材『予習シリーズ』と学力を伸ばす毎週の『週テスト』の2つを大きな柱として、最新のIT技術・AIを活用したコンテンツを取り入れています。
東進ハイスクールを有するナガセグループの一角として、近年はデジタル学習やAIツールを強化しています。
近年の変化で特に大きいのが、AIを使った演習の導入です。「志望校別単元ジャンル演習」は、大学受験の東進における同演習講座をもとに、中学受験生向けに開発した四谷大塚のオリジナルコンテンツです。AIを活用し、個人別の学力の状況に応じて、その生徒が志望校入試において得点力を最大化できる個人別の演習プログラムを提供します。
具体的には、四谷大塚のスタッフが分析した全国有名中学校の入試問題の特徴や出題傾向・頻度と、AIを活用したオリジナルの分析を組み合わせ、学校ごとの細やかな入試問題分析と対策を実現しています。また、合不合判定テスト・週テスト・過去問演習・学校別判定テストなど、1人の生徒が受けてきた大量のテスト問題についての解答正誤データをもとに、生徒一人ひとりの最大の伸びしろとなる弱点単元・ジャンルを診断。
これにより、最適な個人別プログラムでの学習が可能となります。
私もAIを活用した弱点分析を取り入れていますが、あくまでも「ツール」です。AIが出した課題を、お子さんがどう受け止め、どう取り組むかは、やはり人間のサポートが必要です。
保護者の皆さまへのアドバイス
1. 父親の関わり方を見直す
松下氏の体験談から学ぶべきは、「熱くなりすぎない」ということです。特に父親は、自身の受験経験(多くは高校受験や大学受験)をそのまま当てはめがちです。しかし、中学受験は小学生が主役。精神的にまだ発達途上にある子どもに、大人の論理を押し付けると逆効果になることがあります。
夫婦で役割分担を明確にし、一方が叱ったら、もう一方がフォローに回る——この「バランス」を意識してください。
2. 7月の学校見学は「比較の目」を養う機会
学校見学に行く際は、複数校を見比べることをおすすめします。1校だけでは「良い」「悪い」の判断基準が持てません。少なくとも3校以上を見学することで、お子さん自身が「この学校の雰囲気が好き」と感じる感覚を育てることができます。
先着順で埋まる説明会も多いため、気になる学校があれば早めに申し込みを済ませてください。
3. AIツールは「任せきり」ではなく「活用」する姿勢で
AIが弱点を抽出してくれるのは便利ですが、お子さんがその結果をどう受け止めているかを確認してください。「苦手」と言われ続けると萎縮する子もいます。「伸びしろがあるところ」とポジティブに伝え直すのも、保護者の大切な役割です。
---
梅雨のこの時期、体調を崩しやすくなっています。受験勉強も大切ですが、まずは健康第一。行事やテストを控えているお子さんも多いと思いますので、睡眠時間の確保を最優先にしてあげてください。
ユウキ






